この記事を読んでいるあなたは
- 麻雀検定とは何か知りたい
- 麻雀検定の受験方法や条件が知りたい
- 麻雀検定の学習方法が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀検定について、概要から勉強法までお伝えしていきます。
麻雀検定とは
はじめに、麻雀検定とは何なのか解説していきます。
全国麻雀段位審査会がおこなう麻雀段位WEB検定のこと
麻雀検定とは、一般社団法人 全国麻雀段位審査会がおこなっている「麻雀段位WEB検定(麻雀テスト/麻雀検定)」のことです。
正しい麻雀の普及と、麻雀競技の品格・技術の向上を目的にしており、2017年からスタートしました。
試験内容は、マナー・ルール・麻雀知識・テンパイチャンス・多面待ち・点数計算という6つのテーマから出題され、各テーマ5問ずつ、計30問で構成されます。
採点方法がやや特殊で、全問1点でありながら、マナーに関しては誤答でマイナス3点されるという、加点・減点がミックスされた形式です。
この採点方法は、麻雀競技を楽しくプレイするためにはマナーは必須である、という考えに基づいています。
30点中21点以上で初段認定、26点以上で二段認定です。
認定を受けると「段位免許状」が取得できる
初段・二段の認定を受けると、全国麻雀段位審査会が発行する「段位免許状」を受け取る権利が得られます。
免許状が欲しい場合は、初段:9,900円(税込)、二段:11,000円(税込)の交付費用を払い、申請をおこないましょう。
支払いは、WEB決済・現金振り込み・代金後払いの3つの方法から選択できます。
免許状以外の特典
認定者は、免許状の発行の他に下記の特典も受けられます。
- 全国麻雀段位審査会段位証の獲得
- 全国麻雀段位審査会に段位登録する権利
- 麻雀競技会への出場資格
加えて、段位登録後は三段以上への昇段チャンスが与えられるので、より高みを目指すことが可能です。
麻雀検定の麻雀レッスンアドバイザー認定とは
麻雀検定で四段以上に昇段すると、麻雀レッスンアドバイザー認定を受けることができます。
ここでは、麻雀レッスンアドバイザー認定について解説していきます。
麻雀レッスンアドバイザーの認定資格
麻雀レッスンアドバイザーとして認定されるには、四段以上に昇段するだけではなく、全国麻雀業組合総連合会から推薦をもらい、麻雀レッスンアドバイザー1日講習を受ける必要があります。
審査料は1万円となっており、段位証のコピーと本人写真を合わせて提出することで認定書を発行してもらえます。
認定資格を受けることで許可される業務
麻雀レッスンアドバイザーとして認定されると、麻雀教室の運営ができるようになります。
具体的には、全国麻雀段位審査会の定める基準に達した会員を麻雀教室の講師に認定すること・麻雀教室を開講することができます。
毎年認定の更新手続きが必要ですが、麻雀を仕事にできるチャンスなので、経営に興味を持っている人・麻雀をもっと広めたいと考えている人にとっては嬉しいですね。
麻雀検定の受験方法
つづいて、麻雀検定の受験方法について解説します。
初段・二段はWEB上で受けられる
麻雀検定の初段・二段については、WEB上で認定試験を受け、合格基準を満たせば段位がもらえます。
受験資格は特になく、受験時間は自由・受験料無料・何度でも挑戦可能となっているので、参加のハードルはかなり低いです。
難易度についても、麻雀を普段から楽しんでいる人なら合格できる程度で、さほど大変ではありません。
ただ、麻雀ルールや何切る問題に関しては絶対の正解がないため、事前に全国麻雀段位審査会のルールに目を通しておく・自身の経験則ではなく一般的な牌効率について学んでおくといった対策が必要です。
審査によって段位をもらうこともできる
審査によって段位をもらうという方法もあります。
審査は、マナー・技術・成績・麻雀に関する知識の4項目でおこなわれ、それぞれの満点は100点・200点・200点・100点の合計600点です。
600点中、500点以上で四段、450点以上で三段、400点以上で二段、350点以上で初段の認定が受けられます。
公式サイトを見てもマナーについての審査基準は書かれていませんが、技術・成績・麻雀に関する知識の3つにおいては、下記のような審査基準となっています。
技術
捨て牌の適否による観察点100点と、勝率点100点で審査します。
勝率点の採点方法は以下のとおりです。
4勝 | 3勝 | 2勝 | 1勝 | 0勝 | |
4回戦の場合 | 100点 | 75点 | 50点 | 25点 | 0点 |
3回戦の場合 | ー | 100点 | 67点 | 34点 | 0点 |
成績
段位ごとの最高得点者を200点として、その対比で点数を計算します。
技術同様、受講するタイミングや同卓者によって合格できるかどうかが変わる審査項目です。
麻雀に関する知識
審査会委員長が問題を作成し、出題します。
口頭または筆記での解答を求められるので、どちらでも問題なく答えられるように準備しておきましょう。
三段・四段は審査もしくは研修会への参加で段位をもらう
三段・四段の認定はWEBで受けることはできず、審査もしくは研修会への参加で段位をもらいます。
研修会では、参加回数や勝率によって認定がおこなわれます。認定条件は以下のとおりです。
三段 |
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四段 |
|
なお、二段・初段についても研修会への参加で認定をもらうことは可能です。
五段は競技会への参加が必要
五段以上になると、全国麻雀段位審査会は主催する麻雀大会において、上位成績を修めると昇段できます。
五段に上がれるのは上位2名と厳しい道のりですが、競技会では飛び越し昇段が認められているので、初段でも受けてみる価値はあるでしょう。
麻雀検定の勉強におすすめの本
最後に、麻雀検定の勉強におすすめの本を紹介します。
公式から発行されているのは「麻雀基本講座」
ISBN | ー |
発行 | 2002年 |
全国麻雀段位審査会がおすすめしているのは、「麻雀基本講座-改訂版-(麻雀を覚えよう)」という教則本です。
中はオールカラーで図も大きめなので、初心者にもわかりやすい一冊となっています。
ただし、全国麻雀段位審査会での限定販売となっており、Amazonなどでは取り扱いがないため注意が必要です。
価格は1,800円(税込)で、電話・FAX・郵送・メールのいずれかの方法で取り寄せられます。
文章を読むのが苦手なら「マンガですぐ強くなる! 麻雀入門」
ISBN | 978-4522432983 |
発行 | 2014年 |
日本プロ麻雀連盟が監修している麻雀教本です。
麻雀を知らない人でも理解できる易しめの内容で、至るところにマンガが挿入されているのが特徴です。
文章がたくさん並んでいる本に比べてとっつきやすく、見ていて飽きが来づらいので、麻雀のルールや基本戦術をスムーズに覚えられます。
問題を解いて覚えたいなら「プロに挑戦!!麻雀検定」
ISBN | 978-4812443187 |
発行 | 2010年 |
近代麻雀編集部から発行されているプロテスト向けの麻雀問題集です。
麻雀検定というタイトルになっていますが、全国麻雀段位審査会の麻雀検定とは別物なので注意してください。
内容としては、点数計算・牌効率・打牌選択など幅広い問題が掲載されていて、ターゲットもプロテストを受ける人向けになっているので、麻雀段位WEB検定を受けるのにも役立ちます。
麻雀検定は段位を取って実力を証明したい人におすすめ
麻雀検定は、一般社団法人 全国麻雀段位審査会がおこなっている麻雀テストのことです。
初段と二段はWEB上で試験を受けることができ、受験料も無料なので、段位を取って実力を証明したいという人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。