この記事を読んでいるあなたは
- 徹マンとは何か知りたい
- 徹マンの魅力が知りたい
- 徹マンするときの注意点が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、徹マンの言葉の意味や魅力についてお伝えしていきます。
- 雀荘で鉄マンはできる?
- 徹マンをしたいときはどうしたら良い?
といった疑問にもお答えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
徹マンとは
はじめに、徹マンとは何なのか、用語の意味について解説します。
徹夜麻雀の略語
徹マンというのは、徹夜麻雀の略語です。
「若い頃は徹マンするくらいハマってたよ」「昨日は徹マンしちゃって寝不足だよ」といった具合に使用します。
ルール含め遊び方は昼間の麻雀と同じですが、寝不足状態で打つために空気感が昼間と異なるケースが多々あります。
敢えて徹マンを選ぶということもなくはないですが、基本的には、
- メンツ的に夜しか集まれない
- 麻雀が好きすぎて徹夜で打ってしまう
- たまにしかできないので、24時間以上ぶっ続けになる
といった理由で、結果的に徹マンになってしまうケースがほとんどです。
学校後・仕事後の麻雀は徹マンになりやすい
麻雀は、勝敗が決まるまでに時間がかかるゲームです。
半荘戦1回でも、1時間~1時間半程度は必要です。
それだけの時間をかけて、勝者は1人。負けた3人は悔しいので、次の半荘が始まります。
そういったことを繰り返していけば、3時間や4時間はあっという間に経ってしまいます。
学校や仕事の後に麻雀を打つ場合、そもそもの開始時間が遅いため、徹マンになりやすいです。
徹マンの魅力
「仕方なく徹マンになってしまう」というケースでも、睡眠よりも麻雀を優先しているわけですから、やはり魅力があるわけです。
ここでは、徹マンの魅力を4つ紹介します。
時間を気にせず打てる
徹マンの大きな魅力は、時間を気にせず打てることでしょう。
雀荘に行くにしろ、誰かの家に集まるにしろ、夜遅くなれば帰り時間が気になります。
対局に集中できなくなったり、次の半荘を始めるかどうかためらったりもするでしょう。
しかし、24時を回って終電もなくなってしまえば、その後は時間を気にせず麻雀に没頭できます。
ナチュラルハイで負けても楽しめる
深夜テンションになって、負けても楽しい麻雀になるというのも徹マンの魅力です。
特に、午前3時を回ったあたりからは全員がハイテンションになり、くだらない話でも笑える無敵モードに突入します。
昼間の麻雀では負けると悔しい気持ちが先行しますが、夜中は思考力が低下している分、役満に振り込んでも笑えてくるので、勝った人も負けた人もみんなで笑顔になれます。
普段ならしないミスが増えて楽しめる
徹マンは、眠気との戦いです。
明け方に近づくにつれ、思考力は鈍り、自分の順番が来るまでは半分夢の中、なんてことも珍しくありません。
そうすると、普段なら絶対にしないミスが連発します。
具体的には、
- まったく違う山から適当にツモる
- 国士無双に振り込む
- 少牌・多牌になっているのに誰も気づかない
- 計画性無く裸単騎になる
といった具合です。
適当に打牌するので、昼間の麻雀に比べて役満が出やすいのも、徹マンの面白いところです。
徹夜明けの空気感が好き
徹マンに限ったことではありませんが、「徹夜明けの空気感が好き」という人も多いです。
もう少し深掘りすると、
- 徹マン明けの朝日が最高にきれい
- 早朝の清々しい空気を浴びながら帰宅するのが良い
- 謎のやりきった感がある
といった具合ですね。
徹マンするときの注意点
徹マンをする際は、近所とのトラブルや法律違反を起こさないよう、注意が必要です。
徹マンの注意点を3つお伝えしますので、最後まで楽しく遊ぶためにも、よく確認しておきましょう。
洗牌や強打の音に注意
麻雀牌を混ぜる音や打つ音は、予想以上に響きます。
雀荘であれば全自動卓があるので、ある程度洗牌のジャラジャラ音は軽減されますが、自宅で麻雀をする場合は手積みがほとんどでしょう。
手積み用麻雀卓や麻雀マットを使用していたとしても、牌同士がぶつかる音は軽減できないため、結構な音が鳴ります。
手積み麻雀における洗牌の騒音レベルは、70~80デシベルほどと言われています。
これは、電車内や大型幹線道路、ボウリング場などと同レベルの騒音です。
