麻雀の「清老頭(チンロウトウ)」とは?成立条件や複合する役を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 清老頭とは何かを知りたい
  • 清老頭の成立条件が知りたい
  • 清老頭がどんな役と複合するのか知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀役のひとつである「清老頭(チンロウトウ)」についてお伝えしていきます。

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清老頭(チンロウトウ)とは

清老頭とは、麻雀役のひとつです。
老頭牌のみを使用するため、このような名前がついています。

はじめに、成立条件と点数、出現率について解説していきます。

1・9牌のみで手牌を構成すると成立

清老頭は、1・9牌のみで手牌を構成すると成立する役です。

槓子が含まれていても構いませんが、基本的には刻子4つと雀頭で揃えることになります。

使用できる牌は、一萬・九萬・一索・九索・一筒・九筒の6種類のみ。
そのうちの2種類が3枚以上他家に渡った時点で、もう揃えることが出来ないという、難易度が高い役です。

鳴いて揃えてもOKで、待ちの形にも制限はありません。
ただ、順子で揃えられない都合上、双碰待ちもしくは単騎待ちになります。

点数

清老頭は、役満です。
符計算が必要ないため、点数は、親48,000点、子32,000点となります。

出現率

清老頭の出現率は、0.002%です。
役満の中でも出現率が低い部類で、地和と同じ出現率となっています。

使用できる牌が6種類しかない上に、面子をすべて刻子で揃えなくてはいけないので、難易度は非常に高いですね。
緑色の牌だけを使って揃える役満「緑一色」に近い難しさがあります。

清老頭と複合する役・しない役

清老頭は役満なので、大前提として1~6翻の通常役とは複合しません。

役満同士の複合が認められている場合は、四暗刻・四槓子・天和・地和の4種類のみ複合の可能性があります。
とはいえ、清老頭のみで難易度が高いので、複合は現実的ではありません

四暗刻すべての面子を暗刻で揃え、清老頭を成立させれば複合
四槓子すべての面子を槓子にして清老頭を成立させれば複合
天和自身が親で、配牌時点で清老頭が成立していれば複合
地和自身が子で、第一ツモで清老頭が成立すれば複合

字牌を使用する役満は多いですが、1・9牌に限定されているのは清老頭のみなので、なおさら複合が難しくなっています。

清老頭を狙うべき場面

清老頭は、役満の中でも難易度が高いです。
アガれるかどうかは、配牌時点でほぼ決まってしまうでしょう。

清老頭を狙える場面を解説するので、参考にしてください。

配牌時点で1・9牌の対子が4つ以上

清老頭を狙うなら、配牌時点で1・9牌の対子が4つ以上は欲しいです。
それでも、テンパイできるかは微妙なところですね。
そのくらい、清老頭は揃えるのが難しいです。

また、序盤に2枚切れの1・9牌が発生した場合、要注意です。
2枚切れ=刻子で揃えることが不可能となります。
使える牌の種類が6種類から5種類になってしまうため、清老頭狙いはかなり厳しいでしょう。

対子として持っている牌だった場合、鳴きの判断を迫られることになりますが、むやみに鳴くと別の役への手変わりも難しくなってしまいます。

序盤~中盤でテンパイ可能な引きの良さ

清老頭テンパイがわかれば、放銃を避けることは容易なので、清老頭狙いの場合、早めに決着を付けたいです。

まず、清老頭を揃えているプレイヤーからは、序盤に捨てられるはずの1・9牌が出てきません。
加えて、清老頭を狙い続けられるということは、場全体で見ても、1・9牌の割合が低くなります。

2回も鳴けば、1・9牌が捨てられにくくなることは言うまでもありません。
鳴いて揃える場合でも、鳴きは1回に抑え、鳴いた時点で清老頭テンパイするのが理想です。

配牌時点で1・9牌を多く抱えていることに加え、序盤から1・9牌を引き続けるツモ運の良さが必要になります。
配牌が良くても、ツモ牌が良くない場合、別の役への手変わりを考えたほうが賢明です。

