この記事を読んでいるあなたは、
- Mリーグでクビになる選手を知りたい
- Mリーグで入れ替わった新しい選手を知りたい
- Mリーグ選手の入れ替え条件を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに「Mリーグでクビになる選手や入れ替わる新しい選手、入れ替え条件」などを紹介します。
【2023年】Mリーグでクビになる可能性がある選手
Mリーグでクビになる可能性がある選手について解説していきます。
丸山奏子(赤坂ドリブンズ)
クビの可能性が高い選手は、2019年から赤坂ドリブンズに所属している、女流プロ雀士の丸山奏子(まるやま・かなこ)選手です。
理由としては、プロとしての実力評価がメンバーの中でもっとも低いためです。
丸山選手は、2018年にプロ入りしたばかりの若手女流プロ雀士です。
プロ雀士になってから日も浅く実績はないものの、将来性を買われて育成枠として赤坂ドリブンズのドラフト指名を受けました。
赤坂ドリブンズは、2022-23シーズンで7位という結果に終わったため、残念ながら入れ替えレギュレーションが適用されます。
そのため選手入れ替えの対象となり、なかでも丸山選手がクビになる可能性が高いです。
育成枠であることも要因の1つですが、1シーズンで10試合しか出場しておらず、力不足であることは間違いありません。
しかし丸山選手は、Mリーグにおいて人気の高い女流プロ雀士として知られています。
成績だけで見れば、チーム内2位と悪くない結果であり、丸山選手に責任はありません。
育成枠と掲げて獲得しておきながら、十分に試合にも出場させず丸山選手をクビにしてしまうとなれば、越山監督への批判はまぬがれないでしょう。
2023年5月29日、残念ながら丸山選手は赤坂ドリブンズから退団することが発表されました。
村上淳(赤坂ドリブンズ)
2018年から赤坂ドリブンズに所属している、男性プロ雀士の村上淳(むらかみ・じゅん)選手も、同じチームの丸山選手と並んでクビの可能性が高いです。
理由としては、2021-22、2022-23の2シーズンにおいて、メンバーの中でもっとも成績不振に陥っているためです。
村上選手は1997年にプロ入りした雀士で、門前で手を長く持ち、積極的にリーチをかけるスタイルから「リーチ超人」という異名を持っています。
プロ雀士としての経歴は長く、多くの実績は残しているものの、赤坂ドリブンズではチーム内で成績最下位という結果に終わっています。
そのため、クビになる選手の候補に挙がってしまうことは避けられません。
ファンからの批判を回避するために、人気女流プロ雀士の丸山選手を残留させ、もっとも成績が悪かった村上選手のみをクビにするという可能性も考えられています。
2023年5月29日、丸山選手と同じく赤坂ドリブンズから退団することが決まりました。
越山監督(赤坂ドリブンズ)
2018年から赤坂ドリブンズの監督を務めている越山剛(こしやま・ごう)監督自身が、解任する可能性があります。
理由としては、チームの成績不振が続いており、責任を取る形で解任することも考えられるためです。
越山監督は2014年にプロ入りしたプロ雀士で、赤坂ドリブンズのオーナー企業である大手広告代理店「博報堂」の社員でもあります。
赤坂ドリブンズのシーズン成績は、以下のとおりです。
- 2018-19:優勝
- 2019-20:7位
- 2020-21:4位
- 2021-22:7位
- 2022-23:7位
初年度は優勝チームに輝いたものの、直近2シーズンは不調であることがわかります。
責任者という看板を背負いながら、チームを上位に導けなかったという点では、越山監督の実力不足ということで退任の可能性も考えられるでしょう。
しかし2023年5月29日、丸山選手と村上選手の退団が決定し、越山監督は続投することが発表されました。
近藤誠一(セガサミーフェニックス)
2018年からセガサミーフェニックスに所属している近藤誠一(こんどう・せいいち)選手が、クビになる候補として挙がっています。
理由としては、2023年で還暦を迎えるMリーガー最年長の選手であり、直近の成績が思わしくないためです。