麻雀牌のぶつかり合う音は、音域的な問題で壁や床を貫通するので、窓を閉めているからと言っても安心できません。
なるべく音を立てないように混ぜる、防音性のある麻雀マットを使用するなどの気遣いが必要です。
声のボリュームに注意
声のボリュームにも注意が必要です。
徹マンは、基本的には仲の良いメンバーで集まって、会話を楽しみながら麻雀を打つケースが多いでしょう。
はじめのうちは注意していても、場が盛り上がってくると大きな声で会話したり、負けた時・勝った時に叫んだりと、ストッパーが外れてしまうことがあります。
酔っていればなおさらですね。
必要以上に大きな声をあげないように心がけ、隣室から遠い部屋で麻雀をすると、ある程度声が通るのを抑えられます。
頻繁に集まるのなら、部屋の壁に防音シートを貼ったり、吸音性のあるカーテンを取り付けたりするのも効果的です。
徹マン可能な雀荘は違法
自宅に麻雀卓や麻雀牌がない、仲間内ではなくフリーで徹マンを楽しみたい、という人は、雀荘の利用を検討するでしょう。
しかし、徹マンができるような営業形態になっている雀荘は違法です。
雀荘は風俗営業に分類されるため、風営法に基づき24時~朝6時の営業は禁止されています。
中にはシャッターやカーテンで目隠しをして夜間営業をしている雀荘もありますが、警察の調査が入る可能性があるため、利用はおすすめできません。
徹マンに関する代表的なエピソード
つづいて、著名人の徹マンに関するエピソードを4つ紹介します。
色川武大(阿佐田哲也)
色川武大は、麻雀小説や麻雀の戦術本を数多く執筆してきた日本の小説家です。
阿佐田哲也というペンネームで執筆した『麻雀放浪記』が有名です。
私生活では、サイコロ博打や競輪、麻雀などさまざまなギャンブルを好んでおり、麻雀においては「麻雀新撰組」と呼ばれる麻雀団体を立ち上げるほどに入れ込んでいました。
徹夜麻雀をすることも多く、ペンネームは「朝だ!徹夜だ!」という言葉をもとに名付けられたと言われています。
村山聖
村山聖は、 羽生世代として1998年まで活躍していた、日本将棋連盟のA級棋士です。
プロ棋士でありながら、将棋だけではなく囲碁や麻雀も嗜む三刀流で、徹夜麻雀をすることも多かったようです。
特に、順位戦5段だった1988年頃は麻雀熱が強く、ひとりで雀荘に通っては朝まで打ち続け、「雀卓の前で倒れても本望」と言っていた、というインタビュー記事が残っています。
橋本環奈
橋本環奈は、地方アイドル時代「千年に1人の逸材」として話題になり、今や数多くのドラマに引っ張りだこの女優です。
天使のような可愛らしい外見をしていながら、趣味はゴルフと麻雀というギャップを持ち合わせています。
映画『銀魂』で共演した小栗旬の影響で麻雀にハマったそうで、2020年に発行された『週刊現代』では、仕事の前日でも徹夜麻雀をするという熱狂ぶりが報道されています。
林美沙希
林美沙希は、テレビ朝日に所属している女性アナウンサーです。
テレビ朝日公式サイトの自己紹介に「趣味はプロ雀士の動画を見ること」と書くほどの麻雀好きで、大学時代は週に2~3回の頻度で徹夜麻雀をしていた、というエピソードを持っています。
2020年には、テレビ朝日公式のYouTubeチャンネルにて、プロ雀士を目指すドキュメント企画をおこなっていました。
徹マンのあるあるエピソード
最後に、ネット上で集めた徹マンのあるあるエピソードを箇条書きで紹介します。
- 役満に振り込んでも何も感じなくなる
- 後半になるにつれレートが上がっていく
- 無言になる時間とハイテンションの時間が交互に来る
- 点数計算は適当
- 全ツッパが増える
- カンが増える
- 牌効率を考えたり安全牌読みしたりしなくなる
- ロン牌を永遠に見逃す
- オープンリーチにすら振り込む
- ロンのことをポンと言う
- 下家の捨て牌をチーしようする
徹マン=徹夜麻雀
徹マンとは、徹夜麻雀の略語です。
麻雀は1回戦が長いゲームなので、学校終わりや仕事終わりから打ち始めると、意図せず徹マンになってしまうこともあります。
徹マンになる根本理由は「麻雀が好きで、途中でやめられないから」が大半ですが、昼間の麻雀にはない魅力があることも事実です。
ミスが連発する、役満がすんなり揃う、ちょっとした出来事でも笑いになる、という麻雀に興味がある人は、一度徹マンにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。