麻雀の空切りとは?メリットや注意点を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀の「空切り」とは何か知りたい
  • 空切りをするメリット・デメリットが知りたい
  • 空切りをするべきタイミングが知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀テクニックのひとつである「空切り」についてお伝えしていきます。

結局、一番おすすめの麻雀アプリは?

結論、麻雀アプリではジャンナビが最もおすすめです。

ジャンナビは、

  • 累計会員数500万人以上
  • 現役のプロ雀士とも対局可能

等の理由で、現在大人気の麻雀アプリです。

>>ジャンナビを
30秒で無料インストール!<<<

空切りとは

空切りとは、手牌として持っている牌と同じ牌をツモったとき、あえて手牌のほうから捨てるテクニックです。

  • ツモ牌を捨てる行為=ツモ切り
  • 手牌を捨てる行為=手出し
  • ツモ切りと手出しに違いがないときに手出しをすること=空切り

というように呼び分けします。

実際は河の見た目も手牌の進みも変わりませんが、他家から見れば「ツモ牌を手に組み込んで、不要牌を捨てた」ように見えます。
ミスリードの一種ですね。

空切りのメリット

空切りをすると、他家にはどのように映るのでしょうか。
メリットを3つ紹介します。

手が進んだように見せられる

ツモ牌を手に組み込むと、手が進んだように見せられます

連続でツモ切りをしていると、テンパイまでが遠い人とみなされ、警戒してもらえなくなります。
本当に手が進んでいない場合、他家からマークを外されるというのは損でしかありません。

「他家の警戒心を煽りたい」というときは、空切りをして、1手進んだように見せましょう。

オリたように見せられる

終盤、他家のリーチがかかった後に現物を空切りすれば、オリたように見せられます

ひとつめとは反対に、他家の警戒心を緩める使い方ですね。
ダマテンをノーテンに見せかけられるので、他家がアガリ牌を捨ててくれるかもしれません。

アガリ牌が安全牌に見えるように誘導できるかどうかも大切ですが、単純なツモ切りよりも惑わせられるでしょう。

スライドに見せられる

スライドに見せられるのも、空切りのメリットです。

スライドとは、「7・8・9」の順子を持っているときに、6をツモって9を捨てる、といった行為のことです。
順子の組み換えですね。
上記の例だと、断ヤオにならない9を捨てて、「6・7・8」の順子にスライドしています。

9をツモったときに、6の位置に9を差し込んで、もともと持っていた9を空切りすると、他家からはスライドしたように見えます。

使い方によっては、安全牌をミスリードすることも可能です。

空切りのデメリット

空切りのデメリットは、手牌がバレることです。
巡目や河の状況にもよりますが、空切り=1面子が他家にバレる行為だと思っておいたほうが良いでしょう。

なぜ空切りすると面子がバレるのかというと、不自然な手出しが起こるからです。

たとえば、中盤以降になって、手出しで一萬が捨てられたとしましょう。
手の進みが遅かったとしても、孤立牌で持っていたとは考えにくいです。
「1・2」「1・3」などの塔子で持っていたか、「1・2・3」の順子を持っていて「2・3・4」の順子にスライドしたと考えるのが自然でしょう。

つまり、手出し・空切り・スライドに関わらず、一萬~四萬の面子を揃えていることが読めてしまうのです。
1回でも鳴いていた場合は2面子がバレてしまい、狙っている役や大体の点数も透けてしまいます。

ツモ切りであれば、単純に不要牌だったとも捉えられるので、このように透けることはありません。
空切りは、諸刃の剣であることを理解しておきましょう。

空切りが有効な場面

空切りが有効になるのは、以下のような場面です。

  • 中盤以降
  • 他家のリーチがかかった後
  • アガリ牌のミスリードができる牌が来たとき

まず、中盤以降におこなうのはマストですね。
序盤は、他家の手の進みをあまり意識していない段階なので、効果が薄いです。
「そろそろテンパイされてもおかしくない」という場面で空切りをすれば、他家の警戒心を強めることが出来ます。
高い手をテンパイしているように見せられれば、オリてもらえる可能性もあります。

