麻雀で一番強い役とは?最高打点・レア度・スピード重視など分野別に解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀において一番強い役が知りたい
  • どのような理由で強いのかが知りたい
  • 理論上あり得る最高打点の組み合わせが知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、「そもそも麻雀において一番強い役とは何か」という疑問にお答えしつつ、場面ごとに強い役を紹介していきます。

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そもそも「一番強い役」とは

麻雀の一番強い役とは、何を指すのでしょうか。
はじめに、麻雀における強さの基準について解説していきます。

麻雀の役には単独首位が存在しない

そもそも、麻雀の役に「一番」はありません

点数が高い役といった意味では、役満が挙げられますが、これも全部で12種類あり、単独首位ではありません。

また、役満以下には1~6翻までの一般役がありますが、単純に「1翻あたり何点」ではなく、手牌の構成によって算出される符との兼ね合いによって点数が決まります。
同じ役でも、アガリ点数が変わるのです。

こういった理由から、麻雀の役に優劣をつけるのは非常に難しいと考えられます。

強さの基準もまちまち

麻雀の強さは、アガリの点数だけではありません。

点数を獲得できるプレイヤーは、1局ごとに1人だけ。
どんなに点数の高い役を作っていても、アガれなければ0点です。

そして、「一度アガれたから1位」というわけではなく、4局~16局の合計点数が最も高かったプレイヤーが勝利を収めます。

高い手を狙うのと同じくらい、マイナス点を少なくすることや、早くアガれる手を目指して他家のアガリを防ぐことも大切です。

状況によって強さの基準が異なるため、一概に「これが1位」と決めるのは難しいと言えます。

【打点部門】理論上強い麻雀役3選

「麻雀の役に一番はない」と言いましたが、場面ごとに適した役というのは存在します。
ここからは、部門別に強いとされている役を3つずつ紹介していきます。

はじめに紹介するのは、打点として強い役です。

麻雀の役で最も打点が高い役は「役満」と呼ばれ、ルールによっては役満同士での複合が認められます。
そこで、どの役満が複合すれば高い点が出せるのかを算出し、高い順にピックアップしました。

ちなみに、ここで紹介するのは飛び抜けて高い打点を出せる複合役です。
実戦でここまで高い手を作るのは現実的ではないので、注意してくださいね。

大四喜+四暗刻単騎+四槓子+字一色

最初に紹介するのは、「大四喜+四暗刻単騎+四槓子+字一色」の組み合わせです。

それぞれの役の成立条件は、以下のとおりです。

大四喜風牌4種すべてを刻子もしくは槓子で揃える
四暗刻単騎暗刻を4つ作り、単騎待ちでアガる
四槓子カンを4回おこなう
字一色手牌全てが字牌で構成されている

字一色以外がすべてダブル役満なので、合計で7倍役満(※)です。
親336,000点、子224,000点という桁違いの点数ですが、難易度も非常に高いです。

四槓子自体は暗槓明槓どちらでも成立しますが、四暗刻単騎と複合させるためには暗槓しかありません。

つまり、正しい条件は

  • 風牌4種すべてを暗槓で揃える
  • 雀頭を白發中のいずれかで揃える

となります。

暗槓によって牌が晒されていくので、必然的に単騎待ちテンパイです。

※大四喜と四槓子は、ルールによってはダブル役満として扱われません。
その場合は、5倍役満となる組み合わせです。

大四喜+四暗刻単騎+字一色

つづいて紹介するのは、「大四喜+四暗刻単騎+字一色」の組み合わせです。
前述した7倍役満の四槓子抜きですね。

大四喜がダブル役満として扱われる場合は、2+2+1で、5倍役満となります。
成立させることができれば、親240,000点、子160,000点です。

成立条件は以下のとおり。

  • 風牌4種をすべて暗刻で揃える
  • 雀頭を白發中のいずれかで揃える
  • 単騎待ちでテンパイする

「風牌の暗刻3つ+風牌の対子+白發中の対子」というシャンポン形でテンパイしてしまうと、この組み合わせは成立しないため注意しましょう。

四暗刻単騎+字一色+大三元

最後は、「四暗刻単騎+字一色+大三元」の組み合わせです。
四暗刻単騎待ちがダブル役満、字一色と大三元が役満なので、4倍役満ですね。

成立条件は、以下のとおりです。

  • 白發中をすべて暗刻で揃える
  • 風牌のうちいずれか1種類を暗刻で揃える
  • 風牌のうちいずれか1種類を雀頭とした単騎待ちでテンパイする

大三元は鳴きOKですが、ここでは四暗刻と複合させるために暗刻で揃えています。

【スピード部門】強い麻雀役3選

つづいては、テンパイまでのスピードが早い役を3つ紹介します。

点数は決して高くありませんが、他家の親番を流したい・自分の親番を続けたい・オーラスでトップのまま逃げ切りたいといった場面では、積極的に狙っていきましょう。

立直

立直は、門前でテンパイした場合に、「リーチ」と宣言することでつく1翻役です。
千点棒を場に出し、捨て牌を横向きに配置することで、リーチしたことを示します。

立直の最大のメリットは、手牌に制限がないことです。
4面子1雀頭でも七対子でも、アガリの形にさえなっていればリーチをかけられます。

「中張牌とヤオチュー牌が混ざっていて断ヤオもチャンタも狙えない」「役牌もつかない」といった場面であっても、門前でテンパイまで持っていければOKなので、使い勝手の良さはピカイチと言えるでしょう。

