この記事を読んでいるあなたは
- 健康麻雀とは何なのか知りたい
- 一般的な雀荘との違いや費用の目安が知りたい
- どのようなメリットがあるのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、高齢者にも人気の新しい麻雀スタイル「健康麻雀」についてお伝えしていきます。
健康麻雀で遊びたい場合の店舗の探し方も解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
健康麻雀とは
はじめに、健康麻雀の特徴と料金について、解説していきます。
「賭けない・飲まない・吸わない」3ナイで楽しむ麻雀
健康麻雀は、お金を「賭けない」・お酒を「飲まない」・タバコを「吸わない」、3つの「ナイ」を徹底している雀荘のことです。
麻雀というと、高額な支払いで破産、酔っ払いが絡んでくる、タバコの煙で常に空気が悪い…そんなイメージをしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、麻雀の「ゲーム性」という部分に目を向けると、さまざまな戦略や基礎知識を必要とした、健全な頭脳ゲームであることがわかります。
近年ではそこに着目し、麻雀を、囲碁や将棋と同様の知的競技にしようという動きも出てきました。
その流れの中で出てきたのが、この健康麻雀です。
「賭けない・飲まない・吸わない」の3原則が守られていれば、イコール「健康麻雀」ととらえてOKです。
精神的にも身体的にも社会的にも、健全な麻雀荘ということですね。
ノーレート雀荘と同一視されがちですが、ノーレートは単に「賭け金がない」ことを意味します。
ノーレート雀荘には飲酒・喫煙がOKな店舗もあるので、健康麻雀とは分けて考えましょう。
シニア層からの人気が高まっている
老若男女、実力の違いに関係なく楽しめる健康麻雀ですが、特にシニア層からの人気が高まっています。
詳しくは後述しますが、定年退職後の楽しみにつながったり、ボケ防止につながったりという効果が見られるため、定年退職後の娯楽として広まっているのです。
健康麻雀を謳っている雀荘では、営業時間や曜日に関わらず3ナイを徹底しているので、タバコの副流煙もなく、健康を害することがありません。
シニア層へのメリットが多く、デメリットはないとして、一部の老人ホームでも取り入れはじめています。
料金は1ゲーム数百円
健康麻雀のゲーム代ですが、雀荘や地域によって多少変動するものの、1ゲーム200~500円程度が一般的です。
中には、半日パック、1日パックなどのフリータイムが用意されているケースもあります。
その場合はゲーム単位ではなく時間単位での支払いになり、1時間あたり300~500円程度が一般的ですね。
ただ、健康麻雀には、卓の提供だけしている場合と、講習もセットでおこなっている場合があります。
講習とセットになっている場合2時間で1,500円前後、とやや高めの料金設定になるため、事前に営業形態を調べていくと安心です。
いずれにせよ、フリー雀荘のように、1日で数万円がなくなるようなことはありません。
健康麻雀のメリット
つづいて、健康麻雀のメリットについてお伝えしていきます。
認知症予防につながる
ひとつめは、認知症予防につながることです。
シニア向けのメリットですね。
麻雀を打つときには、以下のような動作をします。
- 役作りや点数計算で頭を使う
- 牌の移動で指先を使う
- 相手の手を読むなど、高度な心理戦をおこなう
これらは、老後の日常生活で衰えがちな部位を活性化することにつながるので、認知症予防に最適なのです。
脳トレになる
ふたつめは、脳トレになることです。
麻雀では、長考は禁止されていて、4人全員が同じテンポで打牌をおこなっていきます。
限られた時間の中で、役を作り、他者の手牌を読み、点数計算をしなければいけないのです。
これは、脳の前頭葉を活性化させることに繋がります。
前頭葉は脳の最高中枢と言われる部位。前頭葉を鍛えることで、思考力、創造力、記憶力、コミュニケーション能力が上昇すると言われています。
他者とのコミュニケーションがとれる
みっつめは、他者とのコミュニケーションがとれることです。
一般的なフリー雀荘では、あまり他の客とコミュニケーションを楽しむ場面は多くありません。
