麻雀の「一気通貫(イッキツウカン)」とは?成立条件や複合する役を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 一気通貫とは何かを知りたい
  • 一気通貫の成立条件が知りたい
  • 一気通貫がどんな役と複合するのか知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀役のひとつである「一気通貫(イッキツウカン)」についてお伝えしていきます。

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一気通貫(イッキツウカン)とは

一気通貫とは、麻雀役のひとつです。
はじめから終わりまで一通り揃っていることから、この役名で呼ばれています。
アメリカでは「ストレート」、中国では「清龍(チンロン)」という名称で正式採用されており、各国共通の麻雀役です。

はじめに、成立条件と点数、出現率について解説していきます。

1種類の数牌で1~9の連続する順子を作ると成立

一気通貫は、1種類の数牌で1~9の連続する順子を作ると成立する役です。

「123/456/789」というように、数字が重ならないように3面子で1~9を揃える必要があります。
「123/345/567/789」のような並びでは不成立です。

残りの1面子と雀頭は何でもOKで、待ちの形にも制限はありません。
鳴いて作っても良いですが、食い下がりがあるので注意しましょう。

点数

一気通貫は、2翻役です。
ただし、鳴いて作ると食い下がりして1翻になります。

最低でも順子が3つ含まれるので、符の加算が少ないのが特徴です。
点数を稼ぐには、他の役と複合させて飜数を上げるか、残りの面子に刻子や槓子を使って符を上げる必要があります。

出現率

一気通貫の出現率は、2.5%です。

2翻役を出現率順に並べると、以下のようになります。

出現率食い下がり
対々和3.75%なし
三色同順3.5%食い下がり1翻
一気通貫2.5%食い下がり1翻
七対子2.5%鳴き不可
混全帯ヤオ九1.1%食い下がり1翻
三暗刻0.7%なし
三色同刻0.04%なし
ダブル立直0.15%鳴き不可
三槓子0.005%なし

一気通貫と合わせて狙いたい複合役

一気通貫は、必ず1・9牌を含む構成になるため、基本役である断ヤオと複合できません。
そのため、使い勝手が悪い役という印象を持っている人もいるでしょう。

しかし、断ヤオと並ぶ基本役の平和との相性が良いので、意外と悪いものではありません。
数字の被らない順子が3つあることでドラも乗りやすいので、裏ドラの加算を狙っていくのもおすすめです。

ここでは、一気通貫と相性の良い役を4つ紹介します。

平和

平和は、雀頭が役牌以外で4面子すべてが順子、なおかつ待ちの形がリャンメンになっていると成立する役です。
門前のみでの成立で、点数は1翻となっています。

鳴くと平和が成立しない点には注意が必要ですが、3面子が必ず順子になる一気通貫との相性は抜群です。
必然的に一気通貫の食い下がりもないので、2役で3翻が確定します。

立直をかけて1翻プラスすることも可能ですし、ドラが乗りやすいので、難易度の割に点数を稼げる組み合わせです。

一盃口

一盃口は、同じ色・同じ並びの順子が2組ある場合に成立する役です。
門前のみでの成立で、点数は1翻となっています。

一気通貫はすでに3つの順子があるので、そのいずれかと同じ面子をもう一つ作ることで、一盃口と複合します。
一気通貫に使う牌が対子になった場合、一盃口との複合を考えてみると良いでしょう。

さらに、雀頭の種類によって以下のような複合が見込めます。

  • 雀頭を役牌以外で揃えてリャンメン待ちテンパイすれば、平和と複合
  • 雀頭を字牌で揃えれば、混一色と複合
  • 雀頭を面子と同じ数牌で揃えれば、清一色と複合

一盃口+一気通貫は、2役の複合にとどまらず、高得点が狙えるのが魅力です。

混一色

混一色は、1種類の数牌と字牌のみで手牌を構成すると成立する役です。
点数は3翻ですが、鳴くと食い下がりして2翻になります。

一気通貫が成立している時点で、3面子は1種類の数牌です。
残り1面子1雀頭を字牌で揃えれば混一色と複合するため、難易度はさほど高くありません。

清一色

清一色は、1種類の数牌だけで手牌を構成すると成立する役です。
点数は6翻ですが、鳴くと食い下がりして5翻になります。

混一色の字牌なしバージョンが清一色です。
残り1面子1雀頭を一気通貫部分と同じ数牌で揃えれば、複合が可能です。
難易度は高いですが、配牌とツモの色に偏りがある場合、視野に入れてみると良いでしょう。

一気通貫を狙うべき場面

つづいて、一気通貫を狙うべき場面について解説します。

配牌時に1種類の数牌が6つ以上ある

配牌時に、1種類の数牌が6つ以上あったら、一気通貫を視野に入れましょう。

このとき、6枚ではなく6種類であることが重要です。
「1・3・4・5・6・9」というように、バラバラの数字で6枚以上あることを条件とします。

鳴かずに一気通貫を成立させられる

一気通貫は鳴きOKの役ですが、できれば門前で揃えたいところです。

鳴くと1翻に下がってしまう上、平和や一盃口、立直といった基本役とも複合できなくなってしまいます。

ドラや他の役と複合して高い手になるならまだしも、一気通貫を成立させるためだけに鳴くのは得策とは言えません。
鳴いて揃えた面子は変えることが出来ないため、後のツモで不都合が生じるケースもあります。

