中抜きとは?選択する場面や安全牌の見極め方まで徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀の中抜きとはなにか知りたい
  • 中抜きを選択する場面を知りたい
  • 中抜きをするために安全牌の見極め方が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「中抜き」についてお伝えしていきます。

結局、一番おすすめの麻雀アプリは?

結論、麻雀アプリではジャンナビが最もおすすめです。

ジャンナビは、

  • 累計会員数500万人以上
  • 現役のプロ雀士とも対局可能

等の理由で、現在大人気の麻雀アプリです。

>>ジャンナビを
30秒で無料インストール!<<<

中抜きとは

中抜きとは、すでに完成している順子の真ん中の牌を切ってオリる技術のことです。

たとえば、「4・5・6」と揃っている中で5を捨てたら中抜きです。

真ん中を抜くことから「中抜き」という呼び名になっており、順子の端や刻子を崩す場合は中抜きとは言いません。

順子の端を崩した場合は両面塔子が残りますし、刻子を崩した場合は雀頭として使うことも可能ですが、中抜きすると、再度同じ牌をツモらない限り使い道がないため、アガリを諦めたオリ方です。

中抜きとオリの技術

麻雀のオリには、ベタオリと回し打ちがあります。中抜きを覚える上で、この違いを知っておくことは重要なので、合わせて覚えておきましょう。

中抜きはベタオリに分類される

ベタオリは、アガリを放棄して放銃しないことを第一とするオリのことです。中抜きは、アガリを放棄する打ち方なのでオリの種類としてはベタオリに分類されます。

ベタオリでは、シャンテン数は一切考慮せず、14枚ある手牌の中から常に一番安全だと思う牌を打牌していきます。

たとえば、中抜きをして嵌張塔子になった部分はほぼ要らないものですが、次に安全だと思う牌が刻子部分ならそこを捨て、別の順子の真ん中が安全ならそこを捨て…というように、ブロックの概念無く守りに徹する打ち方です。

アガリを諦めないなら中抜きではなく回し打ち

回し打ちとは、面子や塔子を崩しながらも、いつでも戦線に戻れるように立ち回るオリの技術のことです。

あと少しでアガれそう、放銃のリスクよりもアガリのリターンのほうが大きい、というときは、回し打ちで様子を見ます。

手法としては、トイツ落とし、ターツ落とし、暗刻落とし、七対子への切り替えなどがあります。

中抜きを選択する場面

つづいて、中抜きを選択する場面を2つ紹介します。

絶対に振り込んではいけないとき

まずは、絶対に振り込んではいけないときです。

テンパイしているプレイヤーの点数が高そうなとき、自分と順位が近くて放銃が命取りになりそうなときなど、アガリによるリターンより放銃のリスクのほうが大きい場合は、中抜きによるベタオリをします。

シチュエーションとしては、順子の真ん中のみが安全牌で、他の崩し方だと放銃の危険性があるというときに選択する道です。

他家よりも自分の手が安い・遅いとき

他家よりも自分の手が安い、もしくはテンパイが不可能と感じるほど手の進みが遅いときにも、中抜きによるベタオリが有効です。

早い段階で自分のアガリに見切りをつけた場合は、他家がテンパイする前に、なるべく危険牌を捨て、安全牌を残すように動きます。

順子の真ん中の牌が無スジなどの危険牌で、新しく引いてきた牌が現物、字牌などの安全牌なら、あえて中抜きをして先に危険牌を通してしまいましょう。

ベタオリの中でも特に防御に極振りした動きですが、本当にどうしようもない配牌のときには、中途半端なオリをするより良いです。

中抜きと安全牌

中抜き自体は特に安全なオリ方というわけではなく、あくまで安全牌を探した結果、順子の真ん中の牌が一番安全だから中抜きをする、という流れになります。

安全牌を見抜けなければ中抜きをする意味がありませんから、どんな牌が安全なのか、よく確認しておきましょう。

ここでは、ベタオリするときに使える安全牌を、捨てる優先度順に紹介します。

上家が捨てた牌

優先度が最も高いのは、上家が捨てた牌です。

麻雀には同巡内フリテンというルールがあり、一度ロンを見逃した場合は同じ巡目内ではロンアガリできません。つまり、上家が捨てている牌は、下家にも対面にも放銃しない絶対的な安全牌なのです。

