メンタンピンとは?言葉の意味から狙うメリットまで徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • メンタンピンとは何か知りたい
  • メンタンピンを狙うメリットが知りたい
  • メンタンピンを狙うべき場面がどんなときか知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「メンタンピン」についてお伝えしていきます。

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メンタンピンとは

はじめに、メンタンピンの意味や構成、点数、出現率について解説します。

立直・断ヤオ・平和の3つを指す言葉

メンタンピンとは、立直+断ヤオ+平和という3つの役が複合したアガリを指す言葉です。

それぞれの成立条件は以下のとおりです。
断ヤオ単体は鳴きOKですが、立直と平和が鳴き不可の役なので、メンタンピンの組み合わせは面前でのみ成立します。

立直面前でテンパイしているとき「リーチ」と発声して1,000点棒を出す
断ヤオ中張牌のみで手牌を構成する
平和役牌以外で雀頭を作り、すべての面子を順子で揃え、リャンメン待ちでテンパイする

実戦では、アガリ宣言の際に「メンタンピン、ツモ、ドラドラ」といった具合に使用します。
役名をすべて読み上げるのは面倒なので、複合しやすい3つの役の略称として浸透しているわけです。

3つのうち2つしか複合していない場合でも略称は使用できます。
立直+断ヤオなら「メンタン」、立直+平和なら「メンピン」です。

メンタンピンの名前の由来

メンタンピンという名称ですが、タンはタンヤオの略、ピンはピンフの略だとすぐにわかるでしょう。
特殊なのはメンですね。

これは、立直が面前でしかかけられないことに由来しています。
立直でアガっている=必ず面前である=メンゼンの略で「メン」というわけです。

門前清自摸和との複合を表しているわけではないので注意しましょう。
メンタンピンをツモアガリした場合は、「メンタンピンツモ」と言います。

また、似た言葉としてメンチンがありますが、こちらは面前でアガった清一色を意味する麻雀用語で、立直は含まれていません。
メンチンの要領で、面前でアガった断ヤオ+平和をメンタンピンと言ってしまうことのないよう、注意しましょう。

メンタンピンの点数

メンタンピンは3翻30符でのアガリなので、親5,800点・子3,900点です。

ただ、役の構成的にドラが乗りやすく、三色同順や一盃口などとの複合も望めるため、満貫以上になるケースも珍しくありません。

基本役で構成されていて難易度が低い割には高打点が狙える、非常にコスパの良い役です。

メンタンピンの出現率

立直・断ヤオ・平和それぞれの出現率は以下のとおりです。

立直43%
断ヤオ21%
平和20%

メンタンピンとしての出現率を計算した記述は見つかりませんでしたが、3つとも出現率が高く、なおかつ意識せずとも複合しやすい特性を持っているので、比較的容易にアガれると考えてOKです。

メンタンピンのメリット

つづいて、メンタンピンを狙うメリットを紹介します。

裏ドラが乗りやすい

ひとつめのメリットは、裏ドラが乗りやすいことです。

メンタンピンは、立直が入っているので、アガれば必ず裏ドラをめくれます。
そして、順子手である平和があることによって、使用している牌の種類が11~13種類になるため、裏ドラが乗る確率が非常に高いです。

麻雀牌34種類のうち約3分の1の牌を持っているので、単純計算で3回に1回は裏ドラが乗ると考えられます。

揃うのが早い

ふたつめのメリットは、役が揃うのが早いことです。
牌効率が良い、と表現しても良いでしょう。

麻雀牌は大きく分けて、字牌・1・9牌・中張牌の3つに分類できます。
字牌は刻子でしか使用できないので、面子になるのは遅い牌です。
1・9牌は順子にも刻子にもなりますが、リャンメン待ちにできないため、中張牌よりも面子が揃いにくくなります。

メンタンピンは、断ヤオを狙うために中張牌のみを使用し、平和を狙うために順子のみを揃えるため、待ち牌の数が多くなりやすいです。
3役の複合を狙いながらも、テンパイまでのスピードを落とさずに済むことがメンタンピンの魅力です。

基本役のみで構成されていて覚えやすい

みっつめのメリットは、覚えやすいことです。

立直・断ヤオ・平和は、いずれも麻雀初心者が最初に覚える基本役です。
新しく役を覚えなくても、基本の役だけで3翻が稼げるのは、麻雀を始めたばかりの人にとってありがたいですね。

