この記事を読んでいるあなたは
- 天鳳の地獄モードとは何か知りたい
- 天鳳の地獄モードから抜け出すための対策が知りたい
- 天鳳の地獄モードはどれくらい続くのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、ネット麻雀天鳳における「地獄モード」と呼ばれる現象についてお伝えしていきます。
「課金すれば地獄モードは訪れないのか?」「何戦を目安に抜け出せるのか」といった点にも注目して解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
天鳳の地獄モードとは
天鳳にて言われる「地獄モード」とは、天鳳をプレイしているユーザーから生まれた用語です。
天鳳が地獄モードと呼ばれるシステムを導入しているわけではありませんので、注意してください。
それを踏まえた上で、地獄モードがどのようなものか、解説していきます。
予期せぬ負けが続く状態を指す言葉
天鳳の地獄モードとは、予期せぬ負けが長期間に渡って続く状態を指す言葉です。
具体的には、以下のようなことが起こります。
- どんなに良形でテンパイしてもアガれない
- 放銃もしていないのに、親かぶりでラスを引く
- 普段は8%程度の放銃率が、一時期だけ10%超えになる
- 自動ツモ切りになった相手にすら、待ち牌を捨ててもらえない
- 配牌時イーシャンテンでもテンパイに持っていけない
このような状態が長いと1ヶ月以上続くと言われています。
とはいえ、全員が本気で言っているかといえばそうでもなく、ネタとして言っている人もいれば、単純にスランプ期間のことを地獄モードと呼んでいる人もいます。
対義語は天国モード
地獄モードの対義語は、天国モードです。
同じくプレイヤーが作った用語で、地獄モードとは反対に、なにをしても面白いくらい勝てる状態を指します。
- ドラが集まりやすい
- 親番連荘が止まらない
- 一発や裏ドラなどの偶然役が異常に乗る
- トップ率が5割以上になる
といったことが起きる、プレイヤーにとってはボーナスタイムのような存在です。
地獄モード=牌操作とは言い切れない
中には、地獄モードを牌操作だという人がいます。
- それぞれのプレイヤーに天国モードと地獄モードが割り振られている
- 自分よりも上位モードのプレイヤーには絶対に勝てないようになっている
- 天国VS天国、地獄VS地獄になったときだけ、本当の実力勝負に持ち込める
といった噂話もあるほどです。
しかし、本当にそのようなことは起こり得るのでしょうか。
地獄モードは実際にあるとしながらも、「地獄モード=牌操作」という意見には、懐疑的な人も存在します。
- リアルの麻雀でも、なぜかツイていないときがある
- わざわざ手間をかけてそのようなプログラムをするのに何の意味があるのか
- 公式が牌山の生成プログラムを公開している以上、公平だと考えている
というのが、牌操作否定派の意見です。
そもそも、天鳳の段位はプロ団体からも一目置かれるレベルです。
日本プロ麻雀連盟や最高位戦日本プロ麻雀協会には、天鳳位に上り詰めたプレイヤーの入会試験を免除する仕組みもあります。
牌操作があるシステムなら、実力を図るツールとして成り立ちません。
地獄モードと呼ばれるもの、いわゆるスランプというのは誰しもが経験することです。
それが公式による牌操作とは結論付けられないでしょう。
天鳳で地獄モードに入ってしまった場合の対策5選
地獄モードが本当にしろ噂話にしろ、不調が続いているプレイヤーが考えることは「早く抜け出したい」ということでしょう。
地獄モードに入ったときに使える対策を5つ紹介しますので、参考にしてください。
客観的に自分の打ち筋を評価する
最初にすることとしておすすめなのが、客観的に自分の打ち筋を評価することです。
- 自分で自分のプレイを客観視してみる
- 知人に牌譜を見てもらう
- 麻雀教室などに赴き、講師やプロ雀士に牌譜を見てもらう
- 「麻雀AI革命爆打」などを用いて、AIに診断してもらう
上記のうち、最低でも2パターンの方法を実践してみましょう。
信用性が高まるのは全種類試す方法ですが、たくさんの意見を聞くと混乱してしまうという場合は、ある程度絞っても問題ありません。
大切なのは、自分に直すべき点があるか、敗因はなにかを探ることです。
特筆すべき欠点が見当たらないのなら今の打ち筋のまま、ツキが回ってくるのを待てば良いですし、欠点が見つかったら今後の肥やしにできます。
このとき、ネットで不特定多数に尋ねることはおすすめしません。
回答者のレベルが保証できませんし、真剣に答えてくれているかどうかも判別できないからです。
実力が保証されているプロに尋ねるか、親身になって相談に乗ってくれるであろう知人に尋ねるのがコツです。
他の麻雀アプリを試す
他の麻雀アプリで打ってみるのもひとつの手です。
それによって、天鳳が原因なのか、自分自身に原因があるのかが突き止められます。
前のステップをやっている人なら、さらに詳細に判断できるでしょう。