上家が捨てた牌と同じ牌を捨てる行為は「合わせ打ち」と呼ばれ、オリのテクニックのひとつとして知られています。

ただし、リーチをかけていないプレイヤーは、次の巡目にはフリテン状態が解除されてしまうため、期間限定での安全牌となります。

オリているタイミングで、上家が捨てた牌と自分の手牌が一致したら、現物や完全安全牌よりも優先して捨てましょう。

現物

合わせ打ちできる牌がない巡目では、放銃したくないプレイヤーの現物を優先的に捨てます。

現物とは、他家が河に捨てている牌のことです。
麻雀には、自分が捨てた牌でロンアガリすることはできないというルールがあるため、すでに河にある牌から捨てれば放銃する危険性はゼロです。

ただ、あくまでその牌を捨てているプレイヤーにだけ効くものなので、3人全員には対処できません。

たとえば、上家が1萬を捨てている場合、1萬を捨てて上家にロンされることはありませんが、対面と下家からはロンがかかることがあります。

完全安全牌

合わせ打ちができず、3人のプレイヤー全員がテンパイしている状態で役立つのが、完全安全牌です。

完全安全牌とは、自分以外のプレイヤー全員の現物のことです。
いつ捨てても安全で、なおかつ絶対に放銃することはありません。

ただ、自分以外の全員が1枚ずつ捨てていて、なおかつ残りの1枚を自分が持っているというケースは少ないため、貴重度も高いです。

序盤でリーチ者が1人、他にテンパイの気配なし、といったタイミングではまだ使わず、中盤から終盤に差し掛かってここぞというときに使うのが良いですね。

ただ、完全安全牌を捨てるより前に放銃してしまっては元も子もないので、極度に温存しすぎないようには注意しましょう。

4枚目の字牌

絶対に放銃しない、とは言い切れませんが、4枚目の字牌も比較的安全です。場に3枚が見えていて、最後の1枚を自分が持っている、というケースですね。

字牌は、数牌と違って1枚で面子に組み込むことができないため、放銃の危険性が非常に低いです。

ただ、例外として、国士無双だけは字牌を1枚で使えます。

序盤から中張牌を切っているプレイヤーがいる・4枚切れのヤオチュー牌が1種類もない、といった特徴があるときは、国士無双の危険性があるので4枚目の字牌であっても安全ではないです。

スジや壁を利用した安全牌読み

合わせ打ち・現物・完全安全牌・4枚目の字牌のどれも無くなってしまった場合は、スジや壁を利用して、少しでも安全度が高い牌を選んで捨てます。

スジとは、「1・4・7」「2・5・8」「3・6・9」という、両面待ちのときに待ち牌になるラインのことです。

先程「現物はロンされない」という話をしましたが、両面待ちでテンパイしている場合、自分が捨てた牌のスジでもアガることができません。

たとえば、4萬を捨てているプレイヤーは、「2萬・3萬」や「5萬・6萬」の両面待ちでテンパイしても、1萬や7萬でロンアガリできないのです。よって、1萬や7萬は安全に通せる、と考えられます。

壁とは、4枚すべてが場に見えている牌のことです。

たとえば、2萬が場に4枚とも見えている場合、「2萬・3萬」という両面塔子を持っているプレイヤーはいませんね。よって、1萬は安全に通せると考えられます。

ただ、スジや壁は両面塔子の可能性がない、という話なので、両面以外の待ちの場合は放銃の危険性があります。

中抜きは順子の真ん中の牌を切ってオリる技術のこと

中抜きとは、すでに完成している順子の真ん中の牌を切ってオリる技術のことです。

切った部分を再び面子にするには単純にもう一度同じ牌を引いてくるしかない上、残った嵌張塔子は浮いてしまうため、オリの中でも守備に特化した手法です。

せっかく揃った面子を崩してしまうことに躊躇する人も多いですが、麻雀は4回に1回しかアガれないゲーム。引くべき場面でいかに潔く勝負からオリられるかが明暗を分けます。

放銃率が高い人は、安全牌なら中抜きもいとわない、という気持ちで対局に臨んでみてください。