麻雀のプロとは?プロになる方法・仕事内容・収入まで徹底調査!

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀のプロとアマチュアの違いが知りたい
  • どうやってプロになるのか知りたい
  • プロの仕事内容や収入が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀のプロ雀士について幅広く解説していきます。

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麻雀プロとは

麻雀におけるプロとアマチュアの違いは、どのようなものなのでしょうか。

はじめに、麻雀プロの定義と、アマチュアとの強さの違いについて解説していきます。

麻雀プロの定義

麻雀プロとは、「麻雀のプロ団体に所属している雀士」のことを指します。

団体に所属するためには、実技試験や筆記試験、マナーチェックがあります。
麻雀の強さだけでは判断されていないので、一概に「プロだからアマチュアよりも強い」とは言い切れません。

麻雀プロとアマチュアの違い

定義的なプロアマの違いは、プロ団体に所属しているかどうかです。

ただ、やはりプロと聞くと「技術面でも違うのでは?」「アマチュアよりも強いからプロを名乗れるのでは?」と考えるのが自然ですよね。
実際に、プロとアマチュアで何が違うのかについての考察は、さまざまな雀士がしているテーマです。

一般的には

  • プロは無駄な動きがなく、所作がきれい
  • 経験値が桁違いなので、動じることが少ない
  • 知識量が多く、基本戦術がしっかりしている

などと言われています。

いずれも、プロとして認められるための過程で身につけた”技術”であり、センスとは別のものです。
一定レベルを超える強さを持ち、魅せることを意識した打ち方ができる=プロだと認識しておくと良いでしょう。

代表的な麻雀プロ団体と団体への加入方法

つづいて、代表的な麻雀プロ団体を5つ紹介します。
加入方法や看板雀士についても紹介しますので、参考にしてください。

最高位戦日本プロ麻雀協会

出典:https://saikouisen.com/

最高位戦日本プロ麻雀協会は、1976年創設の、日本で最も歴史あるプロ団体です。
同じく代表的な麻雀プロ団体である「日本プロ麻雀協会」や「日本プロ麻雀連盟」も、もともと最高位戦日本プロ麻雀協会に所属していた雀士が立ち上げています。

同名のタイトル戦をおこなっていた団体が起源のため、団体名に「最高位戦」が入っているのが特徴です。

加入方法

受験資格麻雀プロとして当協会の目的と義務を遂行できる方
受験対象年齢18歳以上(高校生不可)
受験料20,000円+申込金5,000円

最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストは、筆記試験、面接、実技試験の3つの観点で審査されます。
書類審査→筆記→面接→実技の順に審査されるステップ制を採用しており、筆記と実技が別日に設定されているのが特徴です。
18歳以上、高校生不可という決まりがありますが、上限年齢は設定されていません。

東京、大阪、名古屋、札幌、新潟、福岡と、全国各地で試験がおこなわれるので、地方住みの人でも受けやすいですね。

公式ホームページに過去4年間の筆記試験内容が掲載されているので、一通り目を通しておくのがおすすめです。会場別に公開されているので、自分が受ける地域をメインに学習しましょう。

看板雀士

最高位戦日本プロ麻雀協会の看板雀士としては、土田浩翔さんが挙げられます。

トイツ理論と呼ばれる七対子を意識した役作りが特徴で、順子を崩して対子・刻子を狙う場面が多く見られる雀士です。
この戦術は土田システムと呼ばれ、著書でも度々解説がされています。