自分自身に原因が見つからなかったにもかかわらず、天鳳以外のアプリでも調子が悪いなら、運や流れといった要素でスランプに入っていると考えられます。
正確に診断したい場合には、以下の2点を守ると良いです。
- 天鳳で負けが続いた回数分打つ
- 天鳳でプレイしているゲームモードと同等の実力卓でプレイする
ひとつめは上振れ・下振れの片方だけをとってしまわないため、ふたつめは実力差による判断ミスをなくすためのポイントです。
天鳳では特上卓で打っている人が他のアプリの初心者卓で勝っても、正しい診断はできません。
打ち方を変えずに続けてみる
客観的に診断した結果、自分の打ち筋に問題がないと判明した場合、打ち方を変えずに続けてみましょう。
良くないのは、結果に惑わされて闇雲に打ち筋を変えた結果、自分の打ち方を忘れてしまうことです。
そうなると、地獄モードを抜けてからも調子が戻らず、負けが続くなんてことになりかねません。
さらに言えば、いつ地獄モードを抜けたのかも判断できなくなってしまいます。
負けが続くと、自分のプレイに自信が持てなくなるでしょう。
しかし、一度正しいと評価を下したならば、一時の感情でブレてはいけません。
意識して打ち方を変えてみる
客観的に見て自分の打ち筋にも問題点があったと判断した場合は、打ち方を変えてみます。
この方法を実践するときのポイントは、以下の3つです。
- なんとなくで変えない
- 必要があれば前の打ち方に戻せるように準備しておく
- どの対局から打ち方を変えたかを覚えておく
とにかく、一定期間データを集めてみることが大切です。
次はこうしてみようかな、やっぱり戻そうかな、とフラフラせずに、「今日から20戦は〇〇という思考に基づいて打っていく」と決めてしまいましょう。
対局前に目標と方針を書き出し、対局後に振り返りをするようにすれば、結果がどちらに転んでも今後の糧になります。
熱くなりすぎない
連続してラスを引いたとき、熱くなリすぎないことも大切です。
悔しさだけで連戦し、さらにラスを引いて余計に熱くなり、フォームもメンタルも落ちていく…というのが最悪のシナリオです。
頭に血がのぼっている状態では、打開できるものもできません。
また、理不尽なラスが続くと、どうせ勝てない→ほら、やっぱり勝てなかったと、負けを肯定しはじめてしまうのも問題です。
自分の実力ではなく、地獄モードに突入しているせいだという考えがあると、負けは嬉しいことになります。
負けの回数が積み上がるほど、「こんなに勝てないのはおかしすぎる」という論が通るからですね。
メンタルを保つためにも、「1日に○回ラスを引いたら、その日は麻雀をやめる」と決めてしまうと良いでしょう。
天鳳の地獄モードに対するよくある質問
最後に、天鳳の地獄モードに関して、よくある質問に答えていきます。
課金ユーザーは優遇されている?
課金ユーザーの優遇は存在しないと言っていいでしょう。
地獄モードは公式側の操作と言っている人でも、課金ユーザーの優遇はないと結論づけていました。
理由としては、以下の事柄が挙げられています。
- 天鳳の課金は一律500円。重課金者というものが存在しないので、課金による優遇はない
- 課金プレイヤーしかプレイできない鳳凰卓でも、地獄モードが起こっている
- 無課金で七段R2000を達成したプレイヤーを知っている
優遇の有無を確実に確かめる術はありませんが、公式がそれをおこなうメリットが薄いことは確かです。
地獄モードは何戦続けば終わる?
地獄モードは何戦と決まっているものではありません。
20戦程度で終わったという口コミから、200戦以上調子が悪いという口コミまで、本当に幅があります。
地獄モードをプレイヤーのスランプと考えれば、数値がばらつくのも納得できるのではないでしょうか。
地獄モードがあるのは天鳳だけ?
実は、地獄モードと呼ばれる現象は、天鳳だけのものではありません。
他のアプリでも似たような声が上がっているほか、対面麻雀であるMリーグでも起こっているのです。
- 打ち方に悪いところが見当たらないのに、異常に負けが続く
- ラス回避が上手いと言われていたプロ雀士が5連続でラスを引く
そのような現象が実際に起こっています。
地獄モードは、天鳳ユーザーに限らず、雀士であれば誰しもが経験すると言って良いのではないでしょうか。
そしてそこに、ネット麻雀かどうかは関係ありません。
天鳳の地獄モードをどう乗り越えるかが重要
異常に負けが続く地獄モードは、一定数存在が確認されています。
ただし、それは牌操作などの人為的なものではなく、解明のしようがない、オカルト的な話です。
大切なのは、地獄モードに突入した際に、それをどう乗り越えるかではないでしょうか。
「地獄モードは公式の操作」とするのか、「一度自分のプレイを見直してみよう」となるかでは大きな違いがあります。
見直した結果問題がないと判断できれば、それはそれで大きな収穫です。
その後どれだけ負けが続いても、自分のプレイに自信を持てるからです。
雀力を高めたいと考えている人はぜひ、地獄モードを自身のレベルアップのために活用してみてはいかがでしょうか。