麻雀の「チャンタ」とは?成立条件や複合する役を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • チャンタとは何かを知りたい
  • チャンタの成立条件が知りたい
  • どんな役と複合するのか知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀役のひとつである「チャンタ」についてお伝えしていきます。

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チャンタとは

チャンタは麻雀役の一種です。
正式名称は「混全帯ヤオ九(ホンチャンタイヤオチュー)」ですが、長いのでチャンタと略して呼ばれることのほうが多いです。

はじめに、チャンタの成立条件と点数、出現率について解説します。

メンツとアタマすべてにヤオチュー牌が含まれていると成立

チャンタの成立条件は、メンツとアタマすべてにヤオチュー牌が含まれていることです。

「中張牌のみで構成するタンヤオの真逆の役」と言われることもありますが、チャンタの場合は1ブロックあたりに1枚以上のヤオチュー牌が構成されていれば良いので、対象牌はタンヤオよりも多いです。

タンヤオ4面子1雀頭すべてを中張牌のみで構成
(ヤオチュー牌の使用は不可)
チャンタヤオチュー牌のみで構成する必要はなく、「1・2・3」もしくは「7・8・9」の順子が使える

ちなみに、順子が含まれていないチャンタの場合、混老頭という上位役になります。
よって、チャンタの成立条件を正しく記載するならば以下のようになります。

  • すべてのメンツとアタマに1・9・字牌を絡める
  • 順子がひとつ以上含まれている

混老頭と違って鳴くと食い下がりしてしまう

チャンタは鳴いて作ってもOKですが、その場合は食い下がりして1翻になってしまいます。

上位役である混老頭が鳴き可・食い下がり無しなことを考えると、チャンタのコスパはあまり良くないですね。
鳴くことで門前役との複合が消えることも考えると、チャンタ狙いでのむやみな鳴きは自分の首を絞めかねません。

点数

チャンタは、門前で2翻、鳴きを入れると1翻の役です。

メンツすべてを順子で揃えた場合は符の加算も見込めないため、麻雀の最低点である1,000点止まりもあり得ます

出現率

チャンタの出現率は、1.1%です。

チャンタと同じ食い下がり1翻の2翻役には三色同順と一気通貫がありますが、それぞれの出現率が3.5%と2.5%であることを考えると、出現率の低さがより分かるのではないでしょか。

ちなみに、チャンタと正反対の役として知られるタンヤオの出現率は21%です。

チャンタと合わせて狙いたい複合役

チャンタ単体では点数を稼げないため、他の役との複合が肝になってきます。

ここでは、チャンタと相性の良い役を4つ紹介します。

役牌

チャンタの複合役として鉄板と言えるのが、役牌です。

役牌とは、三元牌や自風牌、場風牌を刻子で揃えたときにつく1翻役。鳴いてもOKなので、揃えやすさはピカイチです。

三元牌白・発・中のこと。同種を3枚揃えることで役牌成立
自風牌自家の風牌。東家なら「東」を3枚揃えることで役牌成立
場風牌場の風牌。東場なら「東」を3枚揃えることで役牌成立

決して高い役ではありませんが、3枚揃えるだけで1翻と考えると手軽な感じがしますよね。
さらに、自風牌と場風牌が被っているケースでは2翻加算されます。

役牌を絡めたいのであれば、字牌メインでチャンタを揃えていくのがおすすめです。

チャンタが成立しなかった場合、最悪役牌のみでアガれるのも役牌の強みです。

混一色

混一色は、1種類の数牌と字牌のみを使って手牌を構成すると成立する3翻役です。
鳴いてもOKですが、その場合は食い下がりして2翻になります。
チャンタの食い下がりも考慮すると、できれば門前で揃えたいところです。

ただ、使える牌が12種類も減ってしまうので、チャンタのみを揃えるより難易度が上がることは覚悟しなければいけません。
配牌時点で字牌が多いときに視野に入れたいですね。

チャンタ+混一色の組み合わせでは役牌も絡みやすいので、一気に高得点が狙えます。
門前で揃えれば満貫以上が確定、跳満も十分射程圏内に入ります。

三色同順

混一色が難しい場合に狙いたいのが、三色同順とチャンタの複合です。

三色同順は、数牌3種類すべてで同じ並びの順子を作った場合に成立する2翻役です。
残り1面子と雀頭に制限はないので、役牌を絡めることもできます。

チャンタにおける順子は「1・2・3」と「7・8・9」の2パターンしか無いため、数牌が多い配牌の場合、三色同順との複合が起こりやすいです。
混一色と違って使える牌の種類を阻めることがないのも良いですね。

