この記事を読んでいるあなたは
- おすすめの麻雀漫画が知りたい
- おすすめ漫画の特徴と見どころが知りたい
- 自分の知識レベルに合った麻雀漫画が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀を全く知らない人から麻雀好きまで楽しめる、おすすめの麻雀漫画を9つ紹介します。
麻雀初心者でも楽しめるおすすめ麻雀漫画3選
はじめに、麻雀初心者や麻雀をよく知らない方でも楽しめるおすすめ漫画を3つ、紹介します。
いずれも登場キャラクターが魅力的で、麻雀シーンについていけなくても、ヒューマンドラマとして楽しめます。
天〜天和通りの快男児〜
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 近代麻雀 |
巻数 | 全18巻完結 |
ストーリー
物語は、合理主義で知的に麻雀を打つ男・井川ひろゆきと、バレバレのイカサマで麻雀を打つ男・天貴志が出会うことで始まります。
天と出会ったことをきっかけに、代打ちとしての道を歩みはじめるひろゆき。しかし、理論に基づいたまっとうな麻雀を打つひろゆきにとって、イカサマありの裏社会で生きていくのは難しいものでした。
表社会と裏社会の間で揺れ動くひろゆき、完全な裏社会で生きる天と赤木…三者三様の生き様に注目です。
見どころ
同じ作者の麻雀漫画では「アカギ」が有名ですが、実は、アカギはもともと「天」のスピンオフとして作られた作品です。
「天」では、アカギの主人公である赤木しげるが年をとった姿で登場しています。
キャラクターの心情を丁寧に描いているので、麻雀の知識が少なくても問題ありません。
むしろ、麻雀に興味を持つきっかけとして、おおいに役立ってくれるでしょう。
また、作品後半からは、死生観についても触れられ、深く考えさせられる内容となっています。
兎 -野性の闘牌-
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 近代麻雀コミックス |
巻数 | 全17巻完結 |
ストーリー
主人公・俊は、金髪に近い茶髪と青い瞳を持つ高校生。
目立つ容姿のせいで上級生から目をつけられた俊は、イカサマ麻雀のカモにされてしまいます。
しかし、俊には危険を察知するという特殊能力がありました。持ち前の危険察知能力で、上級生の当たり牌を次々と回避する俊。
見事勝利を収めた俊は麻雀に興味を持ち、高校生代打ち集団ZOOへの入園を決意するのでしたー。
見どころ
動物にちなんだコードネームと個性豊かな特殊能力を持った、ZOOのメンバーが見どころです。
超能力じみた戦術は、麻雀を知らない人でも「異能漫画」として楽しめるでしょう。
序盤から匂わされる園長と俊の関係や、代打ち集団を高校生のみでおこなう理由といった”謎”にも注目です。
凍牌
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | ヤングチャンピオン |
巻数 | 全12巻 |
ストーリー
物語の主人公は、昼は学生、夜は雀士の二重生活をしている男子高校生、圭。
高レート雀荘を荒らして回っているとして有名な彼には、「少女を飼っている」という噂がありました。
アミナと呼ばれるその少女は、圭とどのような関係にあるのか?
また、圭が裏社会に足を踏み入れた理由とはー?
見どころ
序盤は多くの謎を張り巡らせながら、圭の強さ、冷たい雀風を描いていく本作。シリアスな描写が多くありながらも、先が気になる描写でグイグイとページを捲らせる力があります。
「凍牌」は全12巻ですが、「凍牌人柱編」「凍牌ミナゴロシ編」と、タイトルを変えて物語が続いているので、ぜひ最後まで追ってみてください。
麻雀好きにおすすめの麻雀漫画3選
つづいて、麻雀好きにおすすめの麻雀漫画を3つ紹介します。
作中にルール解説はほとんど出てきませんが、その分麻雀について掘り下げられており、実際に麻雀を打ったことのある人に刺さる内容となっています。
天牌
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 漫画ゴラク |
巻数 | 既刊108巻 |
ストーリー
麻雀をこよなく愛する大学生・沖本瞬。同級生が麻雀をやめ、社会と折り合いをつけて生きる道を選ぶ中、瞬は麻雀打ちとしての生き方を模索していました。
数々の雀荘に赴いて腕試しをする中、麻雀職人・黒沢と出会い…。
見どころ
麻雀中級者以上の知識がある人におすすめの漫画です。
キャラクターの心理描写や麻雀の展開が丁寧で、雀荘に行って麻雀を打ったことがある人ならば、感情移入しながら読むことができるでしょう。
さまざまな戦術を使う雀士と出会いながら、瞬が成長し、強くなっていく様に注目です。
鉄鳴きの麒麟児
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 近代麻雀 |
巻数 | 全4巻完結 |
ストーリー
主人公の桐谷は、ネット麻雀廃人で、バツイチで、現ニート。
朝から晩までネット麻雀をして、食事は290円ののり弁当、という生活をしていた桐谷ですが、元妻が病に倒れたことで生活が一変します。
一人娘を養うため賭け麻雀の世界に踏み込んだ桐谷と、その家族の運命とはー?
