麻雀の「三暗刻(サンアンコー)」とは?成立条件や複合する役を徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 三暗刻とは何かを知りたい
  • 三暗刻の成立条件が知りたい
  • 三暗刻がどんな役と複合するのか知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、麻雀役のひとつである「三暗刻(サンアンコー)」についてお伝えしていきます。

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三暗刻とは

三暗刻とは、麻雀役のひとつです。
暗刻を3つ作ることから、三暗刻という名前がついています。

はじめに、成立条件と点数、出現率について解説していきます。

暗刻を3つ作ると成立する2翻役

三暗刻は、暗刻を3つ作ると成立する役です。

牌の種類に制限はなく、残り1面子はポンやチーで揃えても構いません
ただ、暗刻が4つになると四暗刻という役満に昇格するので、できるだけ門前で揃えていくと良いでしょう。

点数

三暗刻は、2翻役です。
鳴いて作っても食い下がりしません。

暗刻が3つある構成なので、最低でも40符が付きます。
計算式は以下のとおりですね。

  • 中張牌の暗刻4符×3と基本符20符=32符、切り上げ40符
  • ヤオチュー牌の暗刻8符×3と基本符20符=44符、切り上げ50符

対々和との複合のしやすさも相まって、2翻役にしては点数が稼ぎやすい役だと言えるでしょう。

出現率

三暗刻の出現率は、0.7%です。

同じ2翻役の対々和は3.75%、三色同順は3.5%なので、同じ点数帯の役と比べると難易度は高めですね。
刻子を3つ、ツモのみで揃えなくてはいけないので、配牌の運や山読みなどのテクニックも必要となってきます。

とはいえ、三暗刻は上位役の四暗刻に手変わりすることもあるため、上記の数値よりもやや出やすいイメージです。

三暗刻と合わせて狙いたい複合役

三暗刻は、すでに刻子が3つ編成されているので、刻子系の役と複合しやすいです。
ここでは、小三元と相性の良い役を4つ紹介します。

対々和

対々和は、すべての面子を刻子で揃えた場合に成立する2翻役です。
暗刻・明刻は問わず、食い下がりもありません。

三暗刻の時点で刻子が3つ揃っているので、最後の1面子も刻子で揃えるだけで複合条件を満たせます。
三暗刻+対々和で4翻。40符は確定しているので満貫です。

立直

立直は、門前でテンパイした際に「リーチ」と宣言してアガると成立する1翻役です。
リーチをかけるためには1,000点のベットが必要ですが、一発や裏ドラが乗る可能性もあり、十分なリターンが見込めます。

三暗刻と複合させるには、最後の1面子も鳴かずに揃える必要があります。
とはいえ、順子の両面待ちで構えれば、さほど難しくはないでしょう。

役牌

役牌は、自風牌・場風牌・三元牌のいずれかで面子を作ると成立する1翻役です。
刻子1つで1役になるので、手軽に得点アップが見込めます。

刻子メインで揃える三暗刻と非常に相性が良く、特段意識しなくても自然と複合するケースも多いです。
暗刻部分を役牌で揃えるか、残りの1面子を役牌で揃えるかすれば、三暗刻と複合します。

また、役牌を1つでも揃えておけば、暗刻が3つ揃わなかった場合にも役なしになる心配がありません。

三色同刻

三色同刻は、萬子・索子・筒子の3種類すべてで同じ数字の刻子を揃えると成立する2翻役です。

三暗刻と複合させたい場合は、3種類の数牌で同じ数字の暗刻を揃えましょう。
別の部分で暗刻が作れるのなら、三色同刻の部分は明刻1つ+暗刻2つといった揃え方でもOKです。

三暗刻を狙う場面

三暗刻は、1面子しか鳴きが許されていない役。配牌やツモの運も少なからず影響してきます。

ここで紹介するポイントを参考に、ベストなタイミングで狙ってアガリを目指しましょう。

配牌時に対子・刻子が多い

三暗刻を狙う場合、刻子部分に他家の捨て牌を使うことができないので、元になる牌がどれだけあるかは大変重要です。
配牌時に刻子が1組もしくは対子が3組できていたら、積極的に三暗刻を狙っていきましょう。