喰いタン

役としては「断ヤオ」ですが、ここではあえて「喰いタン」と表記しました。

断ヤオは数牌の2~8のみで手牌を構成したときに成立する役、喰いタンは鳴いて作った断ヤオのことです。

もともと断ヤオは制約がないために作りやすく、初心者から上級者までお世話になる役です。
面子は順子でも刻子でも良く、全34種のうち21種類の牌が使用可能。加えて、2~8の牌は終盤に捨てられることが多く、ロンアガリもしやすいです。

鳴きをすることで揃うスピードはさらに上がり、他家に手作りの隙きを与えません。

役牌

役牌とは、白發中、自風牌、場風牌のいずれかを刻子で揃えた場合につく1翻役です。

自風牌とは、自分の方角と一致した風牌のことです。東家なら東、西家なら西が自風牌ですね。
場風と異なる風牌は捨てられやすいので、配牌時点で2枚持っていたらほぼ確実に揃えられます。

場風牌とは、場と同じ風牌のことです。東場なら東、南場なら南が場風牌となります。

役牌のメリットは、手牌のうち3枚だけで役が確定することです。
とりあえず揃えておけば、役無し聴牌の恐れがなくなるため、自由に手作りを進めることができます。

【レア度部門】強い麻雀役3選

つづいて紹介するのは、出現率が低い麻雀役3選です。

珍しいだけで点数的には役満止まりですが、対戦相手を驚かせることは間違いありません。
一生に一度アガれるかどうかという出現率なので、もし完成させることができたら自分の運に自身を持って良いですよ。

四槓子

四槓子の出現率は、0.0002%。九蓮宝燈や天和の影に隠れてあまり注目されないのですが、実は最も出現率が低い役満です。

成立条件は、暗槓明槓を問わず、カンを4回おこなうこと。
難しいとされる理由は、以下の3つですね。

  • 他家が1回でもカンをすれば成立しなくなる
  • 必然的に裸単騎となるので、防御力がゼロに等しい
  • 上記2つの理由からそもそも狙いに行く人が少ない

麻雀には四槓流れというルールがあり、2人以上がカンをしている状態で4回目のカンをすると、流局になってしまいます。
そのため、四槓子を成立させるには自分ひとりだけがカンをする必要があるのですが、2回目のカンあたりからは四槓子を警戒されるので、妨害も入りやすいです。

プロでもほとんど出した記録が残っていない、非常にレアな役です。

九蓮宝燈

九蓮宝燈は、1種類の数牌を使用して「111・2345678・999+X」という並びを作ると成立する役満です。
数牌の種類は、筒子や索子でも構いません。
Xに当たる牌はどの数字でも構わず、それによって雀頭の位置が変動します。

出すのが難しい理由としては、

  • 門前でのみ成立する役であること
  • 1もしくは9が場に2枚出た時点で成立不可能なこと
  • アガリ牌であっても九蓮宝燈が成立しないケースがあること

が挙げられます。

画像のような1~9のどの牌が来てもアガれるテンパイを「9面待ち九蓮宝燈」といい、これはテンパイ時点で九蓮宝燈が確定しています。
しかし、一般的には、どれか1枚が欠けた状態での多面待ちテンパイになるほうが多いです。
そうすると、特定の1枚が来れば九蓮宝燈、それ以外のアガリ牌が来れば清一色、という2パターンに分岐してしまいます。

天和

天和は、自身が親番のときに、配牌の時点でアガリ形になっていると成立する役満です。
天和だけで役がつくので、役なし4面子1雀頭でも構いません。

出現率は33万分の1と言われており、四槓子・九蓮宝燈とともにレア度の高い役です。
親番でしか成立しないというのが、さらに難易度を挙げていますね。

積み込みなどのイカサマ技を使わない限りは、運に頼るしかありません。

【見た目部門】強い麻雀役3選

最後に紹介するのは、見た目が美しい麻雀役です。
アガリ宣言をして手牌を開いたときに、並びが美しくなる役を3つピックアップしました。

字一色

字一色は、手牌全てが字牌で構成されていると成立する役満です。
鳴きOKで、4面子1雀頭型でも成立します。

しかし、鳴いて作るとアガリ宣言のときに横一列に並べられないため、美しさを重視するなら門前ですね。

統一感を出すために、画像は七対子型にしてみました。
全字牌が同じ並びになっていて、非常に美しいアガリ方ですね。

国士無双13面待ち

国士無双は、1・9・字牌を1種類ずつと、いずれか1種類を雀頭にすると成立する役満です。

中でも13面待ちは、手牌公開時の並びが揃っていて美しいです。

「麻雀について詳しくなくても、国士無双は知っている」という人も多いですし、なんとなく強そうな印象を受ける見た目をしていますね。

大車輪

大車輪は、ローカル役満の一種で、筒子の2~8を使用した七対子でアガると成立します。
筒子のマルを車輪に見立てて名付けられた役ですね。

筒子の8待ちでテンパイすると、すべての牌が2枚ずつ並んで美しいです。

麻雀の一番強い役は定義によって異なる

麻雀の役の中で、最も点数が高いのは役満です。
しかし、役満は全部で12種類あり、「特定の1つの役だけが強い」というものではありません。

また、どんなに高い手を作っていても、1着でアガれない限り点数はもらえないので、高い手=強い手とも限りません。

結局のところ麻雀は、「状況に応じてさまざまな役を使い分けられる」というプレイヤー側の強さが鍵を握るゲームだと言えるでしょう。

この記事で紹介した役も参考にしつつ、最適な役を見極められるプレイヤーになってください。