見どころ
「鉄鳴きの麒麟児」は、日本プロ麻雀協会のプロ雀士・渋川難波さんが監修している作品です。
そのため、闘牌シーンにはリアルさがあり、タイミングの良い鳴きや手牌読みといったテクニックも描かれています。
強運と勢いだけではない、リアルな麻雀漫画を読みたいという人におすすめの作品です。
むこうぶち 高レート裏麻雀列伝
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 近代麻雀 |
巻数 | 既刊54巻 |
ストーリー
1,000点1,000円円以上の高レート雀荘に、その男は現れます。
狂気じみた強さを持つ男・傀。
対戦相手に合わせて自在に戦術を変える傀は、負けることを知りません。
今日もまた、ひとりの男が彼に負け、全てを失っていきますー。
見どころ
高レート雀荘をメインに展開する漫画で、人の破滅やといったダークな面も描かれます。
登場キャラクターは、誰もが個性豊か。主人公以外の登場人物にスポットライトが当たる場面が多く、ヒューマンドラマとして楽しめる作品です。
麻雀雑誌に掲載されている作品のため、「麻雀のルールは知っていて当然」という描かれ方をしています。
麻雀好きなら、読みながらワクワク・ゾクゾクできること間違いなしです。
アニメ化された麻雀漫画おすすめ3選
最後に、アニメ化された麻雀漫画の中から、おすすめを3つ紹介します。
映像化作品だけあって、いずれも読みやすく、引き込む力の強い漫画が揃っています。
麻雀を知らない人が読んでも楽しめるラインナップになっていますので、興味を惹かれた人はぜひ1巻だけでも読んでみてください。
咲 -Saki-
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | ヤングガンガン |
巻数 | 既刊21巻 |
ストーリー
舞台は、知的スポーツとして麻雀が社会に浸透した、架空の日本。
主人公の咲は、人並み外れた麻雀スキルを持つ女の子です。
ある出来事が原因で麻雀嫌いになってしまった咲ですが、幼馴染の京太郎に誘われたことをきっかけに、清澄高校麻雀部に入部します。
麻雀部のメンバーと卓を囲むうちに、麻雀の楽しさに気づく咲。少女たちの青春物語が、今始まりますー。
見どころ
麻雀漫画には珍しい、可愛らしい絵柄が特徴の漫画です。
登場人物は女の子ばかりで、萌え×麻雀という新ジャンルを確立しています。
各キャラクターに得意技が設定されていて、基本的にはその能力を駆使して対局が進んでいく本作。高得点役が飛び交う派手な麻雀なので、読んでいて麻雀がしたくなりますよ。
主人公・咲の得意技「嶺上開花」や、ライバル校の大将・衣の得意技「海底撈月」が披露されるシーンには、特に注目です。
哲也~雀聖と呼ばれた男~
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 少年マンガ |
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雑誌 | 週刊少年マガジン |
巻数 | 全41巻完結 |
ストーリー
時代背景は、戦中から戦後の日本。百円が大金だった時代です。
少年時代の哲也は、教官に盾を突いたことで無期停学の身となります。その後運良く職につくものの、安月給でとても暮らしていけません。
強い者が弱い者を食い尽くす…。戦時中も戦後も世の中の仕組みが変わっていないことを悟った哲也は、ギャンブラーとして生きる道を選ぶのでしたー。
見どころ
哲也がギャンブルにハマるきっかけから丁寧に描かれており、序盤の引き込み力が強い作品です。
哲也の心情も事細かに描かれるので、ヒューマンドラマとしても楽しめます。
また、実在する人物である阿佐田哲也をモデルに描かれている点にも注目です。ノンフィンクションではない、とされながらも、作中で哲也が文学を嗜んでいたり、ナルコレプシーを患ったりと、阿佐田氏を連想する描写が多く取り入れられています。
アカギ
出典:https://www.cmoa.jp/
ジャンル | 青年マンガ |
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雑誌 | 近代麻雀 |
巻数 | 全36巻完結 |
ストーリー
大雨が降る中、多額の借金を背負った男・南郷は、窮地に立たされていました。負けたら命がないという大勝負の中、活路が見出せずにいたのです。
そんな南郷のもとに、ずぶ濡れになった13歳の少年・アカギが現れます。
藁にもすがる思いでアカギに代打ちを依頼する南郷。
麻雀素人でありながら、巧みな心理戦と大胆なイカサマで盤面を覆すアカギ。
それは、後に伝説となる男の麻雀人生が、動き出した瞬間でしたー。
見どころ
クールでミステリアス、何を考えているかわからないアカギの強さと狂気が見どころです。
命をかけた勝負の場面でも動揺しない心や、心に抱えた闇、独特な死生観…。アカギの持つ異常性を、存分に堪能してください。
そして、口数の少ないアカギに代わって解説役として位置する、稲田組の若頭・仰木武司にも注目。
麻雀のルールを知らない人であっても、仰木の反応を見ながら読み進めることで対局が把握でき、またアカギの凄さにも気づくことができます。
麻雀漫画はこれから麻雀を覚えたい人にもおすすめ
この記事では、おすすめの麻雀漫画を9つ紹介しました。
対局に勝つ快感を疑似体験するのにもってこいのツールですので、これから麻雀を覚えたい人が”導火線”として利用するのもおすすめですよ。
また、麻雀漫画は、薄暗い裏社会を描く作品が多いという特性上、キャラクターの生き様、信念といったところまで掘り下げてあるものが非常に多いです。
麻雀を知らなくてもヒューマンドラマとして楽しめますので、「ルールがわからないから」といって敬遠せず、試しに読んでみてはいかがでしょうか。