6巡目くらいまでに、刻子1~2組+対子2~3組が揃ってくれると、三暗刻テンパイが現実的です。
山にあるアタリ牌の枚数も考えながら、面子を絞ってください。

場の傾向が暗刻場のとき

場の傾向が暗刻場のときは、三暗刻を狙うチャンスです。

ややオカルトな話ではありますが、麻雀の場には「対子場」や「暗刻場」があると言われています。
その名のとおり、対子が揃いやすい・暗刻が揃いやすい局面のことです。

配牌時に刻子が多い・続けて同じ牌をツモるといった特徴が見えたら、暗刻場です。
また、他家の河に同じ牌が捨てられたり、カンをするプレイヤーが出てきたりと、場全体に縦のつながりが色濃く現れます。

自動麻雀卓では、2回前の局で刻子手を作ったプレイヤーがいた場合に、暗刻場が現れやすいです。

三暗刻を成立させる上での注意点

三暗刻を成立させる上で、注意点が3つあります。
きちんと理解していないとフリテンになったり点数が下がったりするので、よく確認しておきましょう。

ロンアガリだと成立しないケースがある

ロンは鳴きの一種ではないのですが、ロンで作った刻子は明刻扱いになります。
暗刻が2つ+明刻もしくは順子1つ+対子2つの双碰待ちでテンパイした場合、ツモ和了でないと三暗刻が成立しません。

三暗刻以外に役を作らずにテンパイしてしまった場合には、ロン和了するとチョンボになるので注意しましょう。

暗刻の1つが雀頭に変わるケースがある

三暗刻は待ち牌がわかりやすく、フリテンを起こしづらい役です。
しかし、暗刻の1つと雀頭の数字が連続している場合には注意が必要です。

「三萬・三萬・三萬・四萬」という並びで、四萬が来ればアガリ、という場面を想像してください。
上記の場合、アガリ牌は四萬だけではありません。
二萬もしくは五萬が来れば、「二萬・三萬・四萬」「三萬・四萬・五萬」の順子が完成します。
つまり、暗刻だったはずの三萬が雀頭に変わってしまうのです。

これによって暗刻の数が3つに満たなくなれば三暗刻が消えてしまいますし、二萬・五萬を捨てればフリテンです。
アガれなくなる可能性も十分にありますので、注意しましょう。

対面麻雀の場合は数え忘れに注意

三暗刻は、鳴いていると成立しない・ツモアガリでしか成立しないと勘違いされやすい役です。

暗刻に関係ない面子なら、鳴けますしロンアガリできます。
鳴いているから三暗刻が成立していないと思いこんで、申告忘れをしないよう注意しましょう。
ネット麻雀では自動的に計算されますが、対面麻雀の場合申告しない役はないものとしてみなされます。

また、暗槓の見逃しも多いので、合わせて意識しておいてください。

三暗刻に対するよくある質問

最後に、三暗刻についてのよくある質問をまとめました。
戦略や成立条件で疑問がある人は、参考にしてください。

三暗刻と三槓子は複合する?

暗槓3つでアガれば、三暗刻と三槓子は複合します。

「カン」と発声するために鳴いて作ったと勘違いしやすいですが、暗槓は鳴いていない面子です。
牌を晒す分、手の進みや待ち牌がバレやすいという難点はありますが、理論上は問題なく合わせられます。

ただし、リーチ後のカンには注意が必要です。
ルールによっては、三槓子の追加など役が変わる暗槓はチョンボの対象になります。

三暗刻と四暗刻は複合する?

三暗刻と四暗刻は複合しません

理由は2つあります。

ひとつめは、下位役と上位役は複合しないというルールがあるため。三暗刻の上位役が四暗刻なので、この2つは複合しません。

ふたつめは、通常役と役満は複合しないというルールがあるため。三暗刻は2翻の通常役、四暗刻は役満なので、この2つは複合しません。

一盃口・二盃口と複合する?

三暗刻と一盃口・二盃口は複合しません

一盃口と二盃口は、同じ数牌同じ並びの順子を作ることで成立する役です。
並べ替えれば刻子にも見えますが、順子として作った面子を重複して数えることはできません。

アガった場合には、点数が高くなる方の役で申請します。

三暗刻は暗刻を3つ作ることによって成立する2翻役

三暗刻は、暗刻を3つ作ると成立する2翻役です。
難易度の割に点数が低いですが、刻子系の役と複合させやすく、満貫以上も十分狙えます。

配牌時に対子が多いときに発展させやすいので、選択肢として持っておきましょう。