麻雀の二度受けとは?具体例から外し方まで徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 二度受けとはなにか知りたい
  • 二度受けが弱いと言われる理由が知りたい
  • 二度受けの外し方が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「二度受け」についてお伝えしていきます。

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二度受けとは

はじめに、二度受けとはどういった意味の麻雀用語なのか解説していきます。

同じ待ちの塔子が2つある状態

二度受けとは、同じ待ちの塔子が2つある状態を指す言葉です。

たとえば、「1筒・2筒」の塔子と「4筒・5筒」の塔子を持っている場合、「1筒・2筒」では3筒が待ち牌、「4筒・5筒」では3筒と6筒が待ち牌となっており、3筒の受け入れが被っています。

これが二度受け、二度同じ牌を受け入れないと面子が完成しない状態です。

22・33のように数字が連続する対子があるケースがわかりやすいですが、上記のように必要な牌が1枚でも被っていれば二度受けと見なします。

基本的に二度受けは外す

二度受けの塔子を持ってしまった場合、基本的には片方の塔子を外します。

2回同じ牌を引かなくてはいけない、片方のスジが被っている、という状態では、単純に受け入れが狭くなり、牌効率が悪いためです。

手牌に孤立牌がある場合はそちらから先に捨てていきますが、孤立牌がない状態では二度受けを優先的に捨てます。

二度受けのパターン全7種

ここでは、二度受けになる塔子の組み合わせを全パターン紹介します。
待ち牌の種類と最大残り枚数についても解説していきますので、二度受けの牌効率を理解する上で役立ててください。

ペンチャン+カンチャン

「1・2」+「2・4」のような組み合わせです。

ペンチャン+カンチャンの組み合わせは全部で2パターンあります。

「1・2」+「2・4」3の二度受け
「8・9」+「6・8」7の二度受け

もともと待ち牌が1種類しかない塔子の組み合わせでの二度受けなので、残り枚数最大4枚の中から2枚を引かないといけないという、かなり厳しい受け入れになっています。

また、それぞれ2や8が被っていて、有効牌を引いてきても連続する数字の並びにならないため、二度受けの組み合わせの中でも弱いです。

カンチャン+リャンメン

「1・3」+「3・4」のような組み合わせです。

カンチャン+リャンメンの組み合わせは全部で10パターンあります。

「1・3」+「3・4」2の二度受け
「2・4」+「4・5」3の二度受け
「3・5」+「2・3」4の二度受け
「3・5」+「5・6」4の二度受け
「4・6」+「3・4」5の二度受け
「4・6」+「6・7」5の二度受け
「5・7」+「4・5」6の二度受け
「5・7」+「7・8」6の二度受け
「6・8」+「5・6」7の二度受け
「7・9」+「6・7」8の二度受け

嵌張塔子の待ちと両面塔子の片側の待ちが被ってしまっている状態です。両面塔子のもう片方の待ち牌があるので、待ち牌の種類は2種類、最大残り枚数は8枚ありますが、これは両面塔子1つ持っている状態と変わりません。

手牌のうち2枚を、受け入れが広がらない牌で埋めてしまっていることになるので、手がなかなか進まないです。

また、それぞれ数字の片方が被っていて、有効牌を引いてきても連続する数字の並びにならないため、二度受けの組み合わせの中でも弱いです。

ペンチャン+リャンメン

「1・2」+「4・5」のような組み合わせです。

ペンチャン+リャンメンの組み合わせは全部で2パターンあります。

「1・2」+「4・5」3の二度受け
「8・9」+「5・6」7の二度受け

辺張塔子の待ちと両面塔子の片側の待ちが被ってしまっている状態です。両面塔子のもう片方の待ち牌があるので、待ち牌の種類は2種類、最大残り枚数は8枚ありますが、これは両面塔子1つ持っている状態と変わりません。

手牌のうち2枚を、受け入れが広がらない牌で埋めてしまっていることになるので、手がなかなか進まないです。

ただ、有効牌を1枚引けば「12345」や「56789」のように数字が連続するので、残りの面子次第では使い道があります。同じ種類の数牌で構成されているなら、一気通貫や染め手も見えてくる並びです。

ペンチャン+ペンチャン

「1・2」+「1・2」のような組み合わせです。理牌すると「11/22」のように、数字が連続する2組の対子に見えます。

ペンチャン+ペンチャンの組み合わせは全部で2パターンあります。

「1・2」+「1・2」3の二度受け
「8・9」+「8・9」7の二度受け

同じ辺張塔子が2つなので、待ち牌の種類は1種類、最大残り枚数4枚です。それぞれ3、7以外では面子にならないため、同じ牌を2回引くことが必須のかなり厳しい受け入れになっています。

