この記事を読んでいるあなたは、
- 有名な麻雀のローカル役・役満が知りたい
- 麻雀の役の成立方法が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに「有名なローカル役・ローカル役満、成立方法」などを紹介します。
麻雀ローカル役とは
麻雀ローカル役とは、現代の日本の麻雀界では正規に採用されていないものの、一部のローカルルールとして採用されていたり、過去に採用されていたりした珍しい役のことです。
ローカル役については様々ありますが、中国麻雀から由来が来ている役や日本で独自に考案されて広まっていった役、海外から輸入されてきた役など多種多様です。
セットでもフリーでも麻雀を打つ方はいますが、案外いつも当たり前に使っている役が実はローカル役だったということも少なくありません。
有名なローカル役
有名なローカル役について紹介します。
三連刻(サンレンコー)
三連刻(サンレンコー)とは、連続する3刻子を含む形でアガった時に付く役で2翻です。
こちらは鳴き食い下がりなしです。
オープンリーチ
オープンリーチとは、リーチをする際に自分の待ち牌を公開することで付く役で1翻です。
フリテンの時や待ち牌が多くツモれそうな時に使います。
通常のリーチの1翻とオープンリーチの1翻が付く為実質オープンリーチは2翻となります。
流し満貫(ながしまんがん)
流し満貫(ながしまんがん)とは、自分の捨て牌が全て么九牌で一局が流れた時に付く役で満貫です。
捨てた么九牌が一度でも鳴かれてしまうと流し満貫は付きません。
有名なローカル役満
有名なローカル役満を20個紹介していきます。
大車輪(ダイシャリン)
大車輪(ダイシャリン)とは、筒子の2~8を2枚ずつ使って門前でツモった時に付く役です。
ローカル役の大車輪がない場合は、門前・清一色・タンヤオ・ピンフ・二盃口のトリプルが確定となります。
小車輪(ショウシャリン)
小車輪(ショウシャリン)は、大車輪に対し筒子の1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
ローカル役である中でも、定義が様々あります。
中車輪(チュウシャリン)
中車輪(チュウシャリン)とは、小車輪(ショウシャリン)と同じく筒子の1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
地域や牌姿などによって呼び方が様々です。
一色四順(イッショクヨンジュン)
一色四順(イッショクヨンジュン)とは、同色で同数の順子を4つ作った時に付く役です。
基本的には門前役ですが鳴きを認めている場合もあります。
四連刻(スーレンコー)
四連刻(スーレンコー)とは、連続する4刻子を作った時に付く役です。
例えば、筒子の333、444、555、666を作れれば四連刻が付きます。
こちらは鳴いても食い下がりません。
大七星(ダイチセイ)
大七星(ダイチセイ)とは、字牌7種類を全て使って七対子を作った時に付く役です。
七福星、字牌七対子とも呼ばれます。
花鳥風月(カチョウフウゲツ)
花鳥風月(カチョウフウゲツ)とは、ある4つの牌を全て刻子にしてアガった時に付く役です。
4つの牌とは、「花」がウーピン、「鳥」がイーソウ、「風」が門風牌か荘風牌、「月」がイーピンとなっています。
風花雪月(フウカセツゲツ)
風花雪月(フウカセツゲツ)とは、ある4つの牌を全て刻子にしてアガった時に付く役です。
4つの牌とは、「風」が門風牌か荘風牌、「花」がウーピン、「雪」が白、「月」がイーピンとなっています。
大竹林(ダイチクリン)
大竹林(ダイチクリン)とは、大車輪のソウズバージョンで、ソウズの2~8を2枚ずつ使った時に付く役です。
中竹林(チュウチクリン)
中竹林(チュウチクリン)とは、ソウズの1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
小竹林(ショウチクリン)
小竹林(ショウチクリン)とは、ソウズの1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
大数隣(ダイスウリン)
大数隣(ダイスウリン)とは、大車輪の萬子バージョンで、ソウズの2~8を2枚ずつ使った時に付く役です。
中数隣(チュウスウリン)
中数隣(チュウスウリン)とは、萬子の1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
少数隣(ショウスウリン)
少数隣(ショウスウリン)とは、萬子の1から7、もしくは3から9を対子にした時に付く役です。
東北新幹線
東北新幹線とは、東と北をそれぞれ対子と刻子にし、他の3面子で一気通貫を作った時に付く役です。
鳴いてもいいと言われていますが比較的作りやすいため、満貫や倍満扱いにされることも多い役です。
東北自動車道
東北自動車道とは、二筒、四筒、六筒、東、北の5種類を使って対々和を作った時に付く役です。
二筒を二輪車、四筒を普通車、六筒を大型車に見立ててこのように呼ばれています。
青函連絡船
青函連絡船とは、北を雀頭とし、一気通貫を作った上でハツをカンした時に付く役です。
暗槓、明槓どちらでもいいとされていますが、定義は諸説あります。
加賀百万石
加賀百万石とは、萬子の清一色を作り、かつ数字の合計がちょうど100になるときに付く役です。
定義は様々ですが、混一色でもいいとされる場合があります。
紀州五十五万石
紀州五十五万石とは、萬子の清一色を作り、かつ数字の合計がちょうど55になるときに付く役です。
加賀百万石と同じように、定義は諸説あります。
水戸三十五万石
水戸三十五万石とは、萬子の清一色を作り、かつ数字の合計がちょうど35になるときに付く役です。
水戸藩が35万石ということでこのように呼ばれていますが、こちらも定義は諸説あります。
有名な麻雀ローカル役満まとめ
この記事では、「有名な麻雀ローカル役・役満20選」を紹介してきました。
200年以上前から遊ばれている麻雀ですが、これまでに様々なルールや役があり、今の形になっています。
案外作るのが簡単そうな役が昔は役満であったり、今の役にはあまりない定義の役があったりなど様々です。
身内でセットで麻雀を打つ時など、遊び程度にローカル役を取り入れて麻雀を打ってみてはいかがでしょうか。