自摸(ツモ)とは?用語の意味やルール、門前清自摸和との違いについても解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 麻雀の自摸(ツモ)とは何か知りたい
  • 自摸と門前清自摸和の違いについて知りたい
  • 自摸と関連性のある用語が知りたい

上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀用語「自摸」についてお伝えしていきます。

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自摸(ツモ)とは

はじめに、自摸とはどういった行為を指すのか、言葉の意味について解説していきます。

牌山から牌を取ってくる行為としての自摸

自摸(ツモ)とは、牌山から牌を1枚取ってくる行為のことを指します。

配牌が終わり、順番に牌を引くときに使う言葉ですね。会話の中では、「ツモる」「ツモってきた」などと表現するケースが多いです。

自摸した牌のことは自摸牌(ツモハイ)と呼ばれ、自摸牌を含む14枚の中から不要な牌を捨てることを打牌(ダハイ)といいます。

また、自摸と打牌をまとめて摸打(モウダ)と呼ぶので、合わせて覚えておきましょう。

アガリ方としての自摸は「ツモ」または「自摸和」

麻雀のアガリ方には、ツモとロンの2種類があります。

自摸と同じ発音で、意味としても「ツモってきた牌でアガること」というように似通っていますが、アガリ方のツモの場合はカタカナで「ツモ」と表記されるケースが一般的です。

また、漢字で「自摸和」と書くこともありますが、こちらの読みは「ツモホー」となります。

自摸(ツモ)のルール

つづいて、自摸のルールについて解説していきます。

牌を取る順番は反時計回り

麻雀において、スタートは必ず親である東家です。親は配牌時点で14枚をとり、1巡目は打牌から始めるというルールですので、最初に自摸をするのは南家です。

その後は、西家→北家→東家というように反時計回りで自摸と打牌をおこないますので、自分から見て左側のプレイヤーが打牌し終えたら、自分が自摸をおこないましょう。

ここでの注意点は、

  • 自摸をする牌山は時計回りであること
  • 左側のプレイヤーが捨てた牌に鳴きが入った場合は、自分の自摸番が飛ばされること

の2点です。

鳴きが1回も入らなかった場合、親と南家は最大18回、西家と北家は最大17回の自摸ができます。

自分が引いた牌でアガったら「ツモ」と発声

自分が引いた牌でアガリ形が完成した場合、「ツモ」と発声して手牌を公開します。

役申告と点数申告を両方するか点数のみの申告とするかは、その場のルールによって変わるので、柔軟に対応しましょう。

ツモでアガった場合は、アガリの点数を他3人のプレイヤーで分割して支払ってもらうので、点数申告もそれぞれの支払額がわかるように伝えます。

自身が親であれば純粋に3分割ですので「2,000点オール」のような言い方、自身が子の場合は「500・1000」というように、子・親の順に支払額を提示します。

自摸(ツモ)と門前清自摸和

麻雀には、門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)と呼ばれる役があります。

麻雀役は名称が長いものも多く、略称を使うのが一般的。門前清自摸和の略称は「ツモ」です。

アガった際の役申告で「メン・タン・ピン・ツモ・三色・一盃口・ドラドラ」といえば、門前清自摸和が成立していることを指しています。

ここでの注意点は、門前清自摸和は門前でテンパイしてツモアガリすると成立する役で、一度でも鳴いている場合、ツモアガリしても門前清自摸和はつかない、ということです。

アガリ方のツモとは別物ですので、虚偽申告にならないように気をつけましょう。

自摸和でないと成立しない役

麻雀には、ツモアガリをしないと成立しない役が存在します。

  • 門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)
  • 海底摸月(ハイテイラオユエ)
  • 嶺上開花(リンシャンカイホー)

の3つです。

海底摸月は、牌山から引ける一番最後の牌(海底牌)を自摸してアガると成立する役、嶺上開花は、カンの後にツモった嶺上牌でアガると成立する役です。門前清自摸和は前述したので省略します。

