この記事を読んでいるあなたは、
- 麻雀の役の覚え方を知りたい
- 麻雀の役は何があるのか知りたい
- 初心者が覚えるべき麻雀の役を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに「麻雀の役の覚え方や役の種類、初心者が覚えるべき役」を紹介します。
麻雀の役の覚え方
麻雀の役の覚え方を解説します。
簡単な役から覚える
一度にすべての役を覚えようとはせず、簡単に完成できる役から覚えていくことで、後ほど応用して様々な役を覚える際の土台になっていきます。
簡単な役というのは、役に必要な牌の数が少ない、牌の種類が同じなど、見た目で分かりやすいものです。
牌や揃えた役にはそれぞれ名前がありますが、最初からすべて覚える必要はなく、牌に書かれた絵柄を合わせるといった簡単な方法から始めるのがおすすめです。
また、役は多彩な数があるため、打ちながら覚えていくのが最も効率よく腕を上げることができます。
高頻度で出現する役から覚える
麻雀を打っていると出やすい役というものがあるため、頻出する役から覚えていくことで徐々に多くの役を覚えることができます。
多く出てくる役というのは同時に簡単な役でもあり、初心者が麻雀を打っていれば頻出する役によって勝敗が決まることも多いです。
役の一覧が書かれた画像などを見ながら覚えるのも良いですが、暗記が苦手な方やとりあえず打ってみたいという方は実際に打ちながら覚えていくのがおすすめです。
また、暗記ばかりではゲームの展開などを経験することができないことから、ある程度は役の一覧に目を通してから実践するのが最も効率が良いと考えられます。
麻雀アプリのゲームで遊びながら覚える
実際に牌を打っていると、役ができているのに気が付かない、ルールを間違えているということが起きるため、自動的に役の判定をしてくれるゲームアプリの使用も1つの方法です。
様々なゲーム会社から麻雀のゲームはリリースされており、無料のものからランキングを競う有料のものまで種類は多彩です。
初めて麻雀に触れる方は無料で遊べるものが良いですが、ある程度実力をつけて、もっと強い人と戦ってみたい方は実力に合わせたランク付けがされているゲームがおすすめです。
繰り返しゲームで遊ぶうちに、頻出する役や今まで知らなかった役なども覚えることができます。
麻雀の役を覚える際の注意点
麻雀の役を覚える際の注意点を解説します。
鳴ける役と鳴けない役がある
鳴きとは他の選手が捨てた牌を拾って自分の役を完成させることを意味し、鳴きによって完成できる役と完成できない役があります。
始めたばかりの方はまず役を覚えることの方が優先されますが、頻出する役を大体覚えて次のステップへ上がりたい方は、どの役が鳴けるのかも覚えていきましょう。
一言で鳴くと言っても「ポン」「チー」「カン」の3種類があり、まずは他の選手が捨てた牌を拾って役を完成させる「ポン」と「チー」から覚えるのがおすすめです。
「カン」は「カン」の中でも3種類の方法があったり、鳴きに含まれないものがあったりと中上級者向けになっています。
相手に待ち牌がバレやすい役もある
麻雀の牌は1つの種類が同じ数あるわけではなく、たとえば数牌は1から9までありますが、漢字が書かれた字牌は風牌が4種類、三元牌が3種類とばらつきがあります。
数が少ない字牌は誰がどの程度所有しているのかが推測しやすいため、字牌関連の役を狙っているとバレてしまう可能性があります。
誰が何を持っているのか、どんな役を狙っているのかというのは勝敗に大きく影響するため、プレイ中の発言には十分な注意が必要です。
また、会話から相手の裏を読むこともできるようになれば、より白熱した勝負を展開することもできます。
初心者がまずは覚えるべき麻雀の役
初心者がまずは覚えるべき麻雀の役を解説します。
リーチ(立直)
真っ先に覚えるべき役はリーチ(立直)で、4面子と1雀頭を揃えてあと1枚来れば役が完成する際にリーチと宣言することで役が完成します。
麻雀を打っていれば出来上がる確率が40パーセント以上になるというデータがあるほど出現率が高く、また揃えなければいけない牌もシンプルで分かりやすいため、基本的な役として覚えておきましょう。
なお、リーチ(立直)を成立させるには宣言しなければならないことや、リーチ(立直)後は手を変えられないなどの注意点があります。
タンヤオ(断么九)
シンプルな牌を揃えることが出来る役の1つがタンヤオ(断么九)で、数牌の2から8を揃えることで完成する簡単な役です。
数牌を揃えて作る役ですが役を作る際の注意点として、1と9の数牌と字牌が入っていると役の完成にはなりません。
麻雀を打っているとタンヤオ(断么九)が出てくる確率も非常に高く、20パーセントを超えるというデータもあるため、優先して覚えるべき役の1つとなっています。
役牌
役牌(やくぱい)は特定の字牌を揃えることで成立する役で、揃える役は三元牌である白地のハク、發と書かれたハツ、中と書かれたチュンの3種類です。
三元牌のいずれか1種類を3つ手持ちに揃えることで役が成立し、アガることができるためシンプルで分かりやすい役になっています。
なお、役牌になる役には場風と呼ばれるものもあり、自分が東場なのか、西家なのかによって役となる牌が変わることもあります。
ピンフ(平和)
ピンフ(平和)を成立させるには3つの条件を満たす必要があるため、上記したリーチ(立直)などを覚えた後に覚えておくと勝ちやすくなります。