しかし、健康麻雀の場合は、和気あいあいとした雰囲気を大切にしている雀荘が多く、客同士の仲が良い傾向にあります。
麻雀についてだけではなく、日常の出来事について雑談する場面も見られ、雀荘というよりは「習い事」や「学校」というイメージですね。
コミュニティを広げたい、他者との関わりを絶ちたくない、という考えを持っている人にピッタリの社交場です。
健康麻雀でのルールやマナー
つづいて、健康麻雀での一般的なルールやマナーについて、お伝えしていきます。
老若男女さまざまな実力を持つ人が同卓するのが前提
健康麻雀では、老若男女さまざまな実力を持つ人が同卓する事が前提です。
一般的なフリー雀荘だと、男性客の割合が多かったり、レート帯によって年齢層が異なっていたりということがありますが、健康麻雀は属性がバラバラです。
健康麻雀は、飲酒・喫煙・ギャンブルが嫌な人向け、と言うように入り口が広いので、当然といえば当然かも知れませんね。
そこで重要になってくるのが、自分と違うタイプの人とも円滑にコミュニケーションをとるスキルです。
必要以上に絡みに行く必要はありませんが、相手を不快にさせない行動を心がけましょう。
勝敗よりも「仲良く楽しく」が重視される傾向
健康麻雀では、勝敗や高度なスキルよりも、集まった人全員で仲良く楽しむことを重視する傾向にあります。
勝ち負けで一喜一憂し、負けると不機嫌になる、プレイが荒くなるというのはご法度です。
常に心穏やかに、麻雀を楽しむ意識を持ちましょう。
「人に優しく自分に厳しく」がコミュニケーションのコツ
健康麻雀では、初心者の人も多く参加します。
そうなると、麻雀の役や点数を覚えていなかったり、牌山を斜め前に出すなどのマナーを知らなかったり、上級者からすると”何かと注意したい場面”が出てくるはずです。
しかし、そこで他人に注意することは避けましょう。
健康麻雀教室の場合は講師がいますし、雀荘や公共施設の場合は従業員がいます。そういった人が指導するのを待ってください。
待っても指導が入らず、目に余る場合には、こっそりと講師や従業員に要望を伝えます。
客の1人が注意をすると角が立つため、自分が直接他の客の行動に口を出すことはやめましょう。
それと同時に、他の人が注意したくなるような行動を、自分がとらないことも大切です。
「ルールを守ってない人が他にもいるから、自分も守らなくていい」という考え方は危険です。
他人のマナー違反にはやさしく、自分のマナー違反は厳しく律するのが、円滑なコミュニケーションのコツです。
健康麻雀の探し方
最後に、健康麻雀で遊びたいときに、どうやって雀荘を調べるかについて解説していきます。
健康麻雀に興味を持った人はぜひ、最寄りの健康麻雀施設を調べて、訪れてみてください。
「健康麻雀」「健康麻雀教室」で検索
まずは、オートドックスな方法です。
インターネットを利用して、「健康麻雀」もしくは「健康麻雀教室」で調べてみましょう。
このとき、「健康麻雀(スペース)県名」のように、お住いの地域もしくはよく行く駅名などを入れると、選定がスムーズです。
「麻雀」というワードに反応して、一般の雀荘や麻雀カフェ等がヒットすることもありますが、以下の点に着目して、見極めましょう。
- 「健康麻雀」もしくは「健康麻将」と記載されている
- 禁煙・禁酒・ノーレートの3つが記載されている
最寄りの公共施設のイベント情報を調べる
最寄りの公共施設のイベント情報、テナント情報なども要チェックです。
インターネットの他に、地域雑誌や新聞などでも調べられます。
福祉センターや老人ホーム、公民館が麻雀の場として開放されていたり、デパート内に麻雀教室を構えていたりと、健康麻雀が楽しめる場は広がりつつあります。
健康麻雀は「賭博・飲酒・喫煙」が禁止された心身に優しい麻雀
健康麻雀は、お金を「賭けない」・お酒を「飲まない」・タバコを「吸わない」を徹底した雀荘のことです。
脳トレになる、認知症予防になるといった観点から、行政にも注目され、老人ホーム内に健康麻雀を楽しめる場を用意する動きなども広まっています。
もちろんシニア層だけではなく、タバコやお酒の臭いが苦手な人、賭け金無しで麻雀を楽しみたい人にも入り口を広げていますので、興味を持った人は近くの健康麻雀施設に訪れてみてください。