ツモアガリは狙って出せるものではないですが、知識として覚えておきましょう。

自摸(ツモ)と関連性がある麻雀用語

つづいて、自摸と関連性がある麻雀用語を5つ解説します。

自摸和了(ツモアガリ)

ツモってきた牌でアガることを指す言葉です。
自摸和(ツモホー)ともいいます。

自摸切り(ツモギリ)

ツモってきた牌をそのまま捨てることを指す言葉です。
反対に、もともと持っていた13枚の手牌から捨てることは手出しと呼ばれます。

他のプレイヤーが、どの牌を自摸切りをしてどの牌を手出しをしたのか覚えておくと、狙っている役やおおよその点数を予測するのに役立ちます。

序盤の自摸切りでは孤立しているヤオチュー牌が捨てられるケースが多いです。まだ手が揃っていないので有効牌をツモることも多く、手出しの回数も多めですね。

しかし、序盤から中張牌をバンバン自摸切りしてくるようなら、一向聴~テンパイくらいに手が進んでいると考えられます。

中盤~終盤にかけては、自摸切りの回数が増えてくるのが普通です。ある程度巡目が進んでいるにも関わらず手出しが多い場合、テンパイまで遠い、もしくは良い方向に手が伸びていると考えられます。

自摸切りリーチ(ツモギリリーチ)

ツモってきた牌をそのまま捨て、その際にリーチを掛けることです。

自摸切りしているということは、手牌の構成は1巡前と変化していないので、すでにテンパイ状態だったことがわかります。

ダマテンのメリットよりもリーチを掛けるメリットのほうが大きくなったということを意味するので、自摸切りリーチが入った場合は、なぜそうなったのかを考えてみると良いでしょう。

自摸筋(ツモスジ)

自分がツモってくる予定の牌の並びのことを指す言葉です。
自摸筋は鳴きが入らない限り変化しません。

自摸スー(ツモスー)

アガリ牌をツモったら四暗刻になる手のことを指す言葉です。
門前で三暗刻テンパイの場合、ツモでアガれれば四暗刻が成立するので、そのような状態を示すときに使います。

日常生活にも浸透している「自摸」

自摸という言葉は麻雀用語ですが、「テンパる」や「メンツ」、「レンチャン」などのように、日常生活でも使われることがあります。

ここでは主な用途を2つ紹介します。

目当てのものを手に入れること

目当てのものを手に入れることを、「ツモる」「ツモってきた」と表現するケースがあります。

具体例をあげると、

  • ゲームアプリのガチャで自分が欲しいものを引けたとき
  • トランプで、自分が欲しいカードを引けたとき
  • 合コンで目当ての相手と結ばれたとき

といった具合です。

ただ、人に対して使用する場合はやや失礼な言い回しなので、あまり積極的に使わないほうが良いでしょう。

また、一発で目当てのものを手に入れた場合は「一発ツモ」と表現することもあります。

パチスロの良台のこと

パチンコやスロットの良台に巡り合うことを「ツモる」「ツモった」と表現することもあります。

具体的には、

  • 朝から設定6をツモれたのでラッキー
  • 設定6をツモるためにはどうしたら良いか

といった具合です。

パチンコやスロットには当たりやすい台というものが存在するため、このような言葉が使われるようになりました。

2台目以降で良台に座ることを「後ヅモ」と呼んで区別することもあります。

自摸とは一般的に牌山から牌を取る行為を指す

自摸とは、一般的に牌山から牌を1枚引いてくる行為を指します。

他にも、アガリ方としての「ツモ」や門前清自摸和の略称としての「ツモ」など、麻雀では使われる箇所が多く混乱しやすいですが、使われる場所がそれぞれ違うので、前後の文脈から何について語られているのか判断しましょう。

ただ、アガリ方・門前清自摸和の場合は、漢字表記で「自摸」とは書かないため、文章であれば表記から何を指しているのか判断することも可能です。