そして、自身がダマテンの状態で、他家のリーチがかかった後もチャンスです。
リーチ者の現物など、安全牌を空切りすれば、オリたように見せられます。

加えて、アガリ牌のミスリードができると完璧です。
萬子がアガリ牌のときに索子を空切りするなど、アガリ牌とは遠い面子で空切りするのが効果的です。
上記の場合だと、索子を欲しがっていると錯覚させられます。

空切りの注意点

つづいて、空切りをするときの注意点を3つ解説します。

待ち牌をバラす空切りは避ける

まず、待ち牌に影響する空切りは避けましょう

空切りは、揃えている面子をバラす行為だとお伝えしました。
「萬子の3・4」を持っている状態で空切りすると、そこに絡む塔子もしくは面子を持っていることが透けます。

その付近はアガリ牌の可能性がある、と追われてしまい、ロンアガリが難しくなってしまいます。

鳴いているときの空切りは避ける

鳴いている状態での空切りは、基本的にしないほうが良いでしょう。
鳴きの面子と空切りした面子で、手牌構成が透けすぎるからです。
メリットよりも、リスクのほうが高まってしまいます。

実力差が大きいときの空切りは避ける

自分よりも対戦相手のほうが麻雀慣れしている場合、空切りはやめましょう。
空切りをしたことに気づかれて、ミスリードが失敗する可能性が高いです。

場合によっては、なぜ空切りをしたのかといった狙いまで読まれてしまい、リスクとリターンが見合いません。

空切りに対するよくある質問

最後に、空切りに関する質問に答えていきます。

空切りは反則ではないの?

空切り自体は、フリー雀荘や競技麻雀でも禁止されておらず、反則行為には当たりません

ただし、空切り時に喜びや悔しさといった演技をすると、三味線行為として反則になるケースがあります。
この場合は、自分が実際にそういった演技をしたかどうかよりも、その場にいた他のプレイヤーがどう感じたかが重要です。

言い争いなどのトラブルにも発展しやすいので、過度な演出は避けましょう。

ツモ切りと空切り、結局どっちが正しいの?

どちらが効果的かは、状況や対戦相手によって変わります。
ただ、デメリットがないのは、ツモ切りです。

空切りは効果的な手段ですが、手牌の一部がバレてしまうというデメリットもあります。

また、手の進み具合には影響せず、他家を惑わすことだけが目的なので、ミスリードの通用しない相手には全く意味を持ちません。

適切な場面で空切りをしたとしても、相手がその行動を受け取ってくれなければ、狙いは失敗しているわけです。
ツモ切りと手出しを見分けていない初心者に通用しないことはもちろん、空切りに気づいてしまう上級者にも通用しない、というのが難しいところですね。

毎回空切りするのは戦略として間違い?

空切りできるからといって、毎回空切りをするのはおすすめしません

空切りはここぞというときに使うからこそ、効果が出るテクニックです。
意味もなくおこなえば手牌をバラすだけですし、毎回空切りをする人だと覚えられてしまえば、ミスリードにも使えません。

使うべき場面の判断ができないならば、毎回ツモ切りのほうが良いですね。

空切りはネット麻雀でも有効?

手出しとツモ切りの判断ができるなら、ネット麻雀でも有効です。

麻雀アプリの中には、ツモ切りと手切りが色分け表示されるものも珍しくないので、対面以上に効果を発揮するかもしれません。

ただ、ランダムマッチの場合、実力差の大きい相手と対局することも珍しくないので、使いどころには注意が必要でしょう。

空切りはツモ牌と同じ牌を持っているときに手牌から切ること

空切りとは、手牌にあるものと同じ牌をツモったときに、あえて手出しをするテクニックです。

手の進み具合をミスリードできるので、うまく使えば強力な技となります。
プロ雀士も使用するテクニックのひとつなので、ぜひ覚えておきましょう。

自分が使うのはもちろんですが、空切りの存在を知っていることで、他家の捨て牌読みもレベルアップするはずです。