麻雀の中ブクレとは?意味やパターン、強さを解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀の中ブクレとはなにか知りたい
  • 中ブクレの強さについて知りたい
  • 実戦での中ブクレの活かし方が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「中ブクレ」についてお伝えしていきます。

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中ブクレとは

はじめに、中ブクレの特徴について解説していきます。

順子の真ん中の数字が2枚以上連なっている状態

中ブクレとは、順子の真ん中の数字が2枚以上連なっている状態を指す言葉です。

中央の数字が膨らんでいる様子が名前の由来となっていて、「23334」「233334」のように3枚以上連なっているものも中ブクレの一種だといえますが、特性としては全く異なるのであまり同列には扱いません。

一般的に中ブクレと言われたら4枚形、つまり順子+牌1枚の組み合わせを指していると考えて良いです。

「順子+両面塔子」に変化しやすい優秀な形

中ブクレは、順子+両面塔子に変化しやすく、ほぼ良形でテンパイできる優秀な形です。

たとえば「3445」の中ブクレの場合、有効牌は2~6の5種類あります。
4を引いていたときのみ「345/44」の順子+対子の組み合わせになってしまいますが、2・3・5・6はすべて順子+両面塔子になります。

中ブクレの並びによっては、順子+両面塔子に変化しにくいものもありますが、4枚形の中でも優秀な待ちであると覚えておきましょう。

中ブクレ全4パターン

中ブクレの組み合わせは全部で8パターン、1223/7889のような反転関係にある組み合わせをセットにすると、全4パターンに分類されます。

変化の仕方と待ち牌によってそれぞれ強さが異なるので、詳しく解説していきます。

1223/7889

1223/7889は、端に寄っているため有効牌が少なくリャンメン待ちになる確率も低いので、中ブクレの中では最弱の並びです。

1223を例とすると、以下のようになります。

1223+ツモ牌1123/123のペンチャン待ち
1223+ツモ牌2222/132のカンチャン待ち
1223+ツモ牌3123/231・4のリャンメン待ち
1223+ツモ牌4123/243のカンチャン待ち

有効牌4種12枚の内うち良形に変化するのは3枚だけなので、1223/7889の中ブクレは良形率25%の並びです。

2334/6778

2334/6778は、有効牌が多くリャンメン待ちになりやすいので優秀です。

待ち牌が端に寄ったリャンメンでテンパイできるのもポイントですね。
端の方は終盤に捨てられやすいので、アガりやすいです。

2334を例とすると、以下のようになります。

2334+ツモ牌1123/342・5のリャンメン待ち
2334+ツモ牌2234/231・4のリャンメン待ち
2334+ツモ牌3333/243のカンチャン待ち
2334+ツモ牌4234/342・5のリャンメン待ち
2334+ツモ牌5345/231・4のリャンメン待ち

有効牌5種16枚の内うち14枚は良形に変化する牌なので、2334/6778の中ブクレは良形率87.5%の並びです。

3445/5667

3445/5667も、有効牌が多くリャンメン待ちになりやすいので優秀です。

4や6といった真ん中の牌を引いたときだけ愚形になりますが、中ブクレの中で2枚使われているのでツモる確率が低いです。
待ち牌すべてが中張牌なので、断ヤオ狙いのときにも使えます。

3445を例とすると、以下のようになります。

3445+ツモ牌2234/453・6のリャンメン待ち
3445+ツモ牌3345/342・5のリャンメン待ち
3445+ツモ牌4345/444のシャンポン待ち
3445+ツモ牌5345/453・6のリャンメン待ち
3445+ツモ牌6456/342・5のリャンメン待ち

有効牌5種16枚の内うち14枚は良形に変化する牌なので、3445/5667の中ブクレは良形率87.5%の並びです。

4556

4556は、有効牌の数は悪くないのですが、真ん中の牌を多く必要とするためアガりにくいです。

特に赤あり麻雀では奪い合いになりやすく、活かすのが難しいでしょう。

4556+ツモ牌3345/564・7のリャンメン待ち
4556+ツモ牌4456/453・6のリャンメン待ち
4556+ツモ牌5555/465のカンチャン待ち
4556+ツモ牌6456/564・7のリャンメン待ち
4556+ツモ牌7567/453・6のリャンメン待ち