3つの条件とは面子が順子(しゅんつ)になっていること、待ちが両面であること、アタマが役牌ではないことです。
順子とは数字が並んだ牌のことで、ピンフでは4種類の順子があれば条件を満たし、同時に役はほとんど完成している形になります。
なお、鳴いてしまうと役が成立しないところは注意点です。
メンゼンツモ(面前清自摸)
メンゼンツモ(面前清自摸)とは一般的にはツモという名称で知られる麻雀の役で、自分の持っている牌で役を成立させてアガることです。
すべて自分の持っている牌で役を成立させるため、誰かが捨てた牌を拾うことも、鳴くこともせずにすべて自力であるところが覚えやすい役です。
初心者が覚えるべき役の中では使用率が18パーセント程度と最も低いものの、ツモまでの役を合わせると出現率が50パーセントを超えるため、優先して覚えるべき役です。
初心者が覚えるべき麻雀の役
初心者が覚えた方が良い麻雀の役を解説します。
イーペイコウ(一盃口)
イーペイコウ(一盃口)を成立させるには、同じ種類の牌で同じ数字の牌が2組手持ちに出来ることで成立する役です。
たとえば漢数字が書いてある萬子でイーペイコウが成立する形は、1が書かれたイーマン、2が書かれたリャンマン、3が書かれたサンマンがそれぞれ2つずつある手持ちです。
必ずしも1から3である必要はなく、6のローマン、7のチーマン、8のパーマンを2つずつでも成立します。
なお、上記6つの牌以外の牌は何でも良くなっています。
三色同順
三色同順(さんしょくどうじゅん)とは数牌の萬子、索子、筒子の3種類で順子、つまり並んだ数を作るというものです。
並んだ数である順子となっていれば萬子、索子、筒子の数字は何でも良く、3種類の牌があることが重要となっています。
また、三色同順は鳴いても成立する役ですが、鳴くと得点が下がってしまう食い下がりの一ハンとなってしまうため、できれば鳴かずに成立させたい役です。
一気通貫
一気通貫(いっきつうかん)とは数牌と呼ばれる萬子、索子、筒子の3種類いずれかで、3つの並んだ数となる順子を作り出すことで成立する役です。
揃える役は数牌であればどれでも良く、1から9までの牌を揃えることが重要であることから、揃えるのが難しい役ではありますが覚えやすい役でもあります。
役の名称はイッツーという略称で呼ばれることが多く、鳴いていると得点が下がる食い下がりの一ハンになるのは注意点です。
ホンイツ(混一色)
ホンイツ(混一色)、もしくはホンイーソーとも読む役は、萬子、索子、筒子の3種類いずれかと字牌で揃えた役のことです。
役は字牌であればどの種類が混ざっていても問題なく、揃える数牌も種類が同じであれば数が連続した順子でも同じ牌が揃った刻子でも成立します。
また、数牌部分を緑色の索子、字牌を發だけで揃えた役を緑一色(りゅーいーそー)と言い、見た目が分かりやすく似ているため、同時に覚えておくのがおすすめです。
チートイツ(七対子)
チートイツ(七対子)とは同じ牌を2つ揃えた対子を7組作ることで、作る組み合わせは数牌と字牌が混ざっていても問題ありません。
なお、鳴くことができない役であることや、同じ牌が4つ揃っていることは認められないなどといった部分は間違えやすいため注意が必要です。
トイトイホー(対々和)
トイトイホー(対々和)、またはトイトイとも呼ばれる役は、同じ牌を揃える刻子、もしくは同じ牌を4つ集めた槓子を4組作った役です。
刻子と槓子は混在しても良く、4組を作ることが重要です。
また、他の人が捨てた牌でロンアガリをするとサンアンコー(三暗刻)と複合され、鳴かずに自力で役をつくればスーアンコー(四暗刻)と別の役にも繋がりやすい役です。
【一発逆転向け】麻雀の役
負けてる際に一発逆転に有効な役を解説します。
国士無双
国士無双(こくしむそう)は、数牌の1と9を全種類と7種類ある字牌のすべてを揃えて完成する役のことです。
数が書いてある3種類の牌のうち1と9を揃え、字の書いてある牌を7種類すべて揃えるというのはシンプルなため、難易度は高いですが覚えやすい役となっています。
最初に配布された牌の中に1と9、字牌が多く揃っていれば狙ってみるチャンスです。
チンイツ(清一色)
チンイツ(清一色)はすべての持ち牌を同じ数牌だけで揃えた役のことで、同じ種類の数牌であれば数字が被っていても揃っていなくても役は成立します。
同じ牌を揃えるというシンプルな役であることから、鳴くと他のプレイヤーに狙っている役がバレやすいという欠点があります。
また、鳴くと一ハン下がってしまうため、鳴かずに自力で揃えたい役です。
スーアンコウ(四暗刻)
スーアンコウ(四暗刻)は同じ牌を3つ、もしくは同じ牌を4つ手持ちに揃えることで成立する役で、揃える牌は数牌でも字牌でも問題ありません。
揃える牌の自由度が高いため作りやすい役ではありますが、自由度が高いためスーアンコウに気を取られて他の役で成立していることに気が付かないことがあるのは注意点です。
また、鳴くと成立しない役であるところも注意です。
麻雀の役の覚え方まとめ
この記事では、「麻雀の役の覚え方や役の種類、初心者が覚えるべき役」を解説しました。
全部で30種類以上もある麻雀の役をすぐに覚えるのは難しいことから、初心者は見た目や数字を揃えることで成立する役から覚えていくのが効率的です。
役を覚えればそれだけ早くアガることができて勝ちやすくなりますが、一覧を見て覚えるよりも打ちながら覚えると試合の流れも覚えられておすすめです。