カンチャン+カンチャン

「1・3」+「1・3」のような組み合わせです。理牌すると「11/33」のように、数字が一つ飛ばしになった2組の対子に見えます。

カンチャン+カンチャンの組み合わせは全部で7パターンあります。

「1・3」+「1・3」2の二度受け
「2・4」+「2・4」3の二度受け
「3・5」+「3・5」4の二度受け
「4・6」+「4・6」5の二度受け
「5・7」+「5・7」6の二度受け
「6・8」+「6・8」7の二度受け
「7・9」+「7・9」8の二度受け

同じ嵌張塔子が2つなので、待ち牌の種類は1種類、最大残り枚数4枚です。ペンチャン+ペンチャンの組み合わせと同じく、同じ牌を2回引くことが必須のかなり厳しい受け入れになっています。

リャンメン+リャンメン

「2・3」+「5・6」のような、内容の異なる両面塔子の組み合わせです。数字一つ飛ばしになっている2つの両面塔子がある、と考えるとわかりやすいかもしれません。

リャンメン+リャンメンの組み合わせは全部で3パターンあります。

「2・3」+「5・6」4の二度受け
「3・4」+「6・7」5の二度受け
「4・5」+「7・8」6の二度受け

両面塔子の片側の待ちが被っている状態で、外側のスジは二度受けになっていないため、他の組み合わせと比べると受け入れが広いです。

待ち牌の種類は3種類、最大残り枚数は12枚あります。

並び対子のリャンメン

「2・3」+「2・3」のような、全く同じ両面塔子の組み合わせです。理牌すると「22/33」のように、数字が連続する2組の対子に見えます。

並び対子のリャンメンの組み合わせは全部で6パターンあります。

「2・3」「2・3」1・4の二度受け
「3・4」「3・4」2・5の二度受け
「4・5」「4・5」3・6の二度受け
「5・6」「5・6」4・7の二度受け
「6・7」「6・7」5・8の二度受け
「7・8」「7・8」6・9の二度受け

「2・3」+「5・6」のような内容が異なる両面塔子の組み合わせとは違って、両面塔子の待ちが完全に被っているので、待ち牌の種類は2種類、最大残り枚数は8枚です。

ただ、辺張塔子や嵌張塔子の対子とは違い、異なる牌を引いても面子になるので、二度受け同士の比較ならアドバンテージがあります。「1・2」+「1・2」なら3を2枚引かないと2面子完成しないですが、「2・3」「2・3」なら1と4を1枚ずつでもOKです。

二度受けの外し方

つづいて、二度受けの外し方について解説していきます。

受け入れが減らないように外す

二度受けを外すときは、受け入れが減らないように残す塔子を選択します。

たとえば、「1筒・2筒」の塔子と「4筒・5筒」の塔子を持っている場合、「1筒・2筒」の塔子を外しても、待ち牌の種類と最大枚数は変わりません。

実際は他の面子との兼ね合いや場に出ている牌によっても変わるので、絶対こちらを捨てるように、といった決まりは作れませんが、基本的には両面塔子を残し、辺張や嵌張を外します。

両面塔子の二度受けは比較対象が両面のときだけ外す

両面塔子の二度受けの場合、比較対象が両面塔子なら二度受け部分を外して、両面塔子2つ=待ち牌4種類、最大残り枚数16枚にしたほうが牌効率が良いです。

ただ、比較対象が嵌張塔子や辺張塔子、対子なら二度受けを残します。

打牌時点ではどちらを外しても待ち牌の種類、最大残り枚数ともに同じなのですが、両面塔子の二度受けを残せば、どちらの面子が先に揃っても両面待ちテンパイできるからです。

二度受けは牌効率で見るとアガリに遠い並び

二度受けは、2つの塔子の待ち牌が被っている状態を指す言葉です。

単純に有効牌の数が減るため牌効率が悪く、二度受け部分とそうでない塔子があった場合は、二度受けから外すのが基本です。

ただし、あくまで二度受け部分単体で見た牌効率の話なので、二度受けを残すことで一気通貫が見える、場の様子では二度受け部分を残したほうが手が進みそう、というケースでは話が変わります。

二度受けに限ったことではありませんが、麻雀に絶対の正解は存在しないので、「二度受けは牌効率が悪い」という知識に留めておいて、実戦では臨機応変な対応ができるようにしましょう。