麻雀の「大車輪(ダイシャリン)」とは?成立条件や採用率を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 大車輪とは何かを知りたい
  • 大車輪の成立条件が知りたい
  • 競技麻雀やアプリゲームでの大車輪の採用率が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀役のひとつである「大車輪(ダイシャリン)」についてお伝えしていきます。

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大車輪(ダイシャリン)とは

大車輪は、麻雀のローカル役のひとつです。
筒子で構成された牌姿が車輪のように見えることから、大車輪という名がつけられました。

はじめに、大車輪の成立条件や点数、出現率について解説していきます。

筒子の2~8で七対子を作ると成立

大車輪は、筒子の2~8を使って七対子を作ると成立します。
知名度の高い役ですが、ローカル役の一種なので、一般的な麻雀ルールでは採用されていません。

門前でのみ、成立が認められます。

点数

大車輪は、一般的に役満として扱われます。
点数は、親48,000点・子32,000点です。

また、大車輪という役が採用されていなくても、三倍満が確定します。
大車輪の成立条件を満たした時点で、以下の4役が必ず複合するからです。

  • 門前清一色:6翻
  • 断ヤオ:1翻
  • 平和:1翻
  • 二盃口:3翻(※)

※七対子に見える構成ですが、筒子の2~8で構成することで二盃口が出来上がっています。高点法に則り、上記の飜数計算となります。

門前清自摸和や立直、一発、ドラなどの加算によって、数え役満になりやすいので、ローカル役の採用がない場面でもアガリたいところです。

出現率

大車輪はローカル役なので、出現率は算出されていません。

ただ、清一色と二盃口の出現率が以下のようになっているので、参考にしてください。

  • 清一色:1%
  • 二盃口:0.05%

ちなみに、清一色の出現率は鳴きありで算出されているものなので、門前清一色の出現率は上記よりも低くなります。

そもそも二盃口の出現率が国士無双や四暗刻と同程度なので、大車輪は役満の中でも出現率が低いと言えるでしょう。

大車輪のテンパイ形4パターン

大車輪のテンパイ形は、全部で4パターン考えられます。
大車輪の成立という観点で見ると七対子の単騎待ちですが、連続する筒子で構成されている以上、両面以上の待ちです。

アガリ牌を見逃さないよう、各テンパイ形の待ち牌を確認しておきましょう。

2筒または8筒が足りない状態

2筒または8筒が足りない状態でのテンパイは、2・5・8の3面待ちです。

どの牌でアガっても平和・断ヤオ・清一色が成立するので、テンパイ時点で倍満以上が確定しています。

3筒または7筒が足りない状態

3筒が足りない状態でのテンパイは、3・6・9の3面待ち、7筒が足りない状態でのテンパイは、1・3・6の3面待ちです。

1筒や9筒でアガった場合、断ヤオと二盃口が消え、平和+清一色の7翻アガリです。
安目が出ると跳満になってしまうので、やや注意が必要な待ちですね。

4筒または6筒が足りない状態

4筒が足りない状態でのテンパイは、1・4の両面待ち、6筒が足りない状態でのテンパイは、6・9の両面待ちです。

アガリ牌の数が少なく、1筒や9筒でのアガリだと断ヤオと二盃口がつかなくなるため、あまり良い待ちではありません

5筒が足りない状態

5筒が足りない状態でのテンパイは、2・5・8の3面待ちです。

2筒や8筒でアガっても、門前清一色・断ヤオ・平和・一盃口で9翻です。
2・8抜けと同じく、テンパイ時点で倍満が確定している待ちですね。

大車輪の歴史

大車輪は、昭和中期に日本で作られたローカル役です。

その頃には、

  • 筒子で作った対子が7組あれば良い
  • 1~7・3~9のように筒子で作った対子が7連続していれば良い
  • 萬子や索子でも、対子が7連続していれば良い

など、定義に揺れがあったと言われています。

大車輪の採用率

大車輪は比較的有名なローカル役ですが、競技麻雀や一般的な雀荘での採用率は低いです
対面麻雀で大車輪を使用したい場合、セット雀荘に行って仲間内で遊ぶほうが早いでしょう。

