この記事を読んでいるあなたは、
- 天和(テンホー)とは何かを知りたい
- 天和(テンホー)になる条件を知りたい
- 天和(テンホー)が発生する確率を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに「天和(テンホー)の定義や条件、発生する確率」などを紹介します。
天和(テンホー)とは?
天和(テンホー)は、麻雀の役の1つです。
役満の1つで、親にの場合のみに限定されるあがり役であり、最初の14枚の配牌の時点であがっていることが条件となります。
あがる際のアタマやメンツの組み合わせはなんでもOKで、何か役ができていれば天和であがることができるため、自身が親であれば、配牌の時点での牌を確認すると良いでしょう。
ただし、配牌で4枚が同じ牌がある際に、アンカンして、リンシャンカイホウであがりになった場合には、天和にはならないため注意が必要です。
地和(チーホー)との違い
地和(チーホー)は、天和と同じく麻雀の役の1つで、その違いは、自身が親なのか子なのか、と言うことです。
地和は、子である場合で、天和と同じく最初の14枚の配牌の時点であがっていることが条件となります。
自身に配牌が来た際には、親であれば天和、子であれば地和かどうかを確認すると良いでしょう。
また、地和は、自身の第一ツモの前に誰かがポンやチーで鳴いてしまうと地和の役が成り立たなくなるため注意が必要です。
人和(レンホー)との違い
人和(レンホー)は、天和と同じく麻雀の役の1つで、その違いは、ロンであがるかどうか、と言うことです。
人和は、自分がツモる前に他家からの捨て牌でロンすると成り立つ役です。
天和でなかったとしても、テンパイしていれば人和であがれる場合があるため、相手の捨て牌も注意深くみておくと良いでしょう。
天和(テンホー)になる条件
天和になる条件を解説します。
親となった際に使える
天和となる条件の1つは、自身が親であることです。
最初に配られた手牌で条件を満たしていたとしても、自身が親でなければ天和でアガることはできません。
条件を満たしていて自身が親でない場合は、地和となります。
天和かどうかを確認する際は、自身が親であるかどうかを確認すると良いでしょう。
最初に配られた手牌であがる
天和となる条件のもう1つは、最初に配られた手牌であがると言うことです。
つまり、第一ツモでツモる前に天和を宣言する必要があると言うことです。
たとえ配牌が天和の条件を満たしていたとしても、第一ツモでツモってしまうと、条件を満たせていないことになり、天和であがることはできません。
そのため、第一ツモでツモる前に自身の配牌をよく確認して、天和であがれるかどうか判断しましょう。
天和(テンホー)の出し方
天和の出し方を解説します。
手牌と牌山を入れ替える
天和の出し方としては、手牌と牌山を入れ替える「燕返し(積み込み)」という方法があります。
燕返しは運要素でしか出ない天和を故意的に狙うイカサマなため、実際の麻雀で行うと周りの人から注意されます。
燕返しは、以下の手順で行うことが可能です。
- 自分の目の前にある牌山の下段(14枚)を天和の形になるようにする
- 牌山上段(17枚)と牌山下段の右端(3枚)を持ち、手牌に重ねる
- 手前の牌山(2段17枚)を元の位置の牌山に移動させる
- 事前に仕組んだ牌(14枚)とすり替えて手牌に置く
- 何事もなかったように牌を見て天和と発する
燕返しは周りの人に不自然な動きをしていると悟られないように平然と牌を仕組む必要があるため、バレずにやるには事前に何度も練習しましょう。
2の2の天和で役を作る
天和の出し方として、2の2の天和で役を作る方法があります。
2の2の天和とは東家(親)と南家が手を組んで行うイカサマで、ドラマ「麻雀放浪記」でも使われているシーンがありました。
2の2の天和のやり方はシンプルで、東家(親)が振るサイコロで2を出した後に南家も同じく2を出すだけです。
南家と組むことができれば、燕返しよりも容易に天和を出すことができるため、イカサマが許されている関係であれば一度狙ってみてはいかがでしょうか。
天和(テンホー)に関するよくある質問
天和に関してよくある質問に回答します。
天和(テンホー)が発生する確率はどのくらい?
天和が発生する確率は、1/330,000(約33万分の1)と言われています。
これは、全ての麻雀の役39種類の中で発生する確率の低さで言うと、38位となっています。
飛行機に乗った際に墜落すると言われている確率が1/100,000(約10万分の1)と言われているため、天和が発生する確率がどれほど低いかがわかるのではないでしょうか。
天和(テンホー)であがった際の点数はいくつ?
役満であがった際の点数は、親が48,000点で子が32,000点となっています。
また、役満であればどの役であっても一律であり、天和で上がった際の点数は、親で上がった際の点数であるため、48,000点となります。
天和は出る確率が非常に低い役であるため、点数を稼ぐのであれば他の役を狙った方が良いでしょう。
天和と国士無双の組み合わせは出る?
天和は偶然揃う役満であるため、国士無双の組み合わせで出る可能性もあります。
狙って出せるものではありませんが、絶対に出ないわけではないため、いつか出ることを信じて麻雀を打ち続けると出すことができるかもしれません。
また、積み込み技である燕返しや2×2の天和を利用すれば、容易に天和と国士無双の組み合わせが出せるでしょう。
天和であがった人は今までにいるの?
天和は燕返しや2×2の天和といった積み込み技を使えば作為的に役を作ることができるため、あがることはできます。
また、確率で出る役満なため、初心者の方でも運さえ良ければ天和であがれる人はいるでしょう。
さらに麻雀ゲームでは天和であがりやすくなっている特性もあるため、どうしても天和であがってみたい方は、麻雀ゲームで天和を狙ってみるのも良いかもしれません。
実際の麻雀で天和であがりたいと言う人は、4人ではなく3人で麻雀をすると天和の出る確率があがるため、おすすめです。
天和(テンホー)の定義や条件などのまとめ
この記事では、「天和(テンホー)の定義や条件、発生する確率」などを解説しました。
天和は、自身が親であった場合にのみ限定されるあがり役で、最初の時点で14枚の配牌の時点であがっていることが条件となる役です。
あがる役はどんな役でもかまいませんが、自身が親でなければ成立せず、親でない場合は同じ条件を達成していても地和となるため、注意が必要です。
天和は、自身で作り出すことができない確率の低い役で、その確率は、飛行機に乗った際に墜落する確率より低いものとなっています。
このように、あがる確率が低い天和ですが、積み込みと呼ばれるイカサマ技を利用すれば容易に天和であがることができます。
特に、南家と組んで行う2×2の天和は、燕返しよりも比較的容易に天和を作為的に作ることができるでしょう。
仲間内で麻雀を楽しむなど、イカサマが許される状況であれば、周りを驚かす目的で一度天和を狙ってみてはいかがでしょうか。