日本プロ麻雀協会

出典:http://npm2001.com/

日本プロ麻雀協会は、2001年に創設された麻雀プロ団体です。
オカ採用や役満の複合を認める珍しい公式ルール、トップを取ることを重視した順位点設定などが特徴です。

加入方法

受験資格当協会の目的と義務を遂行し、麻雀界の発展に貢献する意欲のある方
受験対象年齢記載なし
受験料20,000円

筆記試験、面接、実技試験でプロテストをおこないます。
テストは年2回開催で、関東、関西、宮崎支部、香川支部でおこなわれます。

筆記試験では、麻雀問題のほかに論述や一般教養も試されるため、幅広く学習しておきましょう。
過去5年間の筆記試験問題は、公式ホームページで確認可能です。

看板雀士

日本プロ麻雀協会の看板雀士として、鈴木達也さん小倉孝さんが挙げられます。
両者とも、協会最高タイトルの「雀王位」を獲得した実力派です。

日本プロ麻雀連盟

出典:https://www.ma-jan.or.jp/

日本プロ麻雀連盟は、1981年創設のプロ団体です。
麻雀界でもスターと呼ばれる代表的な雀士が多いのが特徴で、他の団体に比べると、女性雀士も多く所属しています。

新聞や雑誌への寄稿を始め、ドラマ制作への牌譜提供、麻雀サークル主催の大会への出演など、露出のある仕事を多く請け負っている団体です。

加入方法

受験資格連盟員として共に麻雀の発展、普及等に貢献出来る方
受験対象年齢満18歳以上40歳未満の男女(高校生不可)
受験料15,000円

試験は、筆記、面接、実技の3科目で、2日間に分けて実施されます。
試験会場は、東京と札幌の2箇所です。

公式ホームページには、11年間に渡る豊富な過去問が掲載されているので、比較的対策がしやすいと言えるでしょう。

合格には2段階あり、正規合格のラインに届かなくても再度チャンスが与えられます。

正規合格すぐにプロ雀士としての活動がはじめられますが、並行して研修に参加する義務があります。
研修は計5回、半年間に渡っておこなわれます。
育成合格いわゆる補欠合格です。
育成会でおこなわれる試験に合格することで、プロ雀士の活動を始められます。

看板雀士

日本プロ麻雀連盟の看板雀士は、美人女流プロとして有名な二階堂姉妹です。
姉の瑠美さんは手役を作ることを重要視し、妹の亜樹さんは牌効率を重要視する打ち筋が特徴の雀士です。

麻将連合

出典:https://mu-mahjong.jp/

麻将連合は、ギャンブルとしての麻雀ではなく、競技としての麻雀を広めるためのプロ団体を謳っている団体です。
麻雀ではなく麻将と表記しているのも、「金銭を賭けない麻雀」を表すためのこだわりとのこと。

認定プロの欄を見ると、「麻雀の普及活動に関係ない仕事で生計を立てている雀士はプロとは呼べない」、「アマチュアの質問に対して納得させられる受け答えができない雀士はプロとして失格」など、かなり厳しい条件が並んでいます。

一般教養もかなり重要視しており、他の麻雀プロ団体に比べると、やや難しい問題が多い印象です。

加入方法

受験資格18歳以上のμ会員
受験対象年齢記載なし
受験料15,000円

ほかの団体と同じく、筆記、面接、実技の3科目ですが、一般教養のほかに小論文のテストもおこなわれます。
公式ホームページに過去問が載っていますが、各科目1回分のみとなっているので、これだけで対策するのはやや難しいですね。
傾向を読み取ったら、市販の教本を使って学習すると良いでしょう。

また、麻将連合のプロ認定手順は、先に紹介した3団体と大きく異なります。
手順は以下のとおり。試験よりも入会が先となっているのが特徴です。

  1.  麻将連合に入会し、「μ会員」となる
  2. 年2回おこなわれる「ツアーライセンス取得審査」を受講し、合格する
  3. 麻将連合が定めた独自のプロ基準を満たす雀士のみ、プロに認定

入会には、年間6,000円の会員費がかかります。
入会制限はなく、対局を楽しみたい人から麻雀スキルを高めたい人まで、幅広く歓迎しています。
ただ、プロとして認定されるためには、連合が掲げる厳しい条件を満たす必要があるため、決してゆるい団体ではありません。

単に試験に受かればプロと名乗れるわけではないので、「すぐにプロ雀士として活動を始めたい」という人には向いていませんね。

看板雀士

麻将連合の看板雀士は、原浩明さん忍田幸夫さんなど。両者とも協会の規律に則り、賭けない麻雀オンリーで生計を立てています。
健康麻雀や女性向け麻雀講座で講師を務めているので、気になる人は講習を受けに行くのも良いでしょう。

RMU

出典:http://www.rmu.jp/web/index.php

RMUは、2007年に創設された、比較的新しいプロ麻雀団体です。
団体名はリアル・マージャン・ユニットの略で、「真の麻雀プロ競技界を創り上げること」を目的としています。

RMUが掲げる真のプロとは、「突出した技術・知識と大衆に愛される人間性を持つ者」。タレント活動のためにプロを名乗る行為に警報を鳴らし、純粋な麻雀スキルで愛好者を納得させられることをプロと認める方針です。

加入方法

受験資格下記のいずれかに当てはまる方

もっと強くなりたい、強い人と打ちたい
生計を立てられるプロを創りたい、目指したい
積極的に麻雀の社会的地位を向上させる活動をしたい
麻雀タレントを創りたい、目指したい