アプリゲームでは、麻雀格闘倶楽部や雀龍門M、じゃんたまなどで採用されています。

大車輪と複合する役・しない役

大車輪は、手牌構成が1パターンしかなく、他の役満とは複合しません
天和や地和といった手牌構成に縛りのない役満とは複合可能ですが、難易度を考えると現実的ではないでしょう。

なお、大車輪を採用していない場合は、立直や一発、門前清自摸和などとの複合が見込めます。

大車輪を狙うべき場面

大車輪を狙うべき場面は、七対子や清一色を狙う場面に似ています

七対子を狙うべき場面は、

  • 対子場や刻子場のとき
  • 配牌~序盤で対子が5組揃ったとき

清一色を狙うべき場面は、

  • 配牌やツモが1色の数牌に偏っているとき

と言われています。

配牌~序盤にかけて、筒子の2~8を使った対子が5つ程度ある場合、大車輪を狙ってみると良いでしょう。

大車輪と関わりが深いローカル役

大車輪に似ているローカル役を4つ紹介します。

小車輪(ショウシャリン)

小車輪は、大車輪から派生したローカル役です。

大車輪の達成条件を満たせなかったケースを役として認めており、成立条件にはいくつかの説が存在します。

一般的に言われているのは、以下の4パターンです。

  • 筒子の七対子であれば、数字は問わない
  • 筒子の1~7または3~9の連番で七対子を作る
  • 筒子の七対子が6連番になっている
  • 筒子の混一色七対子を門前で作る

点数の取り決めにもバラつきがあり、役満・倍満・跳満など、その場のルールによって変動します。
中には、大車輪をダブル役満として、小車輪を役満に設定するケースもあるようです。

大車輪よりもルールが複雑化しているので、採用する場合は事前によく確認しておきましょう。

中車輪(チュウシャリン)

中車輪は、大車輪から派生したローカル役です。

小車輪と同じく、大車輪の達成条件を満たせなかったケースを役として認めています。
成立条件は、筒子の七対子形で、途中の数字が1つだけ抜けていることです。

たとえば、筒子の1~4・6・7を使った七対子が中車輪の条件に当てはまります。
ただ、小車輪と同じく定義に揺れがあり、「1~3、7~9を使用した二盃口の形で、なおかつ5筒を雀頭としなければならない」という厳しいルールもあります。

採用する場合、一般的には役満として扱いますが、点数にも定義揺れがあるので注意が必要です。l

大竹林(ダイチクリン)

大車輪の索子バージョンとして生まれたのが、大竹林です。
索子の模様が竹であることから、大竹林という呼ばれ方をしています。

成立条件は、索子の2~8で七対子を作ること。
知名度は低く、フリー雀荘はもちろん、アプリゲームでもなかなか見受けられないローカル役です。

採用する場合、点数は役満とします。

大数隣(ダイスウリン)

大車輪の萬子バージョンとして生まれたのが、大数隣です。
漢数字が隣り合う見た目から、大数隣という呼ばれ方をしています。

成立条件は、萬子の2~8で七対子を作ること。
大竹林よりも知名度が低く、対面・ネットともに、ほとんど採用されることはありません。

採用する場合、点数は役満とします。

大車輪は牌姿を車輪に見立てたローカル役

大車輪は、筒子の模様を車輪に見立てた面白いローカル役です。
筒子の2~8をそれぞれ2枚ずつ揃えると成立し、役満として扱います。

採用率は高くありませんが、比較的有名なローカルルールなので、一部のアプリゲームでは取り入れられています。
アガリの見た目も非常に美しいので、ぜひ一度、大車輪ありの麻雀を楽しんでみてください。