麻雀のトイツ落としとは?役牌が捨てられたときにわかることまで徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • トイツ落としとは何か知りたい
  • トイツ落としをするべき場面が知りたい
  • 他家がトイツ落としした際に考えるべきことが知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「トイツ落とし」についてお伝えしていきます。

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トイツ落としとは

トイツ落としとは、対子として揃っている部分を、あえて切り捨てることです。
2枚落としと呼ばれることもあります。

同じ牌が2枚揃っているので、心情的に捨てにくいかもしれませんが、

  • 対子が3つ以上あると手の進みが遅くなる
  • リャンメンで待ったほうが受け入れ牌が多くなる

といった理由から、対子落としをする場面は多いです。

トイツ落としをするべき場面

つづいて、実践でトイツ落としをするべき場面を解説していきます。

対子が3つあるとき

対子が3つあるときは、トイツ落としを考えましょう。

対子が4組以上であれば七対子が狙えるのですが、3対子だとそうも行かず、受け入れ牌の枚数も多くありません。
カンチャンやペンチャンよりも劣るため、すでに場に切れていて、刻子化が難しいものを切ってしまいます。

ターツオーバーのとき

ターツオーバーのときも、トイツ落としがおすすめです。

ターツオーバーとは、面子候補が5つ以上あるケースを指します。
アガリに必要なのは4面子1雀頭。
雀頭候補があるのに、余分に対子があり、面子候補には良形ターツが揃っているという場合、対子を落とすのが丸いです。

断ヤオに移行するとき

対子以外の牌が2~8の数牌で構成されている場合、トイツ落としで断ヤオに移行できます。

「せっかく揃っているのにもったいない」と感じるかもしれませんが、2枚捨てるだけで1翻プラスされるなら、理にかなった行動です。

危険牌を抱えたイーシャンテンのとき

危険牌を抱えたイーシャンテンで、雀頭が安全牌というケースでは、トイツ落としをおこないます。

この場合、狙うのはアガリではなく、マイナスを減らすことです。
目標は、放銃をしないことと、ノーテン罰符を払わないこと。
トイツ落としをして、危険牌を抱え込んだままテンパイを目指します。

ベタオリをするとき

ベタオリをするとき、トイツ落としは非常に有効です。

なぜなら、1回通ってしまえば、次のターンの安全も保証されるからです。
対子以外に安全牌がない場合、危険牌を2種類切るよりも、トイツ落としにチャレンジしたほうが得となります。

トイツ落としのポイント

つづいて、トイツ落としをするときに意識するべきことを3つお伝えします。

受け入れ牌を多くする

トイツ落としをするときは、受け入れ牌が多くなるように切るのが基本です。

たとえば、6・8をそれぞれ対子で持っていた場合、8をトイツ落としします。
仮に5をツモった場合に、「5・6・6」という並びになり、「4・6・7」を受けられるからです。

狙える役に応じて落とす

トイツ落としをする場合、狙える役に応じて落とす対子を選択しましょう。

  • 断ヤオ狙いなら、ヤオチュー牌
  • 平和狙いなら、役牌
  • 混一色狙いなら、中張牌

といった具合です。

アガリやすさを重視する

トイツ落としをするときは、アガリやすさも重要です。

数牌の対子と字牌の対子があった場合、字牌から落とすほうがテンパイまでのスピードは早いです。
字牌は刻子にしかなりませんが、数牌は隣り合う数字を引くことで順子に手変わりするからですね。

他家のトイツ落としからわかること

他家がトイツ落としをしてきたときは、要チェックです。
狙っている役や大体の点数、待ち牌など、さまざまな情報が落ちます。

ここでは、他家のトイツ落としから読み取れる事柄を5つ紹介しますので、ぜひ役立ててください。

なお、2枚目の牌がツモ切りの場合、トイツ落としとは言いません。
単純に孤立牌を捨てたら、運悪く同じ牌をツモってしまった、というだけです。
全く意味が変わってくるので、他家のトイツ落としから情報を読み取るときは、2枚とも手出しであることを確認しておきましょう。