近藤選手は1997年にプロ入りしたキャリアの長いプロ雀士で、2018年にセガサミーフェニックスから2位指名を受け、Mリーガーとなりました。
「夢芝居」「不死鳥のお父ちゃん」「せいちゃん」などの愛称があり、チーム内最年長の雀士としてメンバーを引っ張ってきた選手です。
Mリーガーのなかでも最年長の選手であるため、未来の若手プロ雀士に道を譲るという意味で、引退する可能性もあるでしょう。
2023年5月25日、近藤選手がMリーグを勇退し、セガサミーフェニックスの監督として就任することが発表されました。
【2022年】Mリーグでクビになってしまった選手
Mリーグでクビになってしまった選手について解説していきます。
沢崎誠(KADOKAWAサクラナイツ)
沢崎誠(さわざき・まこと)選手は、2019年から2022年までKADOKAWAサクラナイツに所属していたプロ雀士です。
沢崎選手がクビになった理由は、病気が見つかり療養に専念するためです。
沢崎選手のプロ入りは1987年と長い経歴を持ち、勝負手ほど静かに息を潜めて痛烈なアガリを決めるところから「マムシの沢崎」という通り名を持っています。
実力だけでなく人望の厚い人物としても知られており、KADOKAWAサクラナイツではポイントゲッターであり、チームの精神的支柱でもありました。
しかし2022年4月3日に原発性骨髄線維症との診断を受け、病気療養のためセミファイナル終了後に入院したのち、シーズン終了後の同年6月3日に契約満了が発表されました。
朝倉康心(U-NEXT Pirates)
朝倉康心(あさくら・こうしん)選手は、2018年から2022年までU-NEXT Piratesに所属していたプロ雀士です。
朝倉選手がクビになった理由は、成績不振のためです。
プロ入りは2018年の若手プロ雀士で、同年にU-NEXT Piratesからドラフト2位指名を受け、Mリーガーとなりました。
アマチュア時代にネット麻雀で唯一天鳳位を2度(初代と11代)獲得した選手でもあり、当時から大きく注目を集めていた人物です。
しかし選手入れ替えの対象になった際に、通算成績でマイナスポイントが大きかったことから契約満了となりました。
現在はMリーグの解説者として活躍しており、論理的で適切な解説が評価されています。
石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
石橋伸洋(いしばし・のぶひろ)選手は、2018年から2022年までU-NEXT Piratesに所属していたプロ雀士です。
石橋選手がクビになった理由は、チーム内で成績が奮わなかったためです。
プロ入りは2003年で、2018年にU-NEXT Piratesからドラフト3位指名を受けてMリーガーデビューを果たします。
しかし個人成績はかなり厳しく、チーム内でも最下位の成績という結果に終わり、選手入れ替えレギュレーションの対象となり退団が決まりました。
現在は朝倉選手と同様にMリーグで解説者を務めており、選手目線の解説に定評があります。
Mリーグの選手入れ替え条件とは
Mリーグの選手入れ替え条件は、「同じメンバー(選手)構成で、2年連続でセミファイナルシリーズに進出できなかった場合」です。
上記に該当すると、最低1人の選手を入れ替えなければならないルールです。
なお、これまでは「同じ選手構成で、2シーズン連続でファイナルシリーズに進出できなかった場合」とされていました。
2023年5月26日にMリーグ機構は、チーム数が8チームから9チームに増えることにともない、2023年秋に開催予定の「Mリーグ2023-24シーズン」において、レギュレーションの変更をおこなうことを発表しました。
入れ替えルールを変更したことで、以前よりも条件が緩和されています。
Mリーグでクビになる選手のまとめ
この記事では、「Mリーグでクビになる選手や入れ替わる新しい選手、入れ替え条件」などを解説してきました。
Mリーグの選手入れ替えには、どのチームが、そして誰が入れ替えになるのかなど、さまざまなドラマがあります。
監督が実力主義なのか、エンタメ主義なのかなどによっても判断は大きく変わるでしょう。
2024年の新Mリーガーについても注目したいところです。