この記事を読んでいるあなたは
- 麻雀の練習方法が知りたい
- 麻雀初心者が効率的に技術を身につける方法が知りたい
- ひとりでもできる練習にはどのようなものがあるか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、麻雀の練習方法と、着実に知識が身につく効率的な手順を解説します。
おすすめの麻雀練習方法3選
まずは、麻雀の練習方法を3つ紹介します。
右も左も分からない初心者が麻雀のルールや役を覚えるためにする練習法と、すでに対局経験がある人がスキルアップのためにする練習法、それぞれを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
少牌麻雀
「麻雀のルールも役も、まったくわからない」という人におすすめなのが、少牌麻雀です。
通常の麻雀では手牌13枚でゲームを進めますが、13枚並べられた牌の中から揃いそうな面子を見出すのは、初心者には難しいです。
4枚麻雀を活用して、まずは麻雀の基礎を覚えましょう。
4枚麻雀とは、手牌4枚ツモ1枚を合わせた計5枚でアガリ形を完成させる麻雀です。
つまり、1面子1雀頭が揃えばアガリということですね。
考えることが少ないので、どのように牌を揃えればテンパイなのか、麻雀の役にはどんな種類があるのか、といった基礎知識を効率的に学習できます。
後述する1人麻雀の手法で練習することもできますが、ルールの解釈ミスが起こる可能性があるので、できれば経験者と対局形式で学びましょう。
4枚麻雀のルール
4枚麻雀をおこなう時は、数牌のうち1種類と字牌すべてを使用します(※)。
あとは配牌を済ませ、打牌とツモを繰り返しましょう。
基本的に鳴きは禁止とします。
役の成立条件は通常の麻雀と同じで、「4つの面子をすべて〇〇で揃える」といった条件の役は「1つの面子を〇〇で揃える」に変換します。
5枚すべてを数牌の2~8で構成できれば断ヤオ、面子が順子でリャンメン待ちなら平和、といった具合ですね。
ただし、対子型のアガリは認めず、一気通貫や三色同順など、どうしても条件が満たせない役は除外します。
※4枚麻雀にはさまざまなローカルルールが存在し、通常の麻雀と同じくすべての牌を使うこともあります。
数牌1種類のほうがわかりやすいですが、複合する役が多すぎるというデメリットもあるので、慣れたら数牌の種類を増やしておこなうのも良いでしょう。
7枚麻雀や10枚麻雀もある
出典:https://unityroom.com/games/mini_mahjong-999
4枚麻雀のほかにも、7枚麻雀や10枚麻雀が存在します。
4枚麻雀 | 1面子1雀頭でアガリ |
---|---|
7枚麻雀 | 2面子1雀頭でアガリ |
10枚麻雀 | 3面子1雀頭でアガリ |
4枚麻雀に慣れたら7枚麻雀に、7枚麻雀に慣れたら10枚麻雀にと、順を追ってて牌の増やしていくと良いです。
いずれもルールは4枚麻雀と同じで、七対子型や国士無双型のアガリ形は不採用、手牌内で条件を満たせない役は採用しません。
1人麻雀
出典:https://www.youtube.com/watch?v=i-go61mjiYM
ある程度麻雀を打てる人が、スキルアップのためにおこなう練習としておすすめなのが、1人麻雀です。
1人麻雀は、麻雀マットと麻雀牌を用意して、ひたすらツモと打牌を繰り返す練習方法で、対戦相手の動きは考慮しません。
球技でいう壁打ちのようなものですね。
役の揃え方や牌効率、鳴きを使わずにアガるコツなどが学べます。
やり方は複数あるのですが、ここでは2種類紹介します。
ちょっとしたスキマ時間にできるので、麻雀牌を持っている人はぜひやってみてください。
山を積まない1人麻雀
はじめに紹介するのは、山を積まずにおこなう1人麻雀です。
準備の手間が少なく、気軽にできるのがメリットですね。
流局の概念がないので、初心者が役の作り方を学びたいときにもおすすめです。
- 麻雀牌をよく混ぜ、裏面にして置いておきます
- 適当な牌を2枚引いて、ドラ表示牌と裏ドラ表示牌にします
- 13枚を手牌として引き、自分の前に立てます
- 裏面にして置いてある牌をツモして、手牌の中から要らない牌を捨てます
- 役が揃うまで4の動作を繰り返します
ひとつだけ山を詰む1人麻雀
つづいて紹介するのは、17枚の山を作っておこなう1人麻雀です。
山がなくなったら流局なので、牌効率を意識した打ち方が身につきます。