七対子狙いは否定できる

トイツ落としが起こったとき、基本的に七対子狙いを否定できます。
七対子は、牌の種類に制限がないため、対子は多いほど良いです。
トイツ落としをして、わざわざシャンテン数を増やす必要性はありません。

七対子狙いでトイツ落としが発生するのは、槓子のトイツ落としか、一色手への移行時くらいです。
槓子のトイツ落としかどうかは、場に出ている枚数を数えればわかることですし、一色手も捨て牌から読み取れます。

役牌のトイツ落としは断ヤオ狙い

役牌のトイツ落としは、断ヤオへの移行を疑いましょう。

特に序盤に、生牌もしくは1枚切れの役牌をトイツ落とししてきたら、要チェックです。
役牌の対子を持っておけば、1回の鳴きで役が確定します。
1翻プラスできるにも関わらず、わざわざトイツ落としするということは、少なくとも2翻以上の得があるからと考えるのが自然です。

断ヤオへの移行かつ、平和やドラ、染め手などを絡めた高得点手を警戒しましょう。

トイツ落としリーチならまたぎスジは安全

トイツ落としでリーチが入った場合、基本的にまたぎスジは安全です。

またぎスジとは、捨て牌をまたぐ数字の組み合わせからなるスジのことです。
捨て牌が2だった場合は1・4、捨て牌が3だった場合は1・4と2・5がまたぎスジにあたります。

トイツ落としのまたぎスジが安全な理由は、一度刻子になるというターンを挟んでいるはずだからです。

2の対子を落としたあと1・4牌でアガるには、手元に「2・3」のリャンメン塔子が必要です。
ということは、「2・2・2・3」と持っていたターンがあるはずですね。
2の刻子で面子が完成しているため、ここでアガっていないとおかしい=またぎスジでのアガリは起きないと考えられます。

ただし、トイツ落としに見せかけたい空切りには注意しなくてはいけません。
空切りとは、手持ち牌と同じ牌をツモったときに、手出しをすることです。

たとえば、

  1. 「2・3・3」と持っている状態で、3を手出し
  2. 3をツモして手牌に入れ、手牌にある「2・3」から3を手出し

このケースでは、他家から見れば3のトイツ落としです。
しかし、実際は一度も刻子は完成していません
手牌は「2・3」のままなので、1-4のまたぎスジがアガリ牌となるわけです。

落とされたトイツ周辺は安全牌

またぎスジに限らず、落とされたトイツ周辺は比較的安全牌です。

たとえば、2の対子が切られた場合、「2・4」のカンチャン待ちの可能性を否定できます。
「2・2・2・4」と持っていないと、トイツ落としからの3待ちになり得ないからです。

単騎待ちの可能性は低い

トイツ落としが1度でもおこなわれた場合、単騎待ちの可能性は非常に低いです。
なぜなら、雀頭候補がない状態で、トイツ落としをしたことになるからですね。

例外があるならば、雀頭としてとっておいた牌が暗刻になり、雀頭がなくなったケースです。

トイツ落としを事前に見抜く

1枚目が捨てられた時点で、「これはトイツ落としだから、次巡も同じ牌が捨てられるだろう」と予測できると、非常に強いです。

使えるシーンは限られますが、下記のような狙い撃ちができます。

  1. 自分が単騎待ちテンパイしていて、対面が「發」を手出し
  2. 自分の番になり、ツモ牌「發」
  3. 対面は対子落としだろうと予測して、待ち牌を「發」に変更
  4. 対面が「發」をトイツ落としして、ロンアガリ

なお、単騎待ちテンパイや、待ち牌の変更がなくても、安全牌で待てると非常に効果的です。
2巡稼ぐためにトイツ落としを選択する人は多いからです。
特に、他家のリーチに注目が集まっている場面で効果を発揮します。

トイツ落としとは対子になっている牌を切り捨てること

トイツ落としとは、対子として揃っている部分をあえて捨てる行為です。
対子・塔子が多すぎる場合や、特定の役を狙っている場合などに起こります。

「せっかくペアになっているから」と言って、不要な対子を残していると、アガリを逃してしまうこともあります。
落とすべき場面を見極めて、上手に手作りできるようになりましょう。