アガリ役を調整しやすい

よっつめのメリットは、アガリ役を調整しやすいことです。

麻雀では、配牌時に大体の狙いを定めつつも、ツモや他家の動きを見ながら狙いを変化させる柔軟性が大切です。

しかし、狙う役によっては途中での路線変更が難しく、役を決めた時点で行動が制限されてしまうことがあります。

その点、メンタンピンは、まずは断ヤオを狙い、揃いそうなら平和を、さらなる複合が望めそうなら三色同順や一盃口を、といったように役の増減がしやすいです。

メンタンピンと相性の良い複合役

メンタンピンはすでに3役の複合ですが、さらなる役の複合も目指せます。
ここでは、メンタンピンと相性の良い役を4つ紹介します。

三色同順

三色同順は、3種類すべての数牌で同じ並びの順子を作った場合に成立する2翻役です。

メンタンピンを狙う途中で、数牌が3種類集まって、なおかつ数字の集まりが似ているな、と感じたら、三色同順を絡められないか検討しましょう。

たとえば、萬子の2・3・4、索子の3・4、筒子の4・5のような並びが手元にあった場合、萬子の2もしくは筒子の5を切って、三色同順を目指すのもアリです。

一盃口

一盃口は、同じ数牌・同じ並びの順子が2組揃った場合に成立する1翻役です。

メンタンピンと狙う途中で、数牌の種類に偏りを感じたら、一盃口を絡められないか検討しましょう。

一見、対子や刻子に見えても、数字が連続しているなら2組の順子として考えられます。
対子や刻子じゃ平和にならないからと、切り捨ててしまわないように注意してください。

一発

メンタンピンは、リーチをかけることで一発の可能性を残せるのが利点です。

一発とは、リーチをかけた後1巡以内にアガることで加算される1翻役です。
狙って出せるものではありませんが、リーチをかけていなければ絶対につかない役なので、メンタンピンと相性が良いと言えるでしょう。

ドラ

ドラは役ではありませんが、メンタンピンとは切っても切れない関係ですので、敢えて紹介します。

ドラは別名懸賞牌とも呼ばれ、1枚持っているだけで1翻が加算されるという爆発力の高い牌です。

種類としては、対局開始時からわかっているドラ(表ドラ)、カンをするごとに増えていくカンドラ、リーチをかけてアガったときにめくれる裏ドラ・カン裏ドラ、赤色の牌を指す赤ドラがあります。

メンタンピンは、

  • リーチによって必ず裏ドラがめくれる
  • 赤ドラは3や5に含まれることが多いので、断ヤオとの相性が良い
  • 順子手の平和があることで、ドラや裏ドラが乗る確率が高い

という3つの理由から非常にドラが乗りやすいです。

表ドラと赤ドラは対局中に判明しているドラなので、なるべく面子に含まれるように打牌していきましょう。

メンタンピンを狙うべき場面

つづいて、メンタンピンを狙うべき場面について解説します。
メンタンピンにメリットが多いことはわかったけれど、どんな配牌・どんな流れのときに狙ったら良いのかわからない、という人はぜひ参考にしてください。

配牌時に中張牌が8枚以上ある

配牌時に中張牌が8枚以上あるなら、メンタンピンを狙える配牌です。

もちろん、役牌が対子・刻子で揃っていたり、ヤオチュー牌のドラが含まれていたりすれば他の役を狙ったほうがいいこともあります。
また、中張牌が8枚以上あっても、種類や数字がバラバラで塔子になっていない場合は、やはり他の役が適しています。

ただ、8枚以上というのは、配牌時に手元に来る中張牌の平均値より少し上の数値です。
つまり、平均よりもややアガリに近い状態で、牌効率の良い役を狙えるチャンスというわけです。

中張牌のドラを所持している

中張牌のドラを所持しているときも、メンタンピンの狙い目です。

ドラを残す形で手作りを進めれば自然とメンタンピンになる、とも言えます。
メンタンピンにドラが1つでも絡めば満貫手になりますし、手作りの最中でドラの枚数が増えるようなら、メンタンのみで早アガリを目指す選択肢もとれます。

早アガリを狙っている

メンタンピンは、早アガリを狙いたいときにも役立ちます。

まずはメンタンピンを狙って手作りを進め、他家のスピードによってアガリ役を調整します。
他家のスピードが思ったよりも早いなら、喰いタンのみでアガってしまうのも戦術です。

メンタンピンを狙う上での打ち筋

最後に、メンタンピンを狙う上での打ち筋について解説します。

基本は鳴かずに断ヤオ平和を狙う

配牌時に「断ヤオを狙えそうな並びだな」と感じたら、まずは鳴かずに断ヤオ+平和を狙っていきましょう。
ペンチャンなどの悪い待ちは捨て、リャンメン待ちを多く残すように打牌していきます。

早くアガるべき理由ができたら断ヤオのみの和了を考える

他家が高い役を狙っている・親が連荘してしまいそうなど、早くアガるべき理由ができたら、断ヤオのみでアガることを考えます。

メンタンピンのうち、断ヤオは鳴きがOKの役です(※)。
点数は落ちてしまいますが、テンパイを優先するのも時には大切です。

※中には喰いタン不可の雀荘もあるので、ルールは事前にチェックしておきましょう。

複合役が狙えそうなら積極的に狙う

特段早アガリを目指す必要もなく、ツモのみで三色同順や一盃口が見えてきたら、積極的に狙っていきましょう。
河の様子にもよりますが、どの面子を残すか悩んだときには、追加で複合が見込める塔子を残すようにしてみてください。

メンタンピンは王道の複合役

メンタンピンは、立直・断ヤオ・平和の3役でアガったときの略称です。

牌効率を落とさないまま高得点が狙える、非常に相性の良い組み合わせです。
初心者から上級者までお世話になる王道の複合役なので、ぜひ覚えておきましょう。