受験対象年齢18歳以上
受験料5,000円

RMUでプロ雀士に認定されるためには、以下の手順を踏む必要があります。

出典:http://www.rmu.jp/web/index.php?ref=nyuukai

  1. アスリートコースに入会(年会費36,000円)
  2. ファクトリーと呼ばれる講座で、麻雀の思考法、理論を学習
  3. 公式リーグに参加しつつ選手ポイントを貯める
  4. 選手ポイントが規定値に達し、さらにマナーや理論も備わったことが認められたら、認定ライセンス発行

育成型のプロ団体となっているのが特徴ですが、アスリートコースにも入会審査が設けられています。
入会審査内容は、点数計算と打牌選択の筆記、実技、面接の3つです。

プロ認定ライセンスの発行に関しても、審議会の過半数に認められる必要があり、プロ雀士への道のりは険しいと言えるでしょう。

看板雀士

RMUの看板雀士は、多井隆晴さん河野高志さんです。

RMUには独自のポイントシステムが設けられていますが、多井隆晴さんは最高位のSSS級、河野高志さんはS級に値する高レベルな雀士です。

麻雀プロの仕事内容と収入

最後に、麻雀プロの仕事内容と収入について解説します。
プロ雀士に憧れている人はぜひ参考にしてください。

仕事内容は多岐にわたる

一口にプロ雀士と言っても、仕事内容は多岐にわたります。
一例として仕事内容を挙げると、以下のようなものです。

  • 雀荘勤務や雀荘経営
  • 麻雀教室の講師
  • 麻雀大会での優勝
  • テレビやイベントへのゲスト出演
  • ゲームやパチスロの版権
  • 麻雀本の執筆

上記のほか、女流雀士であれば、写真集やカレンダー、DVDなどのアイドル風な仕事も請け負えます。
請け負える仕事の幅が広いからか、男性雀士よりも女性雀士のほうが稼げているという話が多いですね。

いずれにしろ、プロ雀士の仕事は麻雀を打つだけではない、ということを頭に入れておきましょう。
経営術や文章力、指導力、メディア受けするキャラクター作りなど、麻雀の腕以外のスキルが必要となるのは言うまでもありません。

団体から給与はもらえない

プロ雀士になったからといって、所属団体から給与が支払われることはありません。
むしろ、どの団体もプロ雀士としての登録に年会費がかかるので、プロとして活動するほうがマイナスになります。

プロ雀士は、フリーランスです。
サラリーマンと同じ感覚でいると、面を食らってしまうでしょう。

また、麻雀大会の賞金で稼ぐことは可能ですが、リーグ戦やモンド戦などではギャラは発生しません。
賞金が発生するタイトル戦などに参加しても、優勝者への賞金は50~100万程度。まれに300万を超える大会もありますが、「プロ雀士でも勝率は3割程度にとどまる」と言われる麻雀のゲーム性から言うと、賞金のみで生計を立てるのは厳しいですね。

収入も仕事内容も雀士による差が大きい世界

麻雀以外にアルバイトをしていたり、サラリーマンとして収入を確保しながらプロ雀士活動をしていたりする人も多い世界です。

年収は200万程度~1,000万以上までと差が大きく、一概に「プロ雀士の年収はいくら」とは言えません。
また、1,000万以上を稼ぐプロも収入源はひとつではなく、麻雀大会の賞金、麻雀番組のギャラ、ゲームの版権など、麻雀というジャンル内であれ複数の仕事を掛け持って生活しています。

麻雀が得意だから、好きだからだけでは続けていけない仕事です。

麻雀プロとは「団体に所属している雀士」のこと

麻雀プロと麻雀アマの違いは、「プロ団体に所属している雀士かどうか」です。

プロ団体は複数ありますが、いずれもプロテストを受けて合格しなければ、プロ雀士と名乗ることはできません。
試験は、実技のほかに、筆記や面接などもおこなわれ、総合的に審査されるケースが一般的です。

また、団体に所属したからと言って、団体から給与が支払われるわけではないため、生活費を稼ぐ手段は自分で用意しなければなりません。

道のりは決して容易なものではありませんが、麻雀関係の仕事をしていく上で、プロという肩書きは武器になります。
麻雀講師になりたい、麻雀の戦術本を出したい、雀荘経営がしたい、といった希望を持っている人は、ぜひ気になる団体のプロテストにチャレンジしてみてください。