有効牌5種16枚の内うち14枚は良形に変化する牌なので、4556の中ブクレは良形率87.5%の並びです。

中ブクレの活かし方

中ブクレは、順子+両面塔子に変化しやすい並びなので、平和や三色同順といった順子メインの役と相性が良いです。
ツモによっては一盃口も見えてくる並びですね。

雀頭がすでに揃っていて面子が足りない、というときに中ブクレのブロックを持っているとテンパイに持っていきやすくなります。

ただ、順子+対子には変化しにくいので、雀頭が足りていないときには使い勝手が悪いです。

中ブクレと他の4枚形の比較

つづいて、中ブクレと他の4枚形の待ちを比較していきます。

ノベタン形(四連形)

ノベタン形は、3456のように4つの数字が連続した形です。
タンキ待ちが2つ組み合わさった待ちで、両端どちらの牌が重なれば雀頭+順子になり、さらに横に広がれば順子+両面塔子になるという非常に使い勝手の良い形です。

例として、中ブクレ3445とノベタン形3456を比べてみます。

中ブクレノベタン形
最良形なし
  • 有効牌2/7
  • 2種8枚
良形
  • 有効牌2/3/5/6
  • 4種14枚
  • 有効牌4/5
  • 2種6枚
良形(リャンメン+刻子)なしなし
愚形(シャボ)
  • 有効牌4
  • 1種2枚
  • 有効牌3/6
  • 2種6枚
愚形(カンチャン)なし
  • 有効牌1/8
  • 2種8枚

良形になる確率は中ブクレのほうが高いですが、ノベタン形は雀頭が足りないときにも面子が足りないときにも、柔軟に対応できるのが魅力です。

亜リャンメン

亜リャンメンとは、3445のように、対子と両面塔子が組み合わさった待ちの形です。

例として、中ブクレ3445と亜リャンメン3455を比べてみます。

中ブクレ亜リャンメン
最良形なしなし
良形
  • 有効牌2/3/5/6
  • 4種14枚
  • 有効牌4/6
  • 2種7枚
良形(リャンメン+刻子)なし
  • 有効牌5
  • 1種2枚
愚形(シャボ)
  • 有効牌4
  • 1種2枚
  • 有効牌2
  • 1種4枚
愚形(カンチャン)なし
  • 有効牌3/7
  • 2種7枚

亜リャンメンは対子部分をそのまま雀頭にすることもできる点がメリットですが、2面子に育てるにはやや使いにくいです。
愚形になる確率も高いので、亜リャンメンと中ブクレを比較すると、中ブクレのほうが優れています。

順子+1枚飛ばし形

順子+1枚飛ばし形は、3457のような形です。
抜けている数字を引いてくると三面張に変化しますが、確率としては低く、あまり期待できません。

例として、中ブクレ3445と順子+1枚飛ばし形3457の有効牌と受け入れ枚数を比べてみます。

中ブクレ順子+1枚飛ばし形
最良形なし
  • 有効牌6
  • 1種4枚
良形
  • 有効牌2/3/5/6
  • 4種14枚
  • 有効牌8
  • 1種4枚
良形(リャンメン+刻子)なしなし
愚形(シャボ)
  • 有効牌4
  • 1種2枚
  • 有効牌7
  • 1種3枚
愚形(カンチャン)なし
  • 有効牌5/9
  • 2種7枚

中ブクレと順子+1枚飛ばし形を比べたときの差は、一目瞭然ですね。
三面張は望めないものの、リャンメンで構えられる確率が高い中ブクレのほうが明らかに使いやすいです。

中ブクレは4枚形の中でも優秀な形

中ブクレとは、順子の真ん中の数字が2枚以上連なっている状態を指す言葉です。

一見、真ん中が余分な牌に見えますが、周辺の数牌を引ければ高確率で順子+両面塔子になるので、4枚形の中でも非常に優秀です。

面子が足りていないときには手元に残して、順子2組への変化を目指しましょう。