この記事を読んでいるあなたは
- 麻雀映画のおすすめタイトルが知りたい
- それぞれの見どころが知りたい
- 原作の情報もあわせて知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、おすすめ映画をランキング形式で発表するとともに、ストーリーや見どころについてお伝えしていきます。
麻雀映画をより楽しむためのポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
麻雀映画おすすめトップ10
1位:麻雀放浪記
公開年 | 1984年 |
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時間 | 109分 |
キャスト |
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麻雀放浪記は、阿佐田哲也の同名小説と漫画を原作とする映画です。
物語は、青春編、激闘編、完結編に分かれており、そのうちの青春編を映画化したのが、「劇場版麻雀放浪記」となっています。
ストーリー
時代背景は昭和、敗戦直後の日本です。
主人公である哲が賭博の世界に足を踏み入れるところから、さまざまな出会いによって、麻雀の世界にのめり込んでいく様子を描きます。
見どころ
見どころはなんといっても、全編モノクロで魅せられる、ほの暗い世界観です。
麻雀ものの映画には、暴力団が絡んできたり、主人公が何かしらの強運を持っていたり、どこか「非日常感」が漂うものも多いです。
しかし、麻雀放浪記で描かれるのは、リアルな戦後の姿。
安定した生活を送るのが難しい時代で、勝負師の世界に足を踏み入れた男たちは、どんな風に生きどんな風に死んでいくのか…。
他人の人生を覗き見たような、じっとりとした余韻に浸れる映画です。
2位:咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A
公開年 | 2018年 |
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時間 | 112分 |
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「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」は、小林立が描く美少女麻雀漫画の実写版です。
実写化としては2作品目で、前作「咲-Saki-」の世界ともリンクしているのですが、舞台が別の高校に移っているためside-A単体で見ても問題ありません。
ストーリー
side-Aでメインに据えられているのは、阿知賀女子学院麻雀部のメンバー。
今作の主人公・穏乃が、かつての親友・原村和に会うために全国大会に挑戦する、というストーリーです。
阿知賀vs千里山vs新道寺vs白糸台の準決勝をメインに描かれます。
果たして、阿知賀女子学院は無事に決勝戦にたどり着けるのでしょうか?
そして、原村和との再会は叶うのでしょうかー?
見どころ
見どころは、フレッシュな女優陣による、麻雀異能力バトルです。
各キャラクターの能力に満遍なくスポットライトが当たるので、さまざまな異能を楽しめますよ。
そして、宮永照のキャスティングが、浜辺美波さんなのもポイントです。
照は、前作の主人公・咲の実姉ということで、あえて同じ女優を起用しています。
弱気な咲とクールな照、両極端の2人の演じ分けに注目です。
3位:咲-Saki-
公開年 | 2017年 |
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時間 | 109分 |
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「咲 -Saki-」は、小林立原作の同名漫画の実写化第1弾です。
序盤のストーリーは、ドラマ版で描かれたため、今作のメインは長野県予選。
主に、清澄vs龍門渕vs風越女子vs鶴賀学園の準決勝戦にスポットを当てています。
ストーリー
主人公は、清澄高校に通う女子高生・宮永咲です。
離れて暮らす姉に会うために、全国大会を目指して、日々特訓を重ねています。
麻雀部メンバーによる強化合宿も終わり、いよいよ舞台は県大会へ。
しかしそこで、まるでかつての姉のようなオーラを放つ天才少女・天江衣に出会うのでした。
見どころ
注目するべきは、美少女揃いのキャスティングです。
アイドルやモデルなど、とにかく若くて可愛い女の子が集結しています。
衣装も原作に忠実に作られていて、眼福ものですよ。
そして、「咲 -Saki-」といえば外せないのが、各キャラクターの特殊能力です。
あえて詳しくは書きませんが、「こんな能力を使われたら勝てない!」と思うような、異能少女が次々登場します。
青春スポ根×異能力バトル×美少女という新しいジャンルを、ぜひ堪能してください。
4位:真・兎 野性の闘牌
公開年 | 2013年 |
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時間 | 84分 |
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伊藤誠原作の漫画「兎 野性の闘牌」の劇場版です。
原作第1巻をもとに作られています。
ストーリー
弱気な高校生・武田俊が、この物語の主人公です。
俊はいじめられっ子でしたが、危険を察知する能力に優れており、既のところで危険を回避することも珍しくありませんでした。
その能力に目をつけたのが、高校生代打ち集団ZOOに所属する山口愛です。
麻雀の経験はないものの、愛に好意を抱いていた俊は、ZOOに入るため、リーダーとの麻雀勝負に挑むのでしたー。
見どころ
代打ち集団ZOOのメンバーは、みんな何かしらの異能力を持っている、という設定です。
能力に応じたコードネームがつけられているので、関連性を考えながら見るのも良いですね。
とはいえ、映画版は尺が短く、全員分の異能力は判明しません。
映画版でハマれた人は、ぜひ原作漫画もチェックしてみてください。
5位:ノーマーク爆牌党
公開年 | 2018年 |
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時間 | 102分 |
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「ノーマーク爆牌党」は、片山まさゆき原作の同名漫画をもとに作られた映画です。
ストーリー
主人公は、アマチュア大会で2連覇という経歴を持つ大学生・鉄壁保。プロ入りも期待されている彼は、日々雀荘で、麻雀の腕を磨いていました。
そんな折り、鉄壁保・九蓮宝燈美・当大介の3人は、自らを天才と呼ぶ超攻撃型雀士・爆岡弾十郎に出会います。
爆岡の傲慢な態度に触発された燈美と大介は、保との麻雀勝負を提案します。
守備vs攻撃の勝負、一体どちらに勝利の女神は微笑むのでしょうか?
