オカルト麻雀とは?考え方や代表的な理論を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • オカルト麻雀とは何か知りたい
  • オカルト麻雀の考え方はどのようなものなのか知りたい
  • オカルト麻雀とデジタル麻雀の違いについて知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀理論のひとつである「オカルト麻雀」についてお伝えしていきます。

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オカルト麻雀とは

はじめに、オカルト麻雀の特徴や対義語、歴史について解説していきます。

場の流れをもとに打つ麻雀

オカルト麻雀とは、場の流れや運を重視する打ち筋のことです。

「前局の調子が良かったから、今回もアガれるはず。守りは考えずに攻めよう」などのように、本来相互関係がないはずの、局と局を結びつけて考える傾向があります。

自分にツキがまわってきていないと感じたら、アガれそうな手牌でも勝負をオリるのが、オカルト麻雀の特徴です。
運を数値化して判断している、という表現が近いかもしれません。

たとえば、運の基準値が10だとして、プレイヤーAが連続してアガっていれば、Aのツキは12や13など、10よりも上です。
反対に、どんなに良い待ちでもアガれない、Aに放銃してしまう、というプレイヤーBがいたとしたら、Bのツキは7や8。
そういった流れが3戦続いて、後にAがBに放銃したなら、「ツキが逆転した」と捉えます。

数値だけ見れば、Aが3回勝ってBが1回勝った状態です。
しかし、オカルト麻雀では「今後はBが勝ち続け、Aには良い手が来なくなるだろう」と考えます。

対極にあるのはデジタル麻雀

オカルト麻雀の対極にある打ち方が、デジタル麻雀です。

デジタル麻雀は、牌効率や過去の統計といった、誰が見てもあきらかな根拠をもとに手作りを進めます。
オカルト麻雀と違って、数値による最適解があるため、再現性が高いのが特徴です。

とはいえ、100%の正解というものはないため、より確率が高い方を選択することになります。
「一萬で放銃する確率が30%、六萬で放銃する確率が70%」の場合は、いつでも一萬を捨てるのがデジタルです。
たとえ一萬で放銃した場合でも、正しいのは一萬切り。次に同じ場面に遭遇しても、一萬を切る選択をします。

オカルト麻雀の歴史は古い

オカルト麻雀の歴史は古く、麻雀が日本に入ってきた昭和の時代から大切にされてきました。

デジタル麻雀が急激に広まったのは、2004年に発行された戦術本「科学する麻雀」がきっかけです。
それまでに発行されてきた麻雀本は、どれもオカルト色の強い理論だったため、「科学する麻雀」は前代未聞の戦術だと騒がれました。

麻雀の歴史には、オカルト麻雀が有効だと考えられてきた期間のほうが長いのです。

オカルト麻雀の考え方

つづいて、オカルト麻雀の考え方の特徴を3つに絞ってお伝えします。

流れを重要視する

オカルト麻雀では、流れを重要視します。

流れというのは、「運やツキが誰に巡っているか」ということです。
特定のプレイヤーのアガリが続いたり、悪い待ちでも関係なくアタリ牌をツモれたりすれば、そのプレイヤーに流れがきています。

自分がアガるためには、流れがきているプレイヤーの運を断ち切るしかありません。

そんなとき、オカルト麻雀では、

  • 自分にメリットのない鳴きでツモ牌をズラす
  • 高い手が狙える場面でも、安手のスピードアガリを選択する

など、場の流れを変えることを第一に行動します。

デジタル麻雀を好む人からすれば無意味な行動に思えますが、オカルト麻雀的には必要な手順なのです。

勢いがあるときに攻める

オカルト麻雀では、自分にツキが回ってきたときに攻めるのが大切だと考えています。

配牌が悪くても、ツキが自分にあるならアガれるので問題ありません。
むしろ、ツキがまわってきているときに守りに入ると、ツキを逃します。
放銃を恐れず、高い手でもどんどん狙っていきましょう。

反対に、ツキがまわってきていないなら、守り一択です。
配牌が良くても、多面待ちで構えられても、流れがきていないときは大人しくしているのがオカルト麻雀です。

知識よりも感覚や経験に頼る

オカルト麻雀では、知識よりも感覚や経験に頼る傾向があります。

例を挙げると、以下のような判断ですね。

  • ドラ運気が来ているから、ドラを残しておけば重なるだろう
  • この流れでアガれるのは、リャンメンよりペンチャン
  • この牌は安全牌だけど、捨てたら放銃しそう