できれば一気通貫部分は鳴かずに作り、残り1面子が揃わない場合にはじめて鳴くようにしましょう。

一気通貫を狙う上での注意点

つづいて、一気通貫を狙う上での注意点を3つお伝えします。

一気通貫の見逃しに注意

別の役を念頭において牌を並べていると、一気通貫を見逃してしまうことがあります。
特に清一色狙いの場合、手牌がすべて同じ色になるので、パッと見での判断が難しいです。

たとえば、「123/456/777/888/9」といった並びのとき、8をツモってきたとしましょう。
雀頭が足りていないと判断して打牌をしてしまうと、アガリの見逃しです。

「77/123/456/789/888」のように並べ替えると、7を雀頭とした一気通貫+清一色が揃っています。

  • 刻子で並べている牌は順子にならないか?
  • 刻子で並べている牌が雀頭にならないか?

というように、別の組み合わせを考えながらプレイしましょう。

一定の組み合わせでないと成立しない点に注意

一気通貫は、「123/456/789」の3つの面子が揃った場合にのみ成立します。
1種類の数牌の1~9をすべて使用していたとしても、上記の組み合わせになっていなければ、成立しません。

「123/345/567/789」のように4面子に渡っているケースや、「11/234/456/789」のように雀頭を含んでいるケースは、勘違いしやすいので注意しましょう。

役なしになる待ちに注意

一気通貫は、数字が連続している分、多面待ちになりやすいです。
残り1面子と雀頭の組み合わせで、一気通貫以外の役が作れていない場合、役なしになる待ちに注意してください。

たとえば、以下のようなケースが挙げられます。

「萬子の12345678、索子の444、筒子の77」

アガリ牌は、3・6・9の3パターンですが、9以外が来ると一気通貫が成立しません。
上記では、平和や一盃口の成立もありませんし、1を使用しているので断ヤオも不成立です。

一気通貫と関わりが深いローカル役

最後に、一気通貫と条件が似ている役を5つ紹介します。
いずれもローカル役なので、通常の麻雀では採用されていませんが、仲間内で遊ぶときなど取り入れてみても面白いでしょう。

一気通貫全帯ヤオ九

一気通貫全帯ヤオ九は、一気通貫が揃っており、なおかつ残りの5枚が混全帯ヤオ九になっていると成立するローカル役です。
「イッキツウカンチャンタンヤオチュー」と読みます。

点数は、3翻、鳴いた場合食い下がりして2翻とするのが一般的です。
上位役として扱われるため、一気通貫とは複合しません。

純一気通貫全帯ヤオ九

純一気通貫全帯ヤオ九は、一気通貫が揃っており、なおかつ残りの5枚が純全帯ヤオ九になっていると成立するローカル役です。
「ジュンイッキツーカンチャンタンヤオチュー」と読みます。

点数は、4翻、鳴いた場合食い下がりして3翻とするのが一般的です。
上位役として扱われるため、一気通貫や一気通貫全帯ヤオ九とは複合しません。

三色通貫(サンショクツウカン)

三色通貫は、一気通貫の3面子を3種類の数牌で作ると成立するローカル役です。

「123が萬子、456が筒子、789が索子」といった具合ですね。
通常1色で構成される一気通貫を3色で作るため、このような役名がついています。

3種類の数牌を使用していれば、どの面子がどの色になっていてもOKです。
そのため、アガリの構成は全部で6パターンあります。
残り1面子と雀頭には制限がないので、平和や一盃口、立直などとも複合可能です。

点数は一気通貫と同じく、門前で2翻、鳴くと1翻です。

五心通貫(ウーシンツーカン)

五心通貫は、5の嵌張待ちで一気通貫をアガると成立するローカル役です。

五心通貫単体の点数は1翻ですが、必ず一気通貫が複合するため、3翻(食い下がり2翻)とも言えます。

狙っていなくても付くことがありますが、ローカル役としての知名度が低いので、採用されることはあまりありません。

金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)

金門橋は、1種類の数牌で「123/345/567/789」の並びを作ると成立するローカル役です。

サンフランシスコにある吊橋、ゴールデンゲートブリッジの形になぞらえて作られたと言われています。

基本的には、雀頭には制限がなく、鳴いて作ってもOKです。
ただ、ローカル役らしく定義には揺れがあり、門前でなければNG、清一色でなければNG、雀頭が同色の5でなければNG、といった複数のルールがあります。

点数は、役満もしくはダブル役満です。

一気通貫は1~9の連続した順子を作ると成立する2翻役

一気通貫は、1種類の数牌で「123・456・789」という並びを作ると成立する役です。

一切重ならずに1~9の数字が並ぶので、見た目が美しい役と言えますね。
14枚中9枚が同じ色の牌なので、まるで染め手の一種のようですが、点数は2翻です。
さらに、鳴くと食い下がりして1翻になるので注意しましょう。

単体での攻撃力は低いですが、残り1面子1雀頭の構成によっては、混一色や清一色と複合するケースもあり、高得点が目指せます。

配牌時点で1種類の数牌が多くあり、数字もバラバラ、というときには狙ってみてください。