ただし、三色同順も鳴いてしまうと食い下がりして1翻になってしまうので注意しましょう。

一盃口

一盃口は、同じ種類かつ同じ並びの順子が2組揃った場合に成立する1翻役です。
鳴き不可なので難易度は高いですが、チャンタ+一盃口は比較的起こりやすい複合です。
配牌時点で数牌の種類が偏っているときに狙いたいところですね。
うまく行けば、チャンタ+混一色+一盃口で跳満も見込めます

チャンタを狙う場面

序盤から中張牌を切り崩すチャンタは、通常の手作りとは逆行する役。役の幅を狭めることになるので、使い勝手的にも点数的にも、万能に狙える役ではありません。

基本的には、配牌時にチャンタ狙いが最効率、または役の複合やドラによって満貫以上の手が狙える、というケースで視野に入れます。

チャンタでアガるコツは、序盤である程度決め打ちをすることです。
そのくらいの意志がないと、結局中途半端な手牌になってしまいます。

ここで紹介する3項目を参考に、自分流の「チャンタを狙う条件」を定めていきましょう。

「4・5・6」が極端に少ない

4・5・6牌が少ない、いわゆる「悪い配牌」のときは、チャンタを狙う場面です。

配牌時点でヤオチュー牌が多いと、出現率の高いピンフやタンヤオは揃えにくい傾向にあります。
具体例を挙げると、下記のような配牌です。

  • 1筒・3筒・6萬・8萬・9萬・1索・1索・2索・4索・東・東・白・白
  • 1筒・2筒・7筒・9筒・1萬・1萬・4萬・7萬・9索・1索・3索・8索・9索

いずれもヤオチュー牌が多い上に両面塔子(※)がなく、面子が揃いづらい配牌です。
こんなときは思い切って、チャンタを狙ってみましょう。

悪い配牌なので、もともとアガれる確率が低い局です。最悪オリれば良いので、気楽に行きましょう。
周りとは逆の打牌になるため、オりる牌には困らないはずです。

※両面塔子とは、「3・4」のように両面どちらが来ても順子が完成する数牌のこと

役牌の対子もしくは刻子を含んでいる

配牌時点で、役牌の対子もしくは刻子を含んでいる場合、チャンタを狙うチャンスです。

チャンタ狙いを決め打つなら、他の役との複合する可能性の高さは重要な基準です。
配牌時点で混一色や三色同順は見えにくいでしょうから、まずは役牌がつくかどうかを見極めましょう。

役牌の刻子揃っている場合はもちろん、役牌の対子にも注目します。
2翻以上の得点アップが見込めそうな並びなら、チャンタに狙いを定めて打牌していっても良いでしょう。

ドラが乗る

前項で紹介した「役牌が乗るかどうか」と同じ判断基準です。
配牌時に字牌や数牌の端牌が多い場合のみですが、ドラで2翻、できれば3翻以上稼げるなら、チャンタを狙っても良いです。

チャンタを揃える上での注意点

麻雀の役を揃える上で、デメリットを知っておくことは非常に重要です。
欠点を理解していれば心構えができますし、対策も取れますよね。

最後に、チャンタを揃える上での注意点を3つお伝えします。

待ちが悪くなりがち

チャンタは、面子を揃える最中も、最終的なテンパイの場合も、両面待ちがありえない役です。

順子が使える役でありながら、使えるのは「1・2・3」「7・8・9」に限定されてしまうため、「2・3」の両面塔子を持っていても、待ち牌は1のみなのです。

受け入れ牌が狭い分、手牌作りのスピードで押し負けてしまうことも少なくありません。

他家の手の進みを見て、鳴きチャンタに切り替えたり、役牌のみでのアガリに切り替えたりと、柔軟な対応が必要になります。

中盤になると放銃の危険性が高い

チャンタでのアガリを目指している場合、中張牌を掴んだら即ツモ切りです。
しかし、中盤~終盤で中張牌を掴んでしまうと、放銃の危険が出てきます。
手牌は内側に寄せて揃えていくのが一般的だからです。

ドラや他の役が乗って高得点を目指せるのならばツッパるのも手ですが、そうでない場合、ベタオリも視野に入れなくてはいけません。

難易度の割にコスパが悪い

チャンタは、難易度の割に得点が伸びづらい役です。
特に赤5麻雀の場合、赤牌を面子に組み込めないため、他家との得点に差が生まれがち。

「序盤で赤5をツモった場合はチャンタ狙いを諦める」「赤5麻雀のときはチャンタは狙わない」など、自分流のルールを決めておくと打牌に迷いが出ないでしょう。

チャンタは悪い配牌からの逆転を図れる2翻役

チャンタは、難易度と翻数が釣り合っていないと言われることが多い役です。

しかし、配牌が悪い時の救いであることも確か。

「ヤオチュー牌が多いけれど、国士無双を狙えるほどでもない」
「無理して他の役に切り替えるくらいなら、チャンタでアガれるチャンスに賭けたほうが良い配牌」

という場合に、狙ってみましょう。