理論的とは言えませんが、本人の中では確信に近いものがあります。

代表的なオカルト麻雀理論

つづいて、代表的なオカルト麻雀の理論を2つ紹介します。

対子場・暗刻場という考え方

対子場とは対子になりやすい局、暗刻場とは暗刻になりやすい局を指す言葉です。

牌の偏りによって、縦に重なりやすい局というのは存在します。
そのため、この現象自体はオカルトとは言えません。

ただ、「配牌で対子が多いから、今後も順子より対子・刻子を狙っていこう」という”予測”は、オカルト麻雀の理論だと言えるでしょう。

オカルト理論を優先する人は、牌効率的には順子狙いが有利な場面でも、「今回は暗刻場だから、対子を残そう」となります。

スジ対子理論

スジ対子理論は、プロ雀士・土田浩翔が提唱するオカルト的麻雀理論です。

4の対子を持っているときには7、6の対子を持っているときは9といった、「対子のスジも対子になる」という考え方をします。

ただし、スジ対子理論で重なるとされているのは、近いスジだけです。
7の対子・4の孤立牌・1の孤立牌と持っているときに、対子としてすでに持っている7のスジ=4は重なるけれど、7の遠いスジである1は重ならない、と考えます。

また、3組目のスジ対子は成立しません
「4・4/7・7」、「6・6/9・9」というスジ対子が2組出来ている場合、8の対子を持っていたとしても、5は重ならないと考えます。

オカルト麻雀推奨派の雀士

つづいて、代表的なオカルト麻雀推奨派の雀士を4人紹介します。

桜井章一

桜井章一は、「20年間無敗の男」と呼ばれた伝説の雀士です。

雀鬼流という独自の流派を確立し、1巡目やテンパイ前のドラ切り禁止、明槓の禁止など、さまざまな教えを発信しています。
麻雀戦術書も多く手掛けており、『運を支配する』『流れをつかむ技術』など、オカルト麻雀的な思考を持っていることが読み取れます。

阿佐田哲也

阿佐田哲也は、『麻雀放流記』の著者としても知られる雀士です。

阿佐田哲也の小説には、「最後は運が勝敗を決める」「麻雀は運のやりとり」といった、オカルト麻雀的なセリフが多く登場します。

小島武夫

小島武夫は、日本プロ麻雀連盟の創設者として知られる雀士です。

麻雀戦術に関するインタビューで、「流れに乗ってきたことを感じ取れるかが重要」「ツキの波が来たタイミングで一気に畳み掛ける」と答えており、オカルト麻雀的な思考を持っていることが伺えます。

安藤満

安藤満は、「亜空間殺法」と呼ばれる独自の戦術を生み出した雀士です。

「亜空間殺法」とは、鳴きを活用してツモ順をズラし、流れを変えるという戦術です。
当時は鳴きが軽視されていた時代だったので、異色のオカルト戦法だと注目されました。

オカルト麻雀に対するよくある質問

最後に、オカルト麻雀に対するよくある質問に答えていきます。

プロでもオカルト麻雀を打つ人はいるの?

プロ雀士にも、オカルト麻雀を打つ人は多くいます
プロでも意見が分かれるのが、「オカルトvsデジタル」です。

オカルト麻雀は真似できるの?

デジタル麻雀とは違い、オカルト麻雀は圧倒的に真似が難しいです。

目に見えないものを重視するため、言語化しづらいというのが主な理由です。
「一見同条件に見えても実は条件が異なる」といったケースも多く、理論が間違って伝承されるデメリットも抱えています。

オカルト麻雀で非常に強い雀士がいても、その弟子が強く育つかは別問題です。
オカルト麻雀は、本人のセンスに左右されやすい技術だと言えるでしょう。

オカルト麻雀とデジタル麻雀はどちらの方が強いの?

一概にどちらが強いとは言えません
オカルト派にもデジタル派にも、それぞれ強い雀士がいます。

オカルト麻雀は運やツキを重要視した戦術のこと

オカルト麻雀とは、運やツキを重視した麻雀戦術のことです。

確率などの目に見える情報にとらわれず、さまざまな情報をキャッチして、打牌選択をします。
言語化が難しいため、「根拠がない」「昭和的な古い考え」と言われがちですが、理論がないわけではありません。

プロの中にもオカルト麻雀を提唱する人は多く、中には驚異的な勝率を誇る雀士もいます。

オカルト派とデジタル派では、たびたび論争が起こりますが、一概にどちらが強い・正しいとは言えません。
デジタル・オカルトに関わらず、自分が後悔しない打牌を選択できると良いでしょう。