- 麻雀牌をよく混ぜます
- 自分の前に、17枚2段の山を作ります
- 右端3列を端に取り分け、ドラ表示牌にします
- 残りの14枚2段の山から、7列分を手牌として持ってきます
- 役が揃うか山がなくなるまで、打牌とツモを繰り返します
CPU対戦
麻雀牌を持っていない人や、対局における読み合いを磨きたい人は、オンライン麻雀アプリのCPU対戦を活用しましょう。
CPU戦を勧める理由は、打牌時間に制限がないケースが多いからです。
麻雀の上達において、思考の過程は非常に大切です。
「なんとなくで牌を捨てていったらアガれた」では再現性がなく、勝率も安定しません。
早く打つことよりも、明確な理由を挙げて打牌できるようになることを目指しましょう。
最初は時間がかかっても良いので、牌効率やツモ牌の流れ、他家の捨て牌を見て、自分が最適だと思う牌を捨ててください。
効率が良い麻雀練習の手順
つづいて、効率が良い麻雀練習の手順をお伝えします。
ルールやテクニックを一度に覚えようとすれば、頭が混乱して余計に時間がかかってしまいます。
ここで紹介するステップを参考に、自分が今どこまでを理解できているのか、これから何を学ばなくてはいけないのか、見直してみてください。
基本ルールを覚える
麻雀は覚えることが多いので、先に予備知識を入れてから実戦に移ることをおすすめします。
下記で挙げる内容は、麻雀を始める前に頭に入れておいたほうが良いですね。
- 麻雀牌の読み方(数牌・字牌・風牌・白發中)
- 面子と雀頭
- アガリの形「4面子1雀頭」と「七対子」
- フリテン
- ポンチーカン
- ドラ
- テンパイ
- ロンとツモ
書籍を読む、麻雀に詳しい人に尋ねるといった従来の方法で学ぶほか、麻雀アプリを活用するという手もあります。
チュートリアル付きや学習専用など、さまざまな麻雀アプリが出ているので、自分に合ったものを選んでください。
よく使う役を覚える
麻雀の役は「この役なら牌姿はこうなる」と決まっているものではありません。
たとえば、断ヤオは2~8の数牌のみで手牌を構成すると成立する役です。
面子が刻子でも順子でも対子でも、3種類の数牌が混ざっていても1種類でも、2~8の数牌のみでアガリ形ができていれば断ヤオなのです。
そんな役が42種類。
初心者が一度にすべて覚えるのは大変です。
まずは、断ヤオ・平和・門前清摸和・立直・役牌の5つを覚えましょう。
この5つは出現率も高く、条件も覚えやすいです。
実際に打ってみる
基礎知識と頻出役を覚えたら、実際に麻雀を打ってみましょう。
「この配牌からだと覚えた5つの役までが遠い」「アガリまでに時間がかかりすぎて、流局になってしまう」など、新たな疑問が生じたら都度知りたい項目について調べていきます。
人によって知りたい内容や順番は異なりますが、参考までに、下記の順番で知識をつけるとスムーズです。
- チャンタ・七対子・一盃口・三色同順・対々和・混一色の成立条件
- 流局とノーテン
- 牌効率を意識した打牌
- 残りの役の成立条件
危険牌読みとオリを覚える
ある程度麻雀が打てるようになったら、「最終的に1位になれるような打ち方」を覚えていきましょう。
麻雀は親が1~4周するまで対局を繰り返し、最終的に獲得した点数で順位を決めるゲームです。
毎回アガリに向かう必要はなく、時にはアガらない道を選択するのも戦術です。
ここまでは自分の手牌のみに意識を向けてきましたが、次のステップは「他家の手役を読むこと」を考えてみます。
- 他家が捨てた牌から手役を読む
- 他家の鳴きから手役を読む
- スジや壁について知る
- 安全なオリ方を覚える
上記の内容をマスターすれば、他家に振り込む回数が減り、勝率も安定してくるはずです。
点数計算を覚える
「麻雀を打つこと」をマスターしたら、点数計算について学びます。
オンライン麻雀では自動で点数計算をしてもらえますが、それでも覚えておいたほうが良いですね。
前述したとおり、麻雀は4回以上の対局の総合点数で勝敗が決まるゲームです。
自分と対戦相手の点数差を見て、どの役を狙えばいいのか、反対にどの役に振り込むとまずいのかが把握できれば、取るべき戦術も変わってきます。
麻雀練習は「着実に一歩ずつ」がポイント
この記事では、麻雀の練習方法と手順について、解説してきました。
麻雀は、基礎知識だけでも覚えることが多く、一度に詰め込もうとすると挫折しやすいです。
ひとつずつ着実に知識を積み重ね、成長を感じる瞬間を多く作りましょう。