見どころ
見どころは、NONSTYLEの石田明をライバル役に添えた、攻めのキャスティング。
賛否両論ありますが、「ヒョロっとした感じがなかなかに有り」「実写化したらこんな感じなのかも」と、高評価している人も多いです。
違和感がある配役にも関わらずクセになってしまう、独特の面白さを味わってみてください。
6位:女流闘牌伝aki-アキ-
公開年 | 2017年 |
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時間 | 85分 |
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二階堂亜樹原案の漫画「Aki」を実写映画化した作品です。
ストーリー
雀荘で生まれ育った亜樹は、15歳を迎えた冬、ボストンバックひとつ抱えて東京にやってきました。
大都会の厳しさに揉まれながら、少女は「麻雀」を武器に生きていくことを決めます。
同じ少女雀士・ひまわりや、Mr.麻雀の異名を持つ雀士・小島武夫との出会いを経て、亜樹はどのような成長を遂げるのでしょうか。
見どころ
この作品の見どころは、上流プロ二階堂亜樹の実体験をもとにしている、という点です。
ファンの人はもちろん、そうでなくても、少女がひたむきに生きる様には、感動を覚えます。
プロ監修の元、打牌練習を積んでから撮影に挑んだという、こだわりの対局シーンにも注目です。
7位:麻雀飛翔伝 哭きの竜
公開年 | 1995年 |
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時間 | 95分 |
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能條純一原作の同名漫画を映画化した作品です。
甲斐組と美好組の抗争から、竜と甲斐の勝負までを組み込んでいます。
ストーリー
主人公・竜は、神がかり的な運の良さを持つ幻の雀士、通称「哭きの竜」と呼ばれる存在でした。
そして、そんな竜に惚れ込んだ男が1人。関東広域を取り仕切る暴力団組長・甲斐です。
対立関係にある暴力団・美好組との対決を間近に控えている甲斐は、守り神として、竜を囲い込みたかったのです。
しかし、一向に甲斐の要求を飲まない竜。
甲斐組と美好組の抗争は、ますます激化を極めていくのでした…。
見どころ
哭きの竜といえば、「あンた、背中がすすけてるぜ」という名台詞。
劇中にも度々登場します。
原作ファンにはぜひ、実写版でもこの名シーンを確認してほしいですね。
また、ヤクザ同士の激しい対決にも注目です。
8位:麻雀飛翔伝 哭きの竜外伝
公開年 | 2011年 |
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時間 | 68分 |
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能條純一原作の漫画「麻雀飛翔伝 哭きの竜」シリーズの外伝部分を映画化した作品です。
1995年に実写化された劇場版から、キャストを一新しています。
ストーリー
舞台は、桜道会の内部抗争があった時代。
争いは苛烈を極め、命を落とす者も珍しくありませんでした。
伝説の雀士・竜もその抗争に巻き込まれ、ある日、チンピラの放った銃弾に倒れてしまうのでした…。
見どころ
「哭きの竜」のタイトルにもあるとおり、鳴きをうまく使って手役を完成させていくのが、竜の打ち筋です。
今でこそ主流になった鳴き麻雀ですが、以前はデメリットのほうが多いと敬遠されていました。
そんな時代背景の中、ドラマチックな展開で勝利を収めていく竜の姿に注目です。
9位:麻雀飛翔伝 哭きの竜外伝2
公開年 | 2011年 |
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時間 | 77分 |
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同年に公開された映画「麻雀飛翔伝 哭きの竜外伝」の後編です。
ストーリー
前編で描かれた時代から10年後、新宿歌舞伎町に、再び竜が姿を現します。
伝説の雀士は10年前に絶命したのではなかったのか?