清老頭を狙う上での注意点

清老頭は、使用できる牌が6種類24枚しかありません。
ふと河を見たら、使用できる牌が場に出きってしまっていた、というケースもあるでしょう。

一直線に清老頭を狙うのではなく、他の役に切り替えることも考えて、打牌順を決める必要があります。

清老頭を狙うときに注意しなければいけないのは、清老頭テンパイにこだわりすぎないことです。

ここでは、清老頭からの手変わりに向いている役を紹介します。

字牌はなるべくとっておく

清老頭に使うのは1・9牌のみですが、字牌も残しておきましょう。

字牌を残しておけば、混老頭への手変わりが可能になります。
混老頭とは、ヤオチュー牌のみで手牌を構成したときに成立する役です。
2翻役ですが、対々和と七対子いずれかと必ず複合するため、実際は4翻以上でのアガリになります。

鳴きOKで食い下がりもないので、清老頭狙いで鳴いてしまったあとでも、路線変更が可能です。

1・9牌が絡む順子ができたらチャンタも視野に入れる

数牌の2・3・7・8をツモってきたら、チャンタも視野に入れましょう。

チャンタとは、混全帯ヤオ九と純全帯ヤオ九のことです。
いずれも1・9牌を含む役ですが、順子が使える点で清老頭よりも難易度が下がっています。

混全帯ヤオ九すべての面子と雀頭に、1・9・字牌のいずれかが含まれていると成立する2翻役(食い下がり1翻)
純全帯ヤオ九すべての面子と雀頭に、1・9牌が含まれていると成立する3翻役(食い下がり2翻)

他家の清老頭狙いを見抜くコツ

清老頭狙いは、わりと見逃されやすいです。

理由として、混老頭や混全帯ヤオ九、純全帯ヤオ九など、似ている役が多いため判別がつかないことが挙げられます。
上記の役は2~4翻で、決して高くないため、「警戒心が弱まってしまう」というのも大きいでしょう。

ただ、捨て牌の傾向としては特徴的ですし、可能性の有無を見分けるのはかんたんです。
中盤以降になっても1・9牌が場に少なかったり、1・9牌のポンが入ったりしたときには、確認作業を挟みたいですね。

方法は単純で、場に見えている1・9牌の残り枚数を数えるだけです。

  • 2枚以上場に出ている牌が3種類以上
  • 3枚以上場に出ている牌が2種類以上

この条件では、清老頭アガリはありえません。

清老頭に対するよくある質問

最後に、清老頭に対するよくある質問に答えていきます。

清老頭は対々和形と七対子形どちらになることが多い?

清老頭は、かならず対々和形になります

下位役である混老頭には七対子形があるため誤解されやすいですが、清老頭に使える牌の種類は6種類です。
日本の麻雀ルールでは、槓子を含む七対子が認められていないので、七対子形清老頭は作れません。

門前清老頭はダブル役満になる?

一般的には、門前清老頭をダブル役満とすることはありません

一般的なダブル役満といえば、大四喜・四暗刻単騎待ち・純正国士無双・純正九蓮宝燈の4種類ですね。

とはいえ、ダブル役満は定義の揺れが大きく、一部では門前清老頭がダブル役満となるルールもあるようです。

清老頭は老頭牌のみで手牌を構成する高難易度役満

清老頭は、1・9牌のみで手牌を構成すると成立する役です。
使える牌は、6種類計24枚しかないため、非常に難易度が高いです。

また、別の役への手変わりとなると、2翻役の混全帯ヤオ九や4翻役の混老頭となり、ガクッと点数が下がってしまうのも痛いところですね。

狙える場面は限られてしまいますが、配牌時点で1・9牌が半分以上を締めていたら、清老頭を視野に入れてみてはいかがでしょうか。