今まで一体どこで過ごしていたのか?
同じ頃、関西を中心とする暴力団組織・共武会が、全国進出を目論み始めます。
関東の甲斐組は、共武会に対抗しようとしますが…。
見どころ
本編や外伝1にもあった白熱麻雀シーンや、印象深い名台詞は今作も健在です。
哭きの竜の世界観に、どっぷりと浸かってお楽しみください。
また、麻雀シーンだけではなく、暴力団同士の抗争にも重点を当てているのもポイント。伝説の雀士を巡って展開される、熱い人間ドラマにも着目してみましょう。
10位:劇場版凍牌
公開年 | 2013年 |
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時間 | 109分 |
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志名坂高次原作の麻雀漫画「裏レート麻雀闘牌録 凍牌」を実写化した作品です。
ストーリー
裏レート雀荘で荒稼ぎをする高校生・ケイが、この物語の主人公です。
冷たい視線とミステリアスな雰囲気から、麻雀界隈では「氷のK」と呼ばれているケイ。裏では「少女を飼っているらしい」という怪しい噂も立てられていて…。
見どころ
舞台が裏レート雀荘になっているのが、この作品のポイントです。
ケイに対する噂や、実際に自宅押し入れから現れる少女の存在、そしてなにかから逃げるような不自由な生活…。
物語全体に不穏な空気が漂っており、世界観に引き込まれます。
普通に生きていたらまず見ることはないであろう裏世界の怖さや、生と死の隣り合わせ感を存分に楽しんでください。
麻雀映画をより楽しむためのポイント
最後に、麻雀映画をより楽しむためのポイントを2つ紹介します。
麻雀のルールを知っておく
ひとつめは、「麻雀のルールを知っておくこと」です。
映画は、放映時間が短いこともあり、基本的に展開が早いです。
麻雀のルールはおろか、用語についての解説もほぼ説明されません。
専門用語が多い競技であるにも関わらず、です。
麻雀についての基礎知識がないと、登場人物の会話の意味がわからず、ストーリーを追う余裕がなくなります。
ネットで調べられる情報で十分ですので、ざっくりとルールや、役について知っておきましょう。
原作に触れておく
ふたつめが、「原作に触れておくこと」です。
原作を知らないと、世界観についていけなくなるケースが多々あります。
たとえば、この記事でも紹介した「咲 -Saki-」の劇場版。
原作を知らずに見ると、「麻雀がこんなに社会的地位を築けているはずがない」「こんないい役ばかり来るわけがない」と、現実との差に面食らってしまうでしょう。
けれど、原作を読んでいれば、そんな疑問は浮かばないのです。
なぜなら、咲 -Saki-の舞台になっているのは架空の日本で、世界の麻雀競技人口は数億人を超えている、という設定だからです。
さらに、「牌に愛される者は、驚くような引きの強さを見せる」という設定も語られています。
映画は尺の都合上、ルールや世界観の説明に時間を割けません。
そして、一般的な漫画・小説の実写化よりも、原作のファンが見に来ること前提で作られています。
麻雀映画は「原作+映画」で完成する、くらいの感覚で観るのがおすすめです。
麻雀映画は実写ならではの空気感を楽しみたい人におすすめ
麻雀映画は数が少なく、さらにほとんどのタイトルが、すでにメディア化されたものの再編集版、といった構成です。
「短い尺の中にストーリーを詰め込んだ感じ」「丁寧に描かれているけど、序盤の内容過ぎて続編が欲しい」といった声もよく聞きます。
では、麻雀映画の魅力と何なのか。
それは、「3次元の世界で作られる、実写でしか出せないリアルさ」ではないでしょうか。
裏社会のダークな面や少し過激なシーンにも、実写だからこそ味わえるゾクゾク感があります。
小説や漫画、アニメとは違った楽しみ方ができるので、興味を持ったタイトルがあれば